阪神残念でしたネ。
そう上手くいかないものですね、やはり。
まあ、だから面白いんですよね!(適当)
私は野球は別にそこまで好きではない、
と何度も言うものの、
そういえば、ものすごく野球好きとご近所さんに思われていた時期があった。
小学校4年くらいから小学校を卒業するまで、
ほぼ毎日、家の壁に向かって壁当てをしていたからだ。
学校から帰ると、関西にいた頃のダウンタウンがやっていた「4時ですよーだ」を見た後、グローブとボールを持って外に出て、暗くなるまでただひたすらに壁当てをしていた。
別に友達がいなかったわけではない(多分…)けれど、とりあえず
来る日も
来る日も
来る日も
来る日も
ひたすら、もの言わぬ壁を相手に、ボールを投げ続けていた。
グローブをいくつダメにしたことか。
野球マンガの名作「キャプテン」で、自主練で壁当てし続けていたら、コントロールがよくなってきて同じところにぶつかるようになったのでそこだけコンクリートの壁が凹んでいる、みたいなシーンがあったけど、
私が狙う場所の壁に穴が開くといいのに、くらいのつもりでやっていた。
少々であれば雨の日も、風の日も
もくもくと投げ込みを続ける私を見て、近所の人は
「中学に入ったら、きっとソフトボール部に入るのね(女子野球部はないし)」
と思っていたらしいですが、全くその気はなかったです。
ただ修行のように、狙った場所にボールを当て、はね返ってきたボールはどこに飛んできても取ってやろう、と、それだけを思って2年以上やり続けていたけれど、
まあ、今から考えると、あれは瞑想だったのだろうと思う。
そして、周囲は中学受験なども多くて塾などに行っていた時間、ひたすら壁に向かってボールを投げ続けていたけれど(多少の習い事はしていましたが)、成績は異常に良かったということも申し添えておく。
小学校〜中学校にかけては本当に異常に良かったのだ。自分でもひくくらい。まあ、そういう人は実はいっぱいいる、ということも、後々知ることにはなるのですが。
子供の頃の私は、ひたすら壁に向かってボールを投げるような時間が自分にとって一番必要だということをきっと知っていたのだと思う。
大人になってそんな時間をあまり持たなくなるにつれ、徐々に徐々に、なんだかダメな感じになっていきましたので…。かつての神童今はただの人、っていうのは、こういうことをどんどん削っていっちゃうことが大いに影響あるんじゃないのかしら、と当事者としては思う。
無心に一途にただボール投げるだけ、みたいな時間が人間には必要で、そういう一見ムダな時間を削ったら、実は削られているのは自分の命や魂のようなものではないのかしら?と。