恋愛映画

映画【ラ・ラ・ランド】おつまみ【納豆オムレツ】

画像引用:IMDb

こんにちは!ころっぷです!!

今日の映画は【ラ・ラ・ランド】です。

世界中で大ヒットを記録し、各国の映画賞を総なめにした傑作ミュージカル。

クラシカルなミュージカル映画へのオマージュと、

最新の映像技術が見事に融合した、

一級のエンターテイメント作品です!!

この映画はこんな人におススメ!!

●ミュージカルが好きな人

●夢を追い続ける人

●ロサンゼルスの美しい景色が観たい人

●人生の悲哀を味わいたい人

タイトルラ・ラ・ランド
製作国アメリカ
公開日2017年2月24日(日本公開)
上映時間128分
監督デイミアン・チャゼル
出演ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、
ジョン・レジェンド、J・K・シモンズ

歌と踊りに身を任せたい時に観る映画

今回は大ヒット作品【ラ・ラ・ランド】です。

【セッション】のヒットで勢いに乗ったデイミアン・チャゼル監督が、

往年のハリウッドミュージカル映画にオマージュを捧げた作品です。

主演はライアン・ゴズリングとエマ・ストーン。

息のあった二人の演技が、物語に説得力を与えています。

ジャズピアニストの役に挑む為に、ライアン・ゴズリングはピアノを猛特訓し、

演奏シーンでは実際にピアノを弾いていたそうです。

ブロードウェイ経験もあるエマ・ストーンの表現力豊かな歌唱シーンも見事で、

確かな技術と情熱が映画に特別な魔法を掛けています。

人生の悲喜こもごもを歌と踊りで表現するミュージカル映画。

考えてみればとても不思議な世界観なのですが、

冒頭の群舞シーンから圧倒的な熱量が伝わってきて、

一気に物語の世界に引き込まれてしまいます。

人間の本来持つ、生へのエネルギーを直接的に表現した様なミュージカルシーン。

最新の撮影技術により、繋ぎ目を全く感じない流れる様な映像も実に迫力満点です。

夢を追う人々のいる風景

映画の舞台はロサンゼルス。

世界中から夢を追う人々が集まる熱気に溢れた巨大都市です。

主人公のセブは時代遅れのジャズにこだわるピアニスト。

不遇の下積み生活中で、

自身の愛するジャズを世間があまり必要としていない事に憤りを覚えています。

一方、ヒロインであるミアも女優を夢見て

撮影スタジオ内のカフェでウェイトレスをしています。

夢を追い都会に出て来た若者達が壁にぶつかり、

生活に追われながらも必死に生きる姿には、誰もが共感を覚える所でしょう。

煌びやかな世界の裏側には、綺麗事だけでは無い現実があったりします。

映画では互いの夢を追いながら、次第に2人が惹かれ合う事で、

ロサンゼルスという街全体が美しく輝いていく様子がロマンティックに描かれています。

人の夢で出来たかの様なエネルギーが渦巻く大都市ロサンゼルス。

街そのものが意思と情感を持って語り掛けてくる様です。

理想と現実、愛情とすれ違い。

揺れ動く二人の物語が、美しい風景に溶け込んでいて印象的です。

ビックドリーム

今日のおつまみは【納豆オムレツ】です。

存在感たっぷりの一皿。

納豆と卵のタンパク質で健康体作りです。

タラコマヨネーズをたっぷりと掛け、葱をこれまたたっぷりと。

滋養強壮の風邪など引くなのメニューです。

オムレツはリーズナブルで自由度の高い料理。

中身が何であれ、卵で優しく包み込めばいつでも夢広がる一皿になります。

ライフ・ゴーズ・オン

画像引用:IMDb

運命に導かれた様に出逢い、恋に落ち、次第に愛し合う。

映画の定石である黄金パターンを踏襲した今作ですが、

人生は時に皮肉で辛辣でもあります。

互いの夢を追う事で、一緒にはいられなくなる。

それぞれ別の道を歩み、それぞれの場所で生きていく。

映画や小説は「こうであったかも知れない人生」を描く物でもあります。

もしもあの時、ああしていれば。あの時あんな事さえなければ。

そんなもしもを映画は見せてくれるものだったりします。

映画を観終わった我々も、当然それぞれの人生に戻っていきます。

映画の幕切れには、その後の人生を想像させる余韻が常にあります。

その瞬間を必死に生きていた登場人物達だからこそ、

我々の心に生じる感動や、思索も味わい深いものになったりするのです。

この映画の主人公達は「こうであったかも知れないあなた」なのかも知れません。

気まぐれな人生の悪戯に翻弄されるのが世の常ですが、

今こうしている自分の人生も、懸命に生きた結果の一つなのだと教えてくれています。

歌と踊りに身を任せたい時に観る映画。

シネマスコープのワイド画面いっぱいに躍動する人生。

素晴らしい音楽と美しい映像に時を忘れる事でしょう。

有名なロサンゼルスの美しい夕景を眺める丘でのダンスシーン。

たまにはクラシカルでロマンティックな映画に、

全身たっぷりと浸ってみるのも中々良いものです。