アラフィフになっても読み返す絵本

 

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#何度も読んだ絵本

を見て、真っ先に思い出した本があります

 

 

 

 

 

「ちいさいおうち」という絵本

ご存知の方いらっしゃるでしょうか？

 

 

 

 

私、この絵本が大好きで

子どもの頃、ボロボロになるまで読みました。

 

 

肌身離さず持っていたような記憶があるけど

いつの間にかなくなっていたんですよね。

 

 

引っ越しの時に、母が処分したのかも。

 

 

 

そのうちこの絵本のことは

すっかり忘れていたのですが

大学生の頃だったかなぁ･･･

 

 

表参道に「クレヨンハウス」という

絵本の専門店があったのですが

たまたまそこへ行った時に

この絵本と偶然再会して！！！

 

 

 

この表紙を見た瞬間に

懐かしさでいっぱいになり

思わず買ってしまいました。

 

 

 

 

 

 

我ながら律儀だなぁ･･･と笑いそうになったけど

本の見返しには買った日付のメモ、

クレヨンハウスのチラシも挟んでありました

 

 

 

 

購入した日「1993.5.23」

 

 

ということは、31年前！？

 

 

なんか衝撃（笑）

 

 

 

 

 

「ちいさいおうち」は小さい頃は

絵が好きだったんですよね。

 

 

田舎の丘の上にポツンと建っている

小さいおうちが可愛らしくて。

 

 

こんなおうちに住みたいなぁ･･･

なんて憧れもあったのかも

 

 

 

 

読んだことのない方もいらっしゃると思うので

ざっとあらすじを紹介すると･･･

 

 

 

田舎のポツンと一軒家だった小さいおうちは

毎日自然の中でのんびりと暮らしていました。

 

 

しかし、そのうち家の前には大きな道ができ

周りには家が建てられ･･･

 

 

 

 

店や鉄道までも建設され

すっかり都会になってしまいます。

 

 

ちいさいおうちはどんどん肩身が狭くなり

そのうち誰も住まなくなってしまい

田舎だった頃の方が良かったなぁ･･･と

しょんぼりしてしまう。

 

 

そんな時、昔ちいさいおうちに住んでいた

おばあさんの子孫がちいさいおうちを見つけ

家ごと田舎に引っ越すことになります。

 

この家ごと引っ越すシーンは子どもの時は衝撃でした（笑）

 

 

 

ちいさいおうちはまた昔のように

静かでお日様やお月様を眺められる場所で

暮らせるようになり

もう二度と町には戻りたくないと思うのでした。

 

 

 

･･･というストーリーなのですが

大人になって読んでみたら

実はなかなか深いテーマだったことに

気づいたんですよね。

 

 

 

不便だけど自然豊かな田舎と

便利だけど忙しい都会では

どちらで暮らすのが幸せなんだろう。

 

 

人が便利に暮らすために自然を壊したことで

失った物は大きいのではないだろうか･･･

 

 

 

 

子どもの頃大好きだった懐かしい絵に

ほのぼのとした気持ちになりつつも

 

本当の幸せって何だろう？

 

と、問いかけられているような

気持ちにもなります。

 

 

 

時々思い出して読み返すと

その時その時の自分の心の変化も感じられて

それもまた面白いですね。

 

 

この本は一生大事にしたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに私が買った30年前の定価は550円

本体534円なので消費税3％の時代（笑）

 

今は定価880円なので

30年で1.6倍の値段になってます（笑）