「就職したい」「転職したい」「給料を上げたい」「会社に言われた」…
資格を取る必要に迫られているけれども、「試験勉強が苦手で気が重い」という人もいますよね。
突然ですが、私の数少ない特技が「試験勉強がめちゃくちゃ得意なこと」です。
参考までに、以下が実際の保有資格と取得までにかかった勉強期間です。
- 簿記2級(未経験から3ヶ月)
- TOEIC815点(4ヶ月)
- 宅地建物取引士(未経験から4ヶ月)
- 建築CAD検定3級(実務経験+1ヶ月)
- 漢字検定準1級(?)
- 基本情報技術者(未経験から2ヶ月)
- 賃貸不動産経営管理士(実務経験少し+1ヶ月)
- 公務員試験の筆記試験(倍率8~10倍)×3回全て突破(1回目、2回目とも2ヶ月)
(※常に仕事や子育てと並行しているので、実質の勉強時間はもっと少ないです)
そして、この中で漢字検定以外は全て独学かつ一発合格です。
(漢字検定は本当に難しいので一度落ちましたがリベンジした2回目は高得点で入賞しています)
「元々頭がいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、私は3流大卒の平凡な主婦上がりです。
これで「得意」という客観的な証拠になったでしょうか。
今回はとりたてて有益な情報を持たない私の数少ない有益情報である、「一発で試験に合格できる勉強法」についてご紹介しようと思います。
「試験勉強の要領が悪い」「試験までの段取りが苦手で間に合わない」といった方は参考にしていただければ幸いです。
独学で合格する最強勉強方法
早速、具体的な手順に入りますね。
手順①:過去問(か問題集)を試験1回分解く
解けなければ解けないで全然かまいません。
過去問を解く目的は、「自分と敵(試験)との距離を知ること」です。
遠すぎたら、勉強時間を増やす覚悟をするか、支障がないなら受検時期を延ばしましょう。
案外余裕そうなら、手順②を飛ばして③に進んでください。
手順②:テキストをざっと読む
無理そうでも余裕そうでもない場合は、まずはテキストをざっくり読みます。
この時のポイントは、「覚えようとしない」ことです。
最初にテキストを読む主な目的は、①「学習内容のざっくりとした把握ができている安心感」②「学習内容を一度は通しで勉強したぞ!という達成感」を序盤で持つためです。
そしてもしここで、あまりに内容が意味不明だったら、以下のどちらかの方法を取りましょう。
①もっと簡単なテキストに買い替えてそちらから読む
②YouTubeなどでポイントを解説している動画を観て、まずテキストに書いてあることを受け入れられる素地をつくる
手順③:問題集を1冊解く
テキストがなんとか理解できそうだったら、問題集を解きます。
この問題集を解く時のポイントは、「分からなければさっさと解説を読んで進む」です。
嫌にならないうちに、とにかく最後までさくさくと解き切りましょう。
手順④:テキストを「しっかり」読む
問題集を無事に1冊解き切ったら、苦手な分野や出題で問われるポイントがなんとなくつかめていると思います。
その後に、2回目のテキストを読みます。
今度は、「細部までしっかり」読みます。
理解できない箇所があったら都度動画を観るかネットで検索してメモでも取っておきましょう。
それでも一度では当然覚えられないでしょうが、それでいいです。
手順⑤:問題集で間違いが無くなるまで解く
テキストの内容が頭に大体入ったら、2回目の問題集を解きます。
解く際に、今度は「〇:何度解いても正解すると思う」「△:正解したけど勘・あやふや」「×:不正解」の印を付けておきます。
①まずは全て印をつけながら解く
②2回目は△×印のものを解く
③3回目以降も同様にすべて〇が付くまで解く
あまり間を空けずに解くと理解しなくても答えを覚えてしまうので、合間に苦手な部分のテキストでも読んでいくとよいでしょう。
あと、たまに「解説を読んでもどうにもこれだけは理解できない」といった問題があります。
数問であれば、そのまま諦めてほおっておきましょう。
試験の合格点は、どの試験でも大体6~7割、8割を超えることはあまりないです。
数問で苦しむくらいなら潔く捨てましょう。
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以上で勉強法の紹介は終わりです。
これで大体試験に合格します。
「え、案外普通」と思うかもしれません。
普通でも、やれば受かります。
ぜひこの方法を行っていない方はこの方法で勉強してみてください。
基本こそ王道です。
合格への鍵!効果的な試験勉強計画の立て方
ついでに、「勉強計画の立て方」についても、自分が普段やっている方法を書いていきたいと思います。
(もっと効率的な方法があるよ!と言う方は、是非その方法を使ってください笑。あくまで個人のやり方の紹介です。)
計画①:まずは必要なテキストと問題集を全て最初に揃える
テキストは評価が良さそうで見やすいものを選べば、そこまで違いはないと思います。
TOEICなど試験が独特のスタイルだったり、過去問から頻出問題がでるようであれば過去問を買います。
この時、過去問は少し前のものをメルカリなどで買うといいです。
なぜなら、
去年の問題は今年出ないので最新のものを買う意味があまりないからです。
ただしFPや宅建士など、法令が頻繁に変わるようなものは古すぎない方がよいです。
(私は2~3年前のものを買います。もちろんお金に余裕がある方はテキストだけは最新のものを買ってください)
計画②:テキストと問題集のページ数を確認する
1日にどれだけ進められる=1冊に何日かかるのかを把握するためです。
計画③:試験までの日数と、使える時間を計算する
何日使えるのかを把握したら、「〇日までに○○まで終わらせる」などざっくりカレンダーに予定を割り振っていきます。
割り振った結果、「時間がどうにも足らない!」という場合は、次の「時間がない!」の見出しへお進みください。
計画④:実際に計画を進めて、予定に対して遅れが出たら調整する
調整は、「テキストの詳細部分の理解を諦める」「得意な分野は問題を解かずに答えだけ確認する」「確保する時間を増やす」などの方法で対応します。
時間がない!試験までに間に合わない時の勉強方法は?
「時間はないけど、受験日はずらせない」という場合もありますよね。
その場合は、最初に問題集の問題と解説を全部読んでください。
解く時間がないなら、解くのをやめましょう。
その後に、余裕があればテキストの以下の部分だけ読んでください。
※TOEICの場合はテキストを読む方法が使えないので、「TOEIC点数アップのコツ」を書いた本がありますのでそちらが役に立ちます。あとは重要ランクの単語だけひたすら叩き込んでください。
(※そのうちTOEIC対策記事を書いてリンクを貼る予定です)
それで時間が余れば、今度は解説を読まずに問題集を解いてみてください。
試験勉強、やる気が出ない…モチベーションを高める方法
勉強方法について書いてきましたが、実際に一番試験に失敗する原因は「やる気が出ないうちに勉強が遅れ、よりモチベーションが下がった結果、試験に間に合わなくなってしまった」ではないでしょうか。
やる気が出ない時の解消法について、私がいくつかやっていることを挙げますね。
宣言してできないと恥ずかしいので、多少抑止力になります。
ただしフォロワーさんたちは優しいし他人を叱咤激励するメリットがないので、できないときも馴れ合ってしまう点に注意は必要です。
動画やアプリを使用する
勉強するときがいつでも頭が働いていて元気、なんてことは特に社会人ではなかなかないでしょう。
疲れているときは疲れているときなりの勉強をして、モチベーションの低下を防ぎましょう。
動画を観るのはおすすめです。
1問、または1ページだけ解く
「1問だけ解こう」と思えば、結果3ページくらいは頑張れます笑。
きちんと言えば、「タスクの細分化」により勉強に取り掛かる心理的な負担を減らします。
さらに言うと、「問題が解けない、解くのが大変」だから負担な訳なので、得意な分野を解くと負担感は減ります。
日常のルーティンと合体させる
「電車を待つ間」「コーヒーのお湯が沸く間」「料理ができる間」
日常の中に、何に使えるほどでもない数分の時間があると思います。
そこでアプリなどを使って問題を解く習慣をつけましょう。
アプリがないような試験であれば、以下の方法がおすすめです。
- 覚えたいテキストの図解などを写真に撮っておいて見る
- 勉強していてよく分からなかったところを調べてみる
分かっていてもできない!という場合は?
「それでも試験勉強がどうにも無理!苦手!」という方もいると思います。
そういう方は、
諦めて通信教育を受講して、完成されたメソッドに自分を委ねましょう。
私は完全独学派ですが、webライターとして記事を書くために通信教育の体験をしたことがあります。
ものすごく便利ですね!!!!!
特に最近は「スタディング」のような低価格のものや合格保証、合格した場合の受講料返金制度が付いている講座もあるため、一概に「独学じゃないとお金がかかる」ということもないな、と思いました。
(それでも多分今後も独学で受験すると思いますが)
自信がない方は、完成されたプロのシステムに乗っかるのもいい選択だと思います。
一発合格への道!まとめと成功のポイント
独学が難しいといわれる試験でも独学で合格はできる、ということと、そのための勉強法について解説しました。
まとめとして見出しを置いておきますので、気になったら試してみてくださいね。