レザークラフトの縫製には「手縫い」と「ミシン縫い」があります。
手縫いの場合は「サドルステッチ」で縫われています。
サドルステッチとは１本の糸の両端に２本の針を付け、同時に表裏から刺して縫い合わせる手法です。サドルとは鞍のことで、鞍を作るときに使われてきた頑丈な縫い方です。
短所として手縫いなので手間が掛かる事と価格が高くなる事です。
ミシン縫いの場合は上糸は上面、下糸は下面のみを縫うので、ステッチが切れると縫い目がほどけてしまいます。サドルステッチの場合は、二本の針で交差して縫うので、片方の糸が切れても、もう一方の糸が縫われた状態を保ち、縫い目が解けません。
長所としてミシン縫いなので速く縫う事ができますので価格も手縫いに比べて安く出来ます。
短所としてステッチが切れると切れた部分にとどまらずに全体的にほどけてしまう事です。
それぞれ一長一短がありますので購入者の好みになると思います。
気に入ったレザークラフトを長く大事に使いたいと考えてるなら手縫い、レザークラフトを色々と買い換えたいと考えるならミシン縫いといったところでしょうか。
