砂山・竜ヶ岳 (クレフィール湖東 至福の湯)

三重

三重県いなべ市/2022年11月5日/晴れ
技術:初級 体力:中級(6時間)

昨日の鈴鹿の上高地では浴びるほどの紅葉を堪能できました。しかし人間贅沢なもので、眺望がほぼなかったのが少し不満で、今回は眺望を求めて久々の竜ヶ岳に行きます。という事で、はい!また鈴鹿・セブンマウンテンです! 

今回はヤマレコNO.4853412を参考にしましたが、嫁さんが反対回り(時計回り)のほうが良さそうとの事で、宇賀渓駐車場 ➡ 砂山 ➡ 長尾滝 ➡ 中道 ➡ 竜ヶ岳 ➡ 遠足尾根 というレコの逆回りコースで行きます。結果、これは大当たりでした。

まずこの時期問題の宇賀渓駐車場の満車が怖いので、少し早めに家を出発し8時過ぎには現地に着いたのですけど、この時点で既に残り数台。運良く入口近くに駐めれましたが、先週末は6時半の時点で満車になっていたそうです・・危なっ! 紅葉人気あり過ぎるわ!

8:20出発 もう車パンパン
なんかリューアルされてる
ここから遊歩道へ
序盤は石段が続く
今日も快晴です
休憩場所が適度にある

宇賀渓駐車場では人出がかなりあり、僕らが選択したコースは竜ヶ岳で一番の難コースと係りの方が仰ってました。その為かこのコースでは殆ど登山者はいませんでしたが、砂山までは遊歩道的な道が続き、手入れされた積石の階段と、適度に休息場があるので、割りと楽ちんなコースでした。

紅葉もそこそこ美しい
ここから尾根道へ
目指す竜ヶ岳が見える
あの稜線へ登る
少しずつ激しくなってきた
砂山に出た
砂山山頂 558m

竜ヶ岳自体もかなり久々であり、砂山は確かこれで2回目となります。ここからは目指す竜ヶ岳の山頂、眼下の市街地や伊勢湾が見渡せ、低山だけど景観はかなり良い場所です。

尖ってるねぇ
竜ヶ岳山頂方面
伊勢湾方面

砂山にはご老人のご夫婦がいらっしゃいました。砂山から長尾滝を経て、宇賀渓キャンプ場へ戻れるので、お子様連れやご高齢の方では、このショートコースで回られてもいいと思います。ただ、僕らも覚えてなかったのですが、長尾滝手前には直角の梯子があるので、そこだけご注意ください。

僕らもまず長尾滝へ向かうため、一旦下ります。

この時期の森は美しい
なんとなく大山に似てる
まぁまぁの下りが続く
美しい川に出た
渡渉する(簡単です)
岩と水が綺麗
何故か厳重なロープ場が
ん? 道がない
ほぼ直角の鉄梯子

長尾滝手前で道が無くなり、10m位でしょうか? ほぼ垂直の鉄梯子が現れます。以前は反対回りだったので多分余裕でしたが、僕は若干の高所恐怖症なので下るのは少々怖い。まぁ赤岳の時に比べると大した事ないのですけどね。

GO!
まあまあ高いぞ
着いたかな
こんなんです
長尾滝へ下る
しかし梯子覚えてないなぁ

先程の老夫婦が梯子を下れるか、いらん心配をしながら長尾滝に到着しました。ここは以前にも来ましたが、滝壺の水が凄く綺麗で、イオンが溢れている感じがします。複数の登山者が眺めておられ、ここからは他の登山道と合流するので、人が一気に増えました。

落ち葉のライン
色合いが凄いな
滝壺の底まで澄んでる

夏場なら飛び込んでみたいくらい綺麗で神秘的でした。さて、ここから中道登山口分岐まで川沿いを進み、そこから山頂を目指します。この分岐から先が本格的な登りとなり、否応なく下半身を鍛えられる事となります。

数回渡渉あり
中道分岐点
竜ヶ岳へはここから左へ登る
砂防ダムの続く谷を行く
美しい岩と水と自然
ダム超えの梯子1
ダムの上
景色が美しい
ダム超えの梯子2
そこそこ高い(簡単です)
ロープ場
軽い岩登りもある

何段にも重なる砂防ダムを越えていきますけど、中道なかなか面白いね。鈴鹿は水も岩も森も綺麗なので、飽きさせないなぁ。この砂防ダムの谷を奥まで詰めると急坂が始まり、久々に脹脛と太ももに乳酸が溜まりました。

ここからが本番
角度がなかなかだよ
紅葉に癒やされる
鎖場・ロープ場
長い・・
森が開けてきた
中腹は紅葉真っ盛り

谷筋を外れてから結構長い急坂が続くのですが、紅葉がどんどん溢れてくるので気持ちがいいです。標高800m位からは少し山の雰囲気も変わり、所々で視界も開けて、鈴鹿の山々も見渡せました。

森を抜けた
御在所方面
大ガレの上
少し雲が多いけど、鈴鹿の山々を一望
市街地方面
遠足尾根方面
目指す山頂

急坂の森を抜けると、竜ヶ岳らしい見晴らしの良い尾根道へ出ました。御在所方面には立派な山々が連なり、いなべ市方面や伊勢湾、下りで通る緩やかな遠足尾根、竜ヶ岳山頂と360℃見渡せる、今日求めていた素晴らしい景色です。

気温は大体10℃前後で、風が吹くと少し寒く、太陽が照ると少し暑いというある意味ベストコンディションでした。山頂までは背の短い笹が一面に生えている登山道をゆっくり登るだけです。

気持ちのいい稜線
最後は緩やか
楽しみな遠足尾根
登ってきた道
何ともいえん
山頂だ

緩やかな山頂稜線を進んだ先に頂上広場がありますが、想像を越える登山者で賑わっており、100名位いらっしゃいました。こんな竜ヶ岳は初めてです・・けど、山頂写真は人が多すぎて、ほぼ使えません笑

竜ヶ岳 1099m
11:48 3時間30分も掛かってる
三角点あり
遠足尾根方面へ
シルエットなら大丈夫か
下りは土が滑りやすい
竜ヶ岳といえば、この長い稜線

山頂稜線は結構風が強いので、下り方面へ進み風が弱い場所を探します。前方に見える少し窪んだ場所が良さそうなので、そこへ向かいます。

あの小山の影が良さげ
かなりマシ
この登山道が竜の背らしい
嫁さんにはしっくりきてない
絶景ポジション
はい! 旨い!

僕らの山飯では、ゆで卵とカップヌードル(シーフード・味噌・カレー)がテッパンですが、皆さんはどうなんだろ。お昼休憩終了時が12:20だったので約4時間、今日は早くからゆっくり登ったので、いい感じの時間帯です。あとは遠足尾根を下山するだけですが、この尾根よ! 下りに通ると絶景が続き、凄くいいよ!

稜線歩き開始
あそこを歩く
整備されてる
物置小屋だった
木道整備中
天空感あり
目の前を鹿の群れが横切る
止まって後続の仲間を見てる
3頭位が立ち止まる

大きな足音がして、10数頭の鹿の群れが目の前を左から右に通過。ただ数が多すぎて途中で停止し、僕らを警戒。一応こちらも止まってお先にどうぞ!! をしてみたのですが駄目でした。右の写真では登山道の左側にいる3頭が渡るか渡るまいか、戸惑っています。5秒くらいお互い見つめ合っていました笑

先頭はこの中に消えた
シシ神様かもね
ここは天空の楽園だからさ
歩きやすい
あっこから下りてきた
景色最高!
藤原岳かな
森に突入
山頂稜線終わり

美しい稜線歩きも終わり紅葉の森に突入しましたが、途中までは意外にも自然森が続き、なかなかこれも良かったです。

そして、遂に苦行の杉林が始まりました。ここからは、ほぼ変化なし・急下り・相当長い・面白くないと今日イチのつまらんルート。逆回りだとこれを登らないとならないので、辛さが倍増するでしょう。

イベントは、この岩山くらい
相当下ると休憩場あり
やっと舗装路に出た

撮れ高なくて写真3枚だけですが、この区間は相当長く下りは膝にキます。林道に下ると川の脇を走る舗装路になり、そのまま宇賀渓キャンプ場まで繋がります。

後はずっと舗装路
竜の雫
湧き水ではないかな?
キャンプ場に出た
新しいレンタルショップ
14:22着

竜ヶ岳には久々に登りましたが、最後の長い杉林の下りが相当辛かったけど、その他は変化に富んでとても楽しい登山コースでした。

さて、登山後はR421を滋賀県側に戻り温泉に向かいましたが、この辺り温泉自体が少ないんですよ。有名なのは永源寺温泉 八風の湯ですが、ここは休日1500円もするので登山後にサッと入るには不向き。うーんんん・・今日は温泉じゃないけど、クレフィール湖東にある至福の湯に行く事にしました。

予想以上に立派な研修などのホテル複合施設に併設されているお風呂。昔は地下水を使用していましたが、現在は普通の水=水道水らしいです。内湯2つ(15名ほどの白湯・5名ほど薬草湯)、露天1つ(10名ほどの岩風呂)のみ、要はでかいただのお風呂です。施設はかなり綺麗で人も少ないけど、温泉ではないので1時間も入れない。これで休日800円もするので、僕らのコスパとしては低かったです。

パターゴルフもある
名前はいいんだけどね

至福の湯