もるるんのよくばりポケット

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劇団☆新感線「神州無頼街」 見てきました

2022-05-23 01:45:21 | お芝居


2022年劇団☆新感線42周年興行・春公演 いのうえ歌舞伎「神州無頼街(しんしゅうぶらいがい)」 東京建物Brillia HALL 2022.05.03 12:00~&05.15 14:00~

2020年に本公演は上演予定でしたが、コロナの影響で中止となってしまい・・・
でも、この春の公演として戻ってきました。

宮野真守さんと、福士蒼汰さん主演。月髑髏の上弦、下弦それぞれの主演だった二人が、今回はW主演です。
共演は松雪さん、木村了さん、清水葉月さんという新感線経験豊富な方と、意外にも新感線初だという、高嶋政宏さん。
どんな話になってるんでしょうか?と期待です。

まずはあらすじ
「時は幕末、ところは駿河国の清水湊(しみずみなと)。清水湊にその人在りと噂された侠客・清水次郎長<しみずのじろちょう>の快気祝いのため、ある料亭に甲州駿河の名だたる博徒の親分衆が集まっていた。続々訪れる親分方を調子よく迎える男がいた。

他人の事情に勝手に口を出しては銭にする“口出し屋“の草臥<そうが>(宮野真守)である。さっそく次郎長一家からも銭をせしめようと、幹部の小政の人探しを手伝うことに。次郎長が出入りで受けたひどい傷を直したという、評判の町医者・秋津永流<あきつながる>(福士蒼汰)だ。次郎長復帰の立役者を宴席に誘うため、探しにいく草臥と大政、小政。

座敷では次郎長の快気を祝い、親分衆が膳を囲んでいた。そこへ、今売り出し中の侠客・身堂蛇蝎<みどうだかつ>(髙嶋政宏)が現れる。妻・麗波<うるは>(松雪泰子)、息子・凶介<きょうすけ>(木村了)、娘・揚羽<あげは>(清水葉月)を引き連れ、己の顔見せのために次郎長の宴席へと乗り込んだのだ。

無作法な挨拶にいきり立つ親分衆だったが、突然もがき苦しみはじめた。首に痛みを感じた次郎長が掴んだのはなんと蠍(さそり)。当時のこの国では見かけない毒蟲を使い、親分衆を皆殺しにし、彼らのシマを貰うとうそぶくと姿を消す。そこに駆けつける永流。瀕死の次郎長だったが、永流は持っていた毒消しでかろうじて彼の命を救う。

一方、辺りを調べに走った草臥は凶介に出会う。その顔は、昔なじみと瓜二つだった。だが、凶介は覚えがない。不審に思う草臥。日の本にはいない毒蟲を使う侠客。昔なじみにそっくりの男−−−。謎に満ちた身堂一家を探るため、永流と草臥は彼らの根城である富士の裾野の無頼(ぶらい)の宿(しゅく)を訪れる。蛇蝎と麗波が築き上げたその街は、喧騒と猥雑と絢爛と頽廃に満ちていた。

豪胆にして無慈悲な蛇蝎が仕掛ける、人の命を金で買う大博打。その妖しき美貌と奇怪な術で人を惑わす麗波。草臥に刃を向ける凶介の正体は。揚羽と側近の風天千之介<ふうてんせんのすけ>(粟根まこと)らに秘められた過去とは。

身堂一家が巻き起こす無頼の風に巻き込まれる永流と草臥。その果てに己自身の宿命と因縁が明らかになり、やがて、日の本の命運すら揺るがす策謀と立ち向かうことになることを彼らはまだ知らない。」


すごい煌びやかな衣装で。。。特に身堂家の皆様・・・
そして、宮野真守さんが歌う歌う歌う~
ただね。ちょっと残念だったのが、音が割れちゃうんだよね~
私、2回目のときは、G列のど真ん中で、すごく聞きやすい席のはずなのに、、、音が割れて聞きづらかった。
歌だけでなくて、セリフも少しそういうとこがあって、何を話してるのかわからないときもあって
それが、ホントに残念でした。
これって、劇場のせい?でも、前はそんなことなかったような。。。。ってことは、今回の音響効果のせい?

 

さて、話の内容は、上のあらすじの通りに進み。。。。

身堂一家を探るため、永流と草臥は彼らの根城である富士の裾野の無頼(ぶらい)の宿(しゅく)を訪れる
そのあとから、、、

無頼の宿で、場所代を取り立てに来た、身堂一家に出会う二人。草臥は麗波と夜会う約束をする。
そして麗波の元に向かった草臥は、操り蟲をしこまれる。
麗波と別れた草臥はくのいちの軍団と出会う。彼女たちは草臥の知り合いのようで、話しかけるが、
彼女たちを斬ろうとする・・・そこに永流が現れ、操り蟲を体から出して、事なきをえる。

操り蟲を体に入れると、そいつを自分の命令の通りに操ることができ、さらにそいつは凶暴になるという。。。

草臥は江戸城のお庭番だった。何かがあると幕府を守る係だが、太平の世で仕事もなく、
それで、草臥はつまらなくなって、抜けてしまったのだった。
ところが富士に埋蔵金を隠してあり、身堂家はそれを使って力をつけているという話があり、
それを調べるために、甚五(凶介)を送り込んだが、きっと操り蟲で身堂家に使われているらしい。

身堂家主催の大きな賭場が開かれるということで、そこに乗り込む二人だったが。。。
身堂家の者どもを倒して、千両箱までたどり着けば、勝ちで、お金を手に入れられるというあくどいもの。
永流は敵を倒して、千両箱までたどりつくが、小判の下には毒虫がしこまれていることまでお見通しだった。

蛇蝎と対峙する永流。毒虫を扱えるのは、大陸から来た自分の父か自分しかいない。
蛇蝎が自分の父親ではとそれを確かめに、無頼の里まで来た永流。蛇蝎に聞くと、永流の父親は殺したという。

ちょっとここから順番があやふやになっているんだけど・・・

操り虫にやられていた凶介を助ける二人。
そして揚羽ももともとは京の都にいたのだった。
蛇蝎も天皇を守ってきた忍びで、揚羽も宮中に勤める身だったけど、永流の父たちに襲撃されたときに
蛇蝎たちに助けられ、そのまま娘となって無頼の里にやってきたのだった。
蛇蝎の目的は、帝を京都からさらってきて、幕府でも討幕派でもない、武士ではない天皇を中心とした
国を無頼の里に作ること。

そのために、蛇蝎は次郎長親分も味方につける。

さて、凶介あらため甚五は、草臥たちと行動するかと思いきや、以前の生活はこりごりと身堂家を選ぶ。
身堂家につかまってしまったが、そこでまた身堂家と相対する。しかし、永流は撃たれてしまう。が、草臥に頼んで、銃弾を取り出し、一命をとりとめる。

身堂家は帝を無頼の里に連れてきたあと、爆薬をしかけ殺そうとしていた。そして世の中を混乱させようとしていたのだった。この首謀は麗波。
それに気づき、永流は援軍を頼むこととする。そのため、棺桶屋のお銑さんと組んで、草臥が援軍をたのみに行くことになった。

援軍の先は、次郎長。しかし、次郎長は蛇蝎の協力する約束をしたというが、、。。
そこを草臥が説得。無頼の里に一緒に向かうことにする。

無頼の里に来た永流たち。くのいち軍団は軍資金のありかを探すことに。

永流は蛇蝎と向き合い、父親は死んでいない。父親は麗波だろうという。
毒虫をここまで扱えるのは、父親以外に考えられない。と。

蛇蝎が話し出す。京都で襲撃されたとき、斬っても斬っても自分の皮まではいで向かってくる永流の父親に惚れてしまい、
女性として作り変えたのだった。自分好みの妖艶な女性に。
そして二人は最凶最悪のカップルとして、無頼の里にやってきたのだった。
(このときの回想シーンの戦いがすごかったです。。。)

そして蛇蝎を倒し、麗波(自分の父)と一騎打ちに。。。すると棺桶の中から草臥が登場し助太刀に。
最後は永流が麗波を倒し、無頼の町は炎に包まれる。。。

次郎長親分の力もあって、みんな逃げて無事とはなるが、、、最後、赤ちゃんの声が・・・
無頼の里で生き残った赤ちゃんを、二人で育てて行こうと。。。(幕)


テンポが速かったので、後半、私の頭の中はちょっとグダグダになり、理解がちゃんとできてないところも
ありましたが、こんな感じの話だったと思います。。。

 

さてさて、いのうえ歌舞伎は面白いです~

ただ、粟根さんの出番が思ったより少ない・・・
じゅんさんも聖子さんもいかなったし。。まあ、古田先輩もだけど。
ちょっと寂しかったかなあ。。。
秋の興行は薔薇サムだから、、、そこは楽しみだけど。。。

狼蘭!懐かしいです。「シレンとラギ」「蛮幽記」にも出てきてた、殺し屋一族ですよね。
またここで出てくるのか~とちょっと感動でした。

永流と草臥のバディはとってもよかったし、相性ばっちりでしたよね。
それと、やっぱり、最凶最悪のカップル。。。蛇蝎と麗波
見た目もキラキラでド派手なのに、めっちゃワルでそのワルがもう振り切れんばかり。
ここまでやってくれると最高ですね。

そして永流の苦悩もぐっときました。
殺し屋の手で人を救っていいのか・・・それを救う草臥。
とてもいいシーンでしたね。

全体的には、とっても楽しめた芝居でした。。。やっぱり新感線は最高です。

 

キャストの感想は。。。

やっぱり一番印象に残っていたのが
麗波の松雪さん
いやあ、お顔小さい。きれいで艶やか。
草臥とのシーンとかは、めっちゃ色っぽいかと思いきや、基本は太めの声で叫んでて
ふり幅がすごい。
で、、、なんですって?実は男だったって?


蛇蝎の高嶋さん
新感線ホントに初めてなんですか?
もうちょっとズレた感があるラップとか最高でした(笑い)
そんで、迫力満点。目が怖いんだよね~
で。。。かなりの変態野郎ですよね。もうこの役は高嶋さんしか
考えられないというくらい、ぴったりでした。

 

永流の福士くん
舞台映えするスタイル。もう少し筋肉が付くともっとよし。
殺陣は月髑髏のときより、ずっとうまくなったけど、、、もう少しかな。運動神経はいいんだよね~
背が高すぎちゃうからそう見えちゃうのかな?
殺し屋稼業に疑問を持っていて、人を救うことで、医者に目覚める。。。けど、やっぱり殺し屋の血が。
という葛藤がすごい出てて。。。よかったです。

 

草臥の宮野さん
歌いまくってましたね~すごく気持ちよさそうに歌ってた。
宮野さんを見るのは、月髑髏以来だったんだけど、、あんなに顎が出てたっけ?って意外だった。
そしてとっても表情が豊か。。。セリフを言っていない時でも、なんだかんだと、どこか動いてる。
「口出しや」っていう商売あるんですね~草臥というか宮野さんにピッタリ!(笑い)
そうそう、カテコでも永流と草臥はすごい仲良しだった


凶介の木村了くん
準劇団員の木村くんは安定のパフォーマンス。
殺陣もうまいし。。。VS宮野さんの戦いは、けっこう緊張してみてましたよ。かっこよかったです。


揚羽の清水葉月ちゃん
久々にお目にかかる葉月ちゃんも、準劇団員ですか?
元気な娘を演じてたけど、実はいろいろ背負ってたんですね~


棺桶やのお銑さんの村木よし子さん
大活躍でしたね。歌うまいし。。。
今回は、劇団員の女性たちの中では一番目立ってた・・・
お銑さんに敢闘賞!


次郎長の川原さん
川原さんがこんなに歌い踊るのを見るのは初めてかも。。。(メインで)
もうですね。。。見入っちゃいましたよ。私。
あのスプレーの曲。ステップを軽やかに踏む川原さん。足がきれいなんだよね~
途中蛇蝎と組んじゃうのかと思ったら、やっぱりそうではなくて。。。
そうそう、川原さんはこうでないと!と思ったのでした。


さてさて。。。秋興行チケット取れるかなあ。。。。

 

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