介護

高齢者が1日に必要なカロリーは?食事に注意

実の両親が入院するに至った、1つの原因は、
おざなりにしていた食事にあると思います。

活動量が減る高齢者ですが、
果たして、どれくらいカロリーが必要なのでしょうか?

私の体験も交えて、お伝えします。

「食事って大事だな」と思う

2021年11月に
70代前半の実父母が入院する事態になりました。

私の父と母は、
65歳を過ぎてから、非常に食が細かった。

老夫婦の2人暮らしで、
母は料理をあまりしなくなり、
食事はスーパーで購入した惣菜で済ませていました。

最終的には、
母はフレイルの状態になりました。

惣菜も食べ飽きて残すようになり、
冷蔵庫に食べ残しが積み重なっている状態でした。
食べ残しの処分すら、
自分で出来ない状態になっていました。

両親のことを反面教師にして、
やはり食事は大切なんだなと、
学ばせてもらいました。

高齢者が1日に必要なカロリーは?

私の両親は、
あまり食べなくて弱ってしまったのですが、
果たして、高齢者には、
1日にどれくらいのカロリーが必要なのでしょうか?

働き盛りの世代の必要カロリーと比べてみましょう。

1日に必要なカロリー<男性>

・座っていることがほとんどの方

30~49歳 : 2300kcal
65~74歳 : 2050kcal
75歳以上 : 1800kcal

・座り仕事中心だが、散歩や階段の上り下りをする方

30~49歳 : 2700kcal
65~74歳 : 2400kcal
75歳以上 : 2100kcal

1日に必要なカロリー<女性>

・座っていることがほとんどの方

30~49歳 : 1750kcal
65~74歳 : 1550kcal
75歳以上 : 1450kcal

・座り仕事中心だが、散歩や階段の上り下りをする方

30~49歳 : 2050kcal
65~74歳 : 1850kcal
75歳以上 : 1650kcal

65歳から74歳の世代なら、
働き盛りの世代と、大きく違いはありませんね。

 

高齢者はどれぐらい食べればいいの?

では目安として、2400kcalの食事って、
大体どれくらいの量なのでしょうか?

<朝>
ご飯1杯、
納豆1パック、
筑前煮1人前

<昼>
うどん
天ぷら1人前、

<間食>
ヨーグルト100g

<夜>
ご飯1杯、
肉野菜炒め1人前、
冷奴 豆腐半分

このように考えると、
高齢者でもきちんと食べないといけないな、
と思いませんか?

2人暮らしで、ちゃんと食べてくれるか心配

2人分だと、食材を余らせてもったいない。
食事を毎食きちんと用意するのは大変。
両親に任せていたら、きちんと食べてくれるか心配。

このような心配もあります。

美味しい食事を食べてほしいから、宅食サービスの利用がおすすめ

宅食サービスなら、調理されたバランスの良い食事を届けてもらえます。
食材を余らせる心配もありません。

2人暮らしのご両親にお届けするように、
お子様から頼んでみられるのはいかがでしょうか?

宅食サービスとは?

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高齢の方だけでなく、忙しい子育て世代の利用にもおすすめのサービスです。

宅食サービスのメリット

(1)品数が豊富

色々な食品を少しずつ食べられます。
栄養バランスの整った食事を摂れるところが魅力です。

(2)温めるだけですぐ食べられる

温めるだけで食べられるので、調理が心配な方にも安心。

(3)いろいろな形状の食事に対応してもらえるサービスもある

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高齢者の食事にメディミールを私がおすすめする理由6つ
 

まとめ

・74歳までの高齢者が1日に必要なカロリーは、働き盛りの世代とあまり変わらない。

・高齢者の2人暮らしだと、食材があまるので、精神的に負担になることも。

・自分で作るのが大変な方は、宅食サービスを利用しよう。