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子供がクセになるおもちゃ 「くるくるスロープ」を作る

くるくるスロープは、子供のおもちゃとしては定番の商品ですが、スロープを走り降りる動きがクネクネして面白いので、ついつい見続けてしまいます。

さまざまな玩具メーカーが同じような商品を出していますが、ドイツ製のクーゲルバーンのものなどが定番で、子供の室内遊び場でに置かれているのをよく見かけます。


Beck/ベック社 トレインカースロープ

みとパパ

今回は、そんなくるくるスロープを作ってみたので紹介します。

スロープの作り方

使った材料は、家に余っていた端材を利用しました。

強い強度を必要とする組み立てでもないので材質はどれでも問題ありませんが、今回はちょうどよい大きさの端材があったので、フレーム部分は、メルクシ集成材を使用しています。

全体の大きさ

スロープの長さや幅は自由に決めてもらってよいですが、クネクネした動きを多くしたい場合は、スロープの長さを短くして折り返しを多くします。

幅は車両の大きさと関係するので、あらかじめどれくらいの大きさのものを作るかを想定してから決めるとよいです。

今回は、出来上がったあとの保管スペースのことも考えて5段の折り返しができるくらいの大きさに設定しました。

スロープ部分の構成

最初に側板と支持材でフレームを作ってからスロープの板材をはめ込んでいきます。

支持材は等間隔で3か所に木工用ボンドで固定させます。

側板は両側のフレームにはめ込むので、両側に+5㎜の余りを確保して、24㎝+5㎜+5㎜=25㎝の長さに設定します。

スロープ板は、ホームセンターにあるような1.5㎜程度の薄い板材2枚をボンドで接着して使うことにしました。

側板をフレームに埋め込むために5mm程度の溝を作ります。

トリマーで一直線に溝を作ることができると作業は楽になるのかもしれませんが、我が家にトリマーはないので、地道にドリルとノミを使って穴を掘っていきます。

みとパパ

市販のものは、トリマーで一直線に溝を作ってスロープをはめ込んでいますね。


Beck/ベック社 トレインカースロープ

スロープの設置位置

スロープの勾配は作る車の動きにもよるのですが、どちらも調整しながらだと決められないので、一つ先に作った車をもとにスムーズに降りていく角度を調整して決めました。

最初のスロープだけ勢いをつけるために勾配を少しだけ急にしています。

(全部同じでも大丈夫です。)

あとは、縦:横=1:8の割合でフレームに溝を作ってスロープを設置します。

反転用スロープの設置

スロープの設置が終わったら、車がスムーズに折り返しできるように反転用のスロープを取り付けます。

みとパパ

これがないと車はスムーズに反転してくれなくなります。

一番下の段まで取り付けてスロープの完成です。

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車の作り方

車は何台か作っておくと、追いかける感じの臨場感や連続的なスピード感が楽しめるのでおすすめです。

2連結がバランス的にはちょうどいいですが、3連結など違うパターンも作っておくと動き方やスピードの違いを楽しめるので、いろいろなバターンのものを作ってみると面白いかもしれません。

連結の仕方もいくつかありますが、市販のものはだいたい接続部分が外れないように留め具で固定させています。

磁石で繋げることもできますが、やはり固定させているものの方が反転するときのクネクネ感は強くはなります。

磁石は100均に売っている丸型超強力マグネットを縦方向に木の車両に埋め込んで折れ曲がるようにして使います。

一応、スロープを反転して動いてはくれるので、これでも問題なく動いてはくれます。

みとパパ

磁石だとここまでは曲がらないので、やはり動きは少し硬くなります。

車を作るときのポイントは、反転させるので上下対称にすることと、先端が本体よりも車輪が飛び出していることです。

折り返して動くようにするには、この二つが重要になります。

それ以外の寸法は参考に載せていますが、スロープに納まればどんな形でも動くと思います。

小さい車も作りましたが、あまり小さすぎると軽くなり過ぎてしまって、途中で止まってしまうので注意が必要です。

くるくるスロープの様子

車ができたら完成です。

早速、動きをチェックしてみましょう。

みとパパ

スムーズに折り返してスロープを降りるようになれば、無事に出来上がりです。

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まとめ

一番苦労したのは、スロープの傾きと車の調整です。

作成の手順があるわけではないので、どの程度の勾配で車がちょうどよいスピードで動くのかを調整しながら作っていきました。

車は円柱の木棒をのこぎりでカットしてタイヤを作っていくのですが、中心に穴をあけることが意外に難しくて何度もやり直しをしました。

いくつか作って慣れればそれほど失敗はしないのですが、最初の頃は小さなドリルで穴をあけてから大きなものに切り替えたり、逆回転させて溝を作ってから開けるなど、工夫をしていました。

形を切り出したら、あとはスムーズに動くようにヤスリできれいに磨いて形を整えていけば徐々に車の動きはよくなっていきます。

みとパパ

子供もたま~に思い出して遊んでくれます ^^:

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