実は時代劇ファンです。
ブログでよく取り上げるのは、韓国の時代劇ですが、日本の時代劇も好きなんです。
昔は黒澤明の映画をよく見ていました。特に『七人の侍』『隠し砦の三悪人』『用心棒』『椿三十郎』が好きで、セリフが思わず口を突いて出てくるぐらい何回も見ました。落ち込んでいるときは『隠し砦の三悪人』がおすすめです。
Hidden Fortress (1958) - Modern Trailer
最近は、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を見ています。三谷幸喜の脚本で、『吾妻鏡』そのままのストーリー展開で、息もつかせません。『吾妻鏡』は家康の愛読書としても有名で、昔からファンも多く、いま読んでも面白いです。僕も『鎌倉殿の13人』が始まってから『吾妻鏡』の入門書をKindleで読み始めました。
この番組は年末までに、どこまで描くのかが分かりません。承久の変で義時が勝利し三上皇を島流しにして2代目執権として磐石の幕府体制を築くところまでなのか、義時・政子亡き後、三代目執権金剛が亡き父や伯母を回想し忍ぶシーンで終わるのか分かりません。
このドラマを見ると日本人の天皇観が変わるかもしれません。承久の変では天皇と征夷大将軍が戦争して、代々の上皇を三人も島流しにし、天皇もすげ替えられ、たくさんの有力貴族たちも処刑された大事件だったからです。天皇・貴族を中心にした政治から武装農民集団の侍の時代になり、640年間の武家政治が始まりました。あのときから天皇はお飾りであり象徴でしかなくなりました。
[鎌倉殿の13人] NHK
三谷幸喜の『真田丸』(2016年)も好きでよく見ていました。真田幸村の父(草刈正雄)と祖母(草笛光子)が死んでからはドラマ自身が軽くなったみたいに感じて見なくなりましたが。あの二人の存在感はすごかった。
こんな感じで時代劇は見るのですが、日本の現代劇はほとんど見ません。現代劇は若者向けが多く、僕が見るにはしんどいのです。