今日、初めて施設を利用する2歳の女の子。
遊んでいると、単語は聞き取れるのですが、長い文章になると聞きとれない。
え？なんて言ってるの？？
果物のおもちゃをみて、「オレンジ」
赤ちゃん見て「ベイビィ」
ままごとをしながら、「おいしいね。」
と言うと、彼女は、「ヤーミー」
ヤーミーと聞くとさすがに
ん？
あれ？まだ、2歳やけど、インターナショナルかなんかに通っているんやろか？
日本語もままならないのに、
英語習っているんかな？
なんて保育士同士で、話していたのですが、お迎えのお母さんに、お聞きすると…
つい、先日カナダから帰ってきました
とのこと
ヒェ〜、聞き取りにくいっちゅうのは、
ほんまもんの英語だったんや
チーン
英語の理解力の低さよ
当たり前なのですが、その環境にいると
こんな小さな子も英語喋れたりするんですね…
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子どもは、自然と言葉を覚えますが、
日本語では（敢えて、日本語と言わせてもらいますが…）言葉そのものの意味を理解するのが、難しい言葉もあるようです。
子どもが理解しにくい言葉として、痛感したのが
【順番】
です。
言葉って、自然に覚えていくもの、
よほど意識してないと、
敢えて言葉の意味を説明することって
ないような気がします。
順番っていう言葉も
並ぶ時、おもちゃを貸して欲しい時など、
「順番ね。」と
繰り返す過程で覚えていくのでしょうが
小さい子どもにとって
順番という言葉の意味を理解するのは、
難しいようです。
多くの子ども達と一緒に過ごす保育園っ子達は、日々、順番という言葉を耳にする事は、多いと思います。
サーキット遊びをしていた時のこと、
（小規模保育園だったので、0歳児〜2歳児が
同じ空間で過ごす訳ですが、）
2歳児には、なんとな〜く理解できていても1歳児には難しかった
その日は、各コーナー、どこでも好きなとこで
遊んで良かったので、ある場所では、子どもが並んでいました。
少し高い山を登るところで
1歳児クラスのKちゃんが、
横についてる保育士の顔をずっと見ながら
自信満々の笑顔を浮かべつつ
大きな声で
「順番、順番」と言いながら、
並んでるお友達をどんどんぬかして、
列の一番前へ…
そう、まるで、
「知ってるよ、順番でしょ⁈」
と言わんばかりに…
満面の笑みで
得意げに…
全く悪気はないのです。
順番とは一番後ろに並ぶということ、
ではなく
（サーキットで人気の）この山を登る前には、
順番って言わなくちゃ！って、
インプットされてたんですね
まぁ、そんな姿もたまらなく可愛いんですけどね
順番の意味を知らない子ども達は、
目的を目指してまっしぐら。
まわりは、見えていません。
そんな時には、
「順番」というより、
「一番後ろに並んでね。」
という方が小さい子どもには、理解できます。
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同じように
【危ない】
という言葉も小さい子どもには、伝わりにくいように思います。
大人は、咄嗟に危ない
と
叫んでしまいますが
経験の少なさから、
何が危ないのか？
どう危ないのか？
そもそも危ないってなに？
想像ができないのです。
子どもに危ないと叫ぶ時、一番多いのは、
車道への飛び出しではないでしょうか？
そんな時は、危ないと叫ぶ前に
【ストップ】 止まれ
です。
日本語で、止まれととは、なかなか言いにくいもの。
普段の生活の中でゲームのように、
【ストップ】のかけ声で止まるということを遊びにして取り入れるのもいいかもしれませんね。
条件反射的に【ストップ】と聞いただけで、確実に止まってくれると思います。
（以前も子どもへの伝わりやすい言葉がけについて触れています。）
スポンジのような吸収力で、言葉を覚えていく子ども達ですが、
理解しにくい言葉もあることを
お母さんの方が察することで、
伝わらないもどかしさを
感じずにすむかもしれませんね
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