- カメラの熱停止問題の解決策はある?
- 長時間の動画撮影であっても、安心して使える冷却方法は?
- カメラ専用の冷却ファンは、カメラの熱停止問題に効果的なの?
長時間動画を撮影する際、カメラが過熱して停止する問題は多くのカメラユーザー・映像クリエイターを悩ませています。特に夏場や屋外での撮影では、撮影計画に支障をきたすケースもあります。
長時間の4K動画の撮影機会がある いつもの匠 です。
愛機SONY α6700の熱停止問題に悩んでいました。
そこでカメラ用の冷却アクセサリーとして注目を集めているのが、Ulanziのカメラ冷却ファンです。
本記事では、熱問題に悩むSONY α6700ユーザーの筆者が、Ulanziのカメラ冷却ファンの実力を検証します。
Ulanziカメラ冷却ファンは、以下のいずれかに該当するなら迷わず買うべきカメラアクセサリです。
- カメラ撮影で熱停止の発生頻度が多い
- 熱停止すると致命傷になる場面で撮影する
この記事を読めば、同製品はもちろん、カメラの冷却ファンの購入に関する悩みが解消できます。なお、先に製品の詳細を知っておきたければ、以下から公式サイトをチェックしてください。
Ulanziカメラ冷却ファン 徹底レビュー
筆者が常用している一眼レフカメラ「SONY α6700」を活用して、Ulanziカメラ冷却ファンをレビューしました。今回のレビューでは、このカメラの弱点である4K動画の長時間撮影での熱停止問題を解決できるかが重要なポイントです。
デザインと取り付け
Ulanzi冷却ファンの最大の特徴は、その軽量で丈夫なボディです。Ulanzi冷却ファンの金属製ボディは明らかに耐久性が高く、様々な撮影環境での使用に耐られそうです。
Ulanzi冷却ファンの同梱物は、充電用USB-C⇔USB-Aケーブル1つ、貼り付け用のシートが2枚入っているだけでした。
筆者はコストパフォーマンスの観点から旧モデルを選びましたが、新モデルも既に販売されており、機能面での改善が施されています。
比較項目 | 新モデル | 旧モデル(CA25) |
---|---|---|
設置方法 | バネ式マウント | 吸盤式マウント |
重さ | 58g | 不明 |
価格 | 3,999円 | 1,999円 |
両モデルの間には以下のトレードオフがあり、どちらを選ぶか悩ましいところです。
- 旧モデル:58gと非常に軽量。ただし、取り付けの安定性に難あり。
- 新モデル:取り付けの安定性は向上したが、旧モデルの倍額 かつ 重量アップ(推測)。
旧モデルの取り付け方法は、カメラに予め貼り付けられたシートに基づく吸盤方式です。
実際にカメラに専用シートを貼り付け、冷却ファンを設置する様子を動画にしてみました。
この方式は簡単で手軽に取り付けられる反面、しっかりと固定できない場合があり、撮影中にファンが落下するリスクがあります。
筆者は吸盤の吸着力を高めるために、濡れティッシュで前もって吸盤を湿らせる方法を試みました。しかし、これでも落下を完全に防ぐことは難しく、最終的には吸盤と養生テープの併用による固定方法に落ち着きました。
毎日使うわけじゃないから、これで十分かなって思ったね。
旧モデルの重量はわずか58gで、テニスボールと同じくらいの重さです。バッテリー内蔵とは思えないほど軽量で、取り付けた前後でのカメラの重量変化はあまり感じませんでした。
軽量ボディながら、マウント方法の違いを考慮して新旧モデルを選択する必要があります。
趣味なら旧モデル、業務利用なら新モデルと考えてもよいかも。
高い冷却性能
Ulanzi冷却ファンには2つのモードがあり、使用環境に応じて風量を調整できます。強風モードでは十分な冷却効果が得られました。一方、風量が少ない弱風モードでは効果を感じられませんでした。
実際にSONY α6700で長時間の動画撮影を行い、冷却ファンの効果をテストしました。
冷却テストの前後の温度変化は以下でした。
モード | 5分の冷却効果 |
---|---|
強風モード | 約4.5℃ |
弱風モード | 約1.0℃ |
このテスト結果から、Ulanziのカメラ冷却ファンが過熱による撮影中断を防ぐ手段として、十分な有効性を確認できました。
基本的には強風モードを使う想定でいた方が良さそうだね。
ファンの風切り音(ノイズ)は気にならない
ファンの風切り音ですが、弱風モードではほとんど気になりませんでした。一方、強風モードでは撮影に大きな影響がない音量とはいえ、多少はノイズが発生していました。これらは以下の動画でチェックしてください。
動画ではファンの風切り音が大きく聞こえますが、これくらいカメラを近づけて撮影してのノイズです。
周りがうるさい場所であれば、風切り音を感じることはまず無いでしょう。それでも気になるのであれば、カメラ用の外付けマイクを使用すべきだと感じました。
指向性のある外付けマイクなら、静かな場所でも影響ゼロだったよ。
液晶画面での情報表示が便利
Ulanzi冷却ファンには液晶画面が備わっており、バッテリー残量や動作モード、冷却面の温度が一目で確認できます。撮影中の設定変更やバッテリー管理にも役立ち、非常に便利な機能です。
極小ボディながら液晶搭載は良いポイントです。撮影中でもファン状態をに加え、温度も確認できるのは地味に使いやすいです。
温度を気にしながら撮影できるから、最悪冷却しきれなくても突然停止は防げそうだね。
Ulanziカメラ冷却ファンが役立つ場面
Ulanzi冷却ファンは、以下のシチュエーションでその価値を発揮します。
- 発熱しやすいカメラによる、長時間かつ高画質な動画の撮影
- 夏の屋外での長時間撮影
- 運動会や学芸会など連続した長時間撮影
- 連続撮影が求められるイベント撮影
動画撮影だけでなく、写真撮影で発熱するカメラでも効果を発揮します。
暑い場所での撮影や長時間の撮影で、効果があると考えていいよ。
Ulanziカメラ冷却ファンモデルの選び方
Ulanzi冷却ファンには新旧モデルがあり、どちらを選ぶべきかは使用頻度や撮影環境により異なります。旧モデルは価格が安い反面、取り付けが不安定です。一方、新モデルは価格は2倍ですが、取り付けの安定性は大違いです。
筆者の見解では、以下で判断するのが良いと考えます。
旧モデルを選ぶと良いケース | ・ファンの使用機会が少ない (目安:月1回以下) ・テープ補強に抵抗がない ・予算に余裕がない |
---|---|
新モデルを選ぶと良いケース | ・ファンの使用機会が多い (目安:月2回以上) ・テープ補強に抵抗がある ・予算に余裕がある |
新旧モデルは設置方法の違いだけ。使用頻度が少ないならテープ張りでの補強でも我慢できると思ったよ。
結論:Ulanziカメラ冷却ファンは買いなのか
本記事では、筆者が常用している一眼レフカメラ「SONY α6700」を活用して、Ulanziカメラ冷却ファンをレビューした結果を紹介しました。
今回のレビュー結果で、動画撮影での熱停止問題を解決できるという結論に達しました。この結論を踏まえた上で、「Ulanziカメラ冷却ファンは買うべき商品か」という観点ではどうでしょうか。
「熱停止の発生頻度が多い」「熱停止したときの影響が大きい場面がある」なら買うべきだと思ったよ!
実際に筆者はCPUファンでカメラ冷却ファンを自作しましたが、操作性が悪い上に取り付けが難しくなってしまって、実用には至りませんでした。
こんな筆者の失敗経験からも、コンパクトながら強力なUlanziカメラ冷却ファンの価値は高いと感じています。
Ulanziカメラ冷却ファンは、事業者やクリエイターはもちろん、一般のホビーユーザーでも価値を感じられるカメラアクセサリーになっています。新旧モデルのどちらを選ぶかは悩ましい問題ですが、前述の通りに各自の撮影スタイルや予算に合わせて、最適なモデルを選ぶと良いでしょう。
Ulanziカメラ冷却ファンの詳しい情報は、以下からチェックしてください。
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