脳脊髄液減少症の回復期(ブラッドパッチや生食パッチ後)の過ごし方って、すごく難しいと思います。
4回ブラッドパッチをした息子の経験を元に、ブラッドパッチ後の過ごし方について、私が思った事を少し書き綴ってみたいと思います。
以前の記事は↓こちらです。
快復へ向けて
ブラッドパッチだけに頼って快復を待っていると、なかなか難しい場合もあると思います。
息子の場合は、結果的に生食パッチ2回、ブラッドパッチ4回をしましたが、快復の過程でその他にも様々な事を試しました。
漢方、点滴療法、栄養療法(サプリなど)、温熱療法、整骨院など…
整骨院に関しては注意が必要で、ボキボキやるタイプの整骨院が元で脳脊髄液減少症になられた方も中にはいらっしゃるので、くれぐれも整骨院選びは慎重になさってくださいね。
睡眠、栄養、水分、血行促進
療養中に大事なのは、睡眠、栄養、水分、そして適度に体を動かして血行をよくすることじゃないかと思います。
特に過眠気味の方はついつい水分と栄養が疎かになりがちだと思いますが、枕元にストローキャップ付の水筒を置いたり、ゼリー飲料など手軽にとれる栄養なども利用して、しっかりと水分と栄養を摂られるといいと思います。
ブラッドパッチは自分の血液を使うので、良い血液になっていないと効果が出にくい可能性もありそうです。
栄養療法の情報の中に「病気の人は、健康な人に比べて、病気を治すために多くの栄養が必要だ」というものがありました。
また同じ量の栄養を摂っていても「吸収率には個人差がある」ので、元気な人と同じ量を摂っていても足りているとは限らないそうです。
胃腸の調子が悪い人は特に、ボーンブロススープなどの吸収しやすい形で栄養を摂取する事が大事かもしれません。
運動
運動に関しては、体調によってできる事は違ってくると思います。
寝たきりの方なら、手足のグーパーなども含めたできる範囲でのストレッチ。
ある程度動ける方なら、ウォーキングなど。
血行を良くする事で、代謝もよくなり、栄養も吸収しやすくなると思います。
諦めないこと
最後に、これが1番大切だと思いますが、決して諦めないでくださいね!
今までに同病患者さんのブログをたくさん読ませていただきましたが、諦めずに様々な情報を求めて試した方は、ある程度、快復されているように思います。
医療も日々、進歩しています。
MRIの装置も、昔よりも鮮明に画像が見えるようになってきているそうです。
また、息子のブラッドパッチも4回目になって始めて、X線透視下で行われました。
ところで、以前リブログした「硬膜外気体注入療法」で、体調が良くなってきたという方もいらっしゃいました。
(最近、ご報告をいただき嬉しく思っています)
息子も以前、検討した治療法なのですが、当時は情報が少なかったため、息子自身は取り入れませんでした。
こうやって情報が広まるにつれ、試される方も増えているようです。