脳脊髄液減少症の回復期(ブラッドパッチや生食パッチ後)の過ごし方って、すごく難しいと思います。
4回ブラッドパッチをした息子の経験を元に、ブラッドパッチ後の過ごし方について、私が思った事を少し書き綴ってみたいと思います。
以前の記事は↓こちらです。
ストレス発散も大事!
長い闘病生活でも、うまくストレスを発散しつつ、穏やかに毎日を過ごせるといいですよね。
子どもが登校できずに、家でゲームをしていると、ついつい叱ってしまいがちですが、ゲームもストレス発散の手段としては有効だと思います。
親としては、登校できないのにゲームばっかりして…とついつい思ってしまいますが、病気が原因で登校できなくなった子どもの場合には、少し事情が違うようです。
息子が元気になってから、ぼそっと言っていた一言には妙に納得させられました。
「(ゲームでストレスを発散していたから)もしゲームを禁止されていたら、大変だっただろうな…」と。
息子は体調があまりにも悪いとゲームすら出来なかったので、一時期はゲームができるかどうかが健康のバロメーターにもなっていました。
親と同じように、登校できない事にストレスを感じている子どもは、
「ストレスを発散させる手段として、ゲームをやっている可能性がある」
という事を息子の経験を通して感じました。
社会との繋がり
登校ができなくなると、社会との繋がりがなくなり、家だけが唯一の居場所になってしまいがちです。
息子は、始めのうちはLINEなどで学校の友達と連絡を取り合っていたようですが、登校できない期間が長くなるにつれ、徐々に連絡を取らなくなっていったようです。
そうなってくると心配なのは、社会との繋がりがなくなってしまうこと。
思春期の子ども同士の繋がりは、大人になる過程で欠かせない「コミュニケーションの練習の場」でもあります。
息子の場合、闘病生活中は登校できないながらに「ゲーム仲間」が徐々に増え、ゲームを通して社会との繋がりを息子なりに保っていたように思います。
ゲーム仲間以外でも、スクールカウンセラーや整骨院の先生など、家族以外の第三者と話す機会は、息子にとって良い息抜きになっていたようです。
ゲーム
本当は、同じ年頃の子との交流が望ましいのですが、学校のある時間帯に一緒にゲームをするとなると…やはり少し年上の平日休みや夜勤の社会人との交流となっていたようです。
そしてその繋がりは今でもあるようで、たまに誘われて同じ時間帯にゲームをしているようです。
先が見えない闘病生活において、メンタルを保つことってなかなか難しいですが、好きな事が少しでもできれば、それもストレス発散に役立つんじゃないかと思います。
再発が心に与えるダメージ
回復期に無理をしてしまい、再発(または悪化)してしまう方も中にはいらっしゃいます。
思春期の子どもなら、なおさら動けるようになったのが嬉しくて、早く元の生活に戻りたい…そう思って頑張ってしまうのも、無理もない事だと思います。
しばらくの安静の後に復活できればいいのですが、万が一、復活できなかった時の心のダメージはかなりのものだと思います。
目安としては、少し無理をしても1日か2日で元に戻ればいいのですが、それ以上かかるような場合には、無理のし過ぎの可能性があります。
気圧の影響などで体調不良が長引く場合もありますが、回復期はくれぐれも無理をし過ぎないように気をつけてくださいね。
長くなったので、⑤へ続きます。