今回は、長女の中学受験の時に活用した国語の市販テキスト・問題集についてお話します。
長女は国語が最も苦手で、偏差値を上げて志望校合格を果たすには読解力向上が大きな鍵でした。
一方で、塾で授業を受けても即刻性があるわけではなく、また暗記すればいいというものでもないので、当時は本当に悩みました。
そうした中で、様々なテキスト・問題集を試しましたが、今回は、長女の読解力向上に有効性があった本ベスト3をご紹介します。
第1位 論理エンジン 小学生版 6年生―読解・作文トレーニング(出口 汪 著)
著者は、大学受験の国語で有名な方なのでご存知の方も多いかもしれません。
読解力向上に向けて問題集を探す中で、まさか出口先生が小学生向けに問題集を出版しているとは知らず、驚いた記憶があります。
内容は読解問題がメインなのですが、文章の構造や内容をどう理解するかという点に力点が置かれてします。
通常の問題集とは異なり、ステップ毎に問題の難易度が徐々に上がっていくので、割とスムーズに取り組めます。
中学受験用ではありませんが、国語力の基本である文章の大意を把握し、文章を構造から深く理解していくコツが徐々につかめるようになってくるような気がします。
わが家では、隙間時間に取り組み、私が丸つけをして簡単に解説をしながらサポートしていきました。
もちろん即効性はないのですが、手応えのようなものは、本人にもあったようです。
第2位 おはなし推理ドリルシリーズ(学研プラス)
この問題集は、かなり簡単です。
でもストーリーが本当に面白く、長女ももっと解きたいと自発的に解いていました。
受験対策という面もあるのですが、面白い話を読んで問題を解くことにより、国語の問題を解く楽しさのようなものを体験できるという面では効果があったのではないかと思います。
次女もこの問題集をチャレンジさせませたが、長女と全く同じ反応でした。子供の心を鷲づかみにするよくできた問題集なのだと思います。
第3位 国語がニガテな子のための読解力が身につく7つのコツ 説明文編
この本は、読解力に関するまんが形式の本です。
本質的には論理エンジンに近く、文章の構造を理解するテクニックを学ぶことで読解力を上げていきます。
内容的には大人が読んでも勉強になる部分は少なくなく、完成度が高いと思います。
また、まんが形式のため取り組みやすく、長女は時間がある時に繰り返し読んでいました。
なお、物語文編もあるのですが、人気なのか在庫が少なく、Amazonでプレミアムがついた価格になっているのがとても残念です(Kindle版のみ通常価格)。
まとめ
長女の中学受験を通じて感じたのは、国語は偏差値を上げるのに時間がかかるということです。
他の教科ではある程度パターン化された形で解法を暗記すればそれなりに点数は上がっていきますが、国語に限っては、読解力や気持ちを理解する力といった本質的な力の向上が必要なため、一朝一夕では身につきません。
わが家では、こうした問題集を使い、寝る前に1日1題の読解問題を解く(音読付)ことを目標にしてきました。
受験時にどこまで効果が出たのかは正直検証は難しいですが、幸いにも、現在は、割と得意科目になっているので、一定の効果があったのかもしれません。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。