昨日、コロナ持続化給付金詐欺で社会的信用のある人の摘発が増える可能性があると書きましたが、残念なことにそれが現実のものとなりそうです。

 

 

産経新聞の報道によれば、

 

持続化給付金を巡っては、国税職員OBによる詐欺事件が全国で相次いでいる。給付金の申請には確定申告書の提出が必要で、共通するのは、税の専門知識を悪用して関係書類を偽造する手口だ。

 

 

東京国税局によると、詐欺容疑で逮捕された塚本晃平容疑者は(中略)確定申告書を偽造していたとみられるが、(中略)他にも、2年12月には愛知県警が詐欺容疑で20代の男を逮捕。大阪府警は同月、大阪国税局OBの40代の男を同容疑で逮捕しており、いずれも確定申告書を偽造していた。本来なら不正を見破る側にあるべき職員らの摘発に国税関係者は「考えられない不祥事」と嘆く。持続化給付金制度を熟知しているとみられる公務員の不正では他に、警視庁が昨年、詐欺容疑で経済産業省の元キャリア官僚2人を逮捕。いずれも有罪判決が確定している。

 

東京国税局は2日、「信頼を著しく損ない、深くおわびする。事実関係を確認し厳正に対処する」とのコメントを出した。

 

僕は、以前国税局の税務調査に入られたことがあると書きましたが、その時、担当の職員にこう言われました。

 

 

「(貴方が稼いだ)そのお金は貴方のお金ではありません。国のお金です。」

 

 

その時も、僕らが稼いだから収めれる税金でしょう。感謝されることはあっても、国のお金と言い切るその職員の言葉には呆れたののです。

 

国のお金と言って憚らない聖人君子であるはずの国税局職員やそのOB、してキャリア官僚もモラルとは、一体どうなっているのでしょう?

 

本来、こういった仕事に付く人には、国民が日本を誇れる日本にして欲しいと願っています。間違っても不正に身を投じることなく、また身内の不正に対しては特に厳しく対処して欲しいと思います。