ジム・オルーク擁するGastr Del Sol 新作アルバム『We Have Dozens of Titles』を発表 Drag Cityより5月24日に発売

 


シカゴのエクスペリメンタル・フォーク・デュオ、Gastr Del Sol(デイヴィッド・グラブスとジム・オルーク)が、90年代以来のアルバム『We Have Dozens of Titles』を5月24日にドラッグ・シティからリリースすると発表した。

 

ガスター・デル・ソルはCAKE、Tortoise、また、Touch &Goに所属するバンドと並んで、シカゴ音響派として知られる。この一派は、ケンタッキーのルイヴィルのバンドとともにポスト・ロックの源流を形作った。その中には、Slint、レイチェル・グリムスのRachel'sなどがいる。これらはポスト・ロックを知るために避けて通ることが出来ないグループ。特に、ポスト・ロックを演奏するにあたって、『Upgrade & Afterlife』を聞かないのはモグリというしかない。


ドラッグ・シティのプレス・リリースによれば、アルバムは「これまで未収録だったスタジオ録音と美しく捉えられた未発表ライヴ・パフォーマンスの集合体」であり、「彼らの本領であった流動性への広々とした頌歌を形成している。


1997年のビクトリアヴィル国際音楽祭でのガストル・デル・ソルの最後のライヴで、CBCのアーカイブに保管されていた "The Seasons Reverse "のライヴ・ヴァージョンをチェックできる。『We Have Dozens of Titles』のトラックリストとアートワークを以下でチェックしよう。

 

近年、オルークはソロ・アルバムをリリースしてきた。その中には映像作品のサウンドトラック提供作品が含まれている。オルークは最近、パート・バカラックのカヴァーアルバム「All Kind of People」にも参加。カヴァーアルバムには他にも、細野晴臣、カヒミ・カリィ、やくしまるえつこ(相対性理論)、サーストン・ムーア(Sonic Youth)、作家の中原昌也などコアなメンバーが参加している。

 

ガスター・デル・ソルのリイシュー的な意味を持つニューアルバムのアートワークは、ペンシルバニアの伝説的なポストロックバンド、Helmetに由来を持ち、以後、WarpのBattlesに分岐する”Don Cabarello”が1998年に発表した『What Burns Never Returns』に対するオマージュだと思われる。 

 




Gstr Del Sol 『We Have Dozens of Titles』



Label: Drag City

Release: 2024/05/24

 

Tracklist:


1. The Seasons Reverse (live)

2. Quietly Approaching

3. Ursus Arctos Wonderfilis (live)

4. At Night and at Night

5. Dead Cats in a Foghorn

6. The Japanese Room at La Pagode

7. The Bells of St. Mary’s

8. Blues Subtitled No Sense of Wonder (live)

9. 20 Songs Less

10. Dictionary of Handwriting (live)

11. The Harp Factory on Lake Street

12. Onion Orange (live)


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