マーケティング

【和食さと】大量閉店!閉店の要因とは!?

老若男女問わず幅広い層に人気のファミレス『和食さと』

現在、全国各地に200店舗以上を展開しております。

選択肢の豊富なメニューや食べ放題メニューが人気の『和食さと』ですが、2023年1月末に一気に7店舗を閉店します。

それ以降も多くの店舗の閉店情報があり、店舗数は減少していく一方です。

いつも賑わっているイメージのある『和食さと』に一体なにがあったのか?要因を調査しました。

2023年に閉店した『和食さと』店舗一覧

・関西エリア

北栗東店、久々知店、京都五条店、布施長堂店、庄内⻄店、伊川谷店

・中部エリア

康生通店、イオンタウン菰野店

・関東エリア

武蔵村山店、東久留米店、多摩ニュータウン店

コロナ前から赤字だった!?

全国に200店舗以上展開しており、一見好調に見える『和食さと』ですが、運営するSRSホールディングスはコロナ前から赤字と少額の黒字を行ったり来たりと、業績は以前から決して良くはありませんでした。

もちろんホールディングスでの決算なので『さん天』『かつや』などの他業態も含めての結果とはなりますが、『和食さと』が主軸業態である以上そこが黒字でない限り会社としては厳しい状態となるでしょう。

SRSHDの業績・財務 – 8163 / プライム / 小売業 | バフェット・コード (buffett-code.com)より引用

コロナ拡大以降は特に厳しい経営状態が続いています。

『和食さと』閉店の要因とは!?

不採算店舗の損切り

1番の要因として考えられるのは不採算店舗(赤字店舗)の損切りです。

200店舗以上展開をしていると、必ずではありませんが結構高い確率で数店舗は赤字の店舗があります。どんなに好調な業態でもです。

『和食さと』レベルの店舗規模だと、店舗面積が大きく家賃が高額だったり従業員をたくさん抱えておかなくてはならないなど様々な費用がかかるため、場合によっては月間で数十万、数百万円の赤字も可能性としては考えられます。

しかし、店舗をオープンする際に初期費用をかけていたり、多くの従業員を雇用していたりするので、赤字状態からと言ってすぐに閉店できるわけではありません。また、閉店するにも多額の費用がかかります。

そのため普通の企業は赤字だとわかっていても、数か月~数年間かけて黒字奪還の施策を色々と打っていくことになります。

色々な対策を打ってきた『和食さと』の不採算店が、もうさすがに厳しい…となったのが今回の閉店ラッシュだったのではないかなと推測しています。

物価高騰が決定打か

ロシア・ウクライナ戦争以降世界的に物価の高騰が起きています。

食材や電気料金・配送費などが大きく値上がりし、飲食店で影響のない店はゼロと言っていいほど大きな影響を受けています。

もとから赤字で運営していた店舗は、今回の物価高騰により更に赤字額が膨らんでいきました。好調な店舗も利益が今までより少し小さくなってきます。

SRSホールディングスはギリギリの経営をしてきたので、不採算店舗はこれ以上抱えてられないと判断したのではないでしょうか。

閉店に際する一時的な費用はかかっても、毎月のように苦しめてくる赤字はなくなります。

SRSホールディングス全体の売上高は上がってきているようなので、利益改善を期待したいところですね。

私も『和食さと』には度々行きますし、同じグループの『かつや』『さん天』は個人的に好きな業態なので、『和食さと』で利益を確保に向けて頑張ってもらいたいなと思います。

『和食さと』の今後の動向に注目していきましょう。

※本記事のサムネイル画像は和食さと|サトフードサービス (sato-res.com)より引用しております。

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