「moto g64 5G」は、モトローラが2024年夏に発売したAndroidスマートフォンです。標準価格は3万円台とリーズナブルながら、5,000mAhの大容量バッテリーや6.5インチのフルHDディスプレイなど、充実した機能を備えています。
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格安スマートフォン コレクターの いつもの匠 です。
充電性能の高さに惹かれて、moto g64 5Gを購入しました。カメラにはあまり期待していなかったけど、思っていたよりきれいに撮れて驚きました!
本記事ではmoto g64 5Gで撮影した作例をもとに、カメラの実力を徹底検証します。この記事を読めば、moto g64 5Gのカメラのすべてがわかります。
moto g64 5Gの購入を検討中なら、以下の記事もあわせて参考にしてください。
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前モデルからの進化点は?moto g64 5G カメラスペックをチェック
moto g64 5Gは、5,000万画素の広角カメラと200万画素のマクロカメラを搭載しています。前モデルmoto g53j 5Gからの進化は控えめですが、インカメラは1,600万画素に倍増しています。
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moto g64 5G カメラの大きな特徴は、格安スマートフォンでは珍しい光学式手ぶれ補正に対応している点です。写真やビデオ撮影時の手ぶれを抑え、鮮明な写真に仕上がります。
スマートフォンの手ぶれ補正について(クリックタップで開く)
スマートフォンの手ぶれ補正は、光学式手ぶれ補正と電子式手ぶれ補正の2種類にわかれます。
「光学式手ぶれ補正(OIS:Optical Image Stabilizerの略)」:スマートフォンのカメラの手ぶれを物理的に補正する機能です。電子式手ぶれ補正よりも手ぶれを抑え、自然に仕上がります。特に、暗所撮影やズーム撮影、動画撮影で効果を発揮します。
光学式手ぶれ補正(OIS)の主な特徴
- デジタル処理による手ぶれ補正に比べ、画質の劣化が少ない
- 手ぶれ補正によってシャッタースピードを遅くできるため、暗い場所での撮影でもぶれにくい
- ズーム撮影時の手ぶれを抑える
「電子式手ぶれ補正(EIS:Electronic Image Stabilizationの略)」:スマートフォンのカメラの手ぶれをソフトウェアで補正する機能です。カメラ自体を物理的に動かすわけではなく、ソフトウェア処理によって映像を安定させます。主な特徴は、以下の通りです。
電子式手ぶれ補正(EIS)の主な特徴
- 映像の一部をトリミングして調整するため、画角がやや狭くなる場合がある
- 光学式手ぶれ補正(OIS)よりコストが低い
- 暗所撮影や細かい動きの補正は苦手な場合がある
同価格帯、かつ同時期に発売されたOPPO Reno11 AやAQUOS wish4は、電子式手ぶれ補正です。歩きながらの撮影など動きの多いシーンなら、moto g64 5Gの方が手ぶれを抑えた撮影に優れています。
その他、詳しいカメラスペックについては、以下の表を参考にしてください。
カメラ仕様 | 詳細 | |
---|---|---|
リアカメラ | メイン | 約5,000万画素 (F値/1.8) |
マクロ | 200万画素 (F値/2.4) | |
インカメラ | 約1,600万画素 (F値/2.4) | |
手ぶれ補正 | 光学手ぶれ補正 | |
ズーム | デジタルズーム(最大8倍) | |
HDR | 対応 | |
カメラ機能 | デュアル撮影 スポットカラー ナイトビジョン ポートレート ライブフィルタ プロモード RAW写真出力 など |
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moto g64 5Gは画素数の多さより、手ぶれが少なく写真や動画を撮影できる点が差別化ポイントと考えた方が良いね!
moto g64 5Gのカメラ性能をチェック!実際の作例を撮影パターン別に紹介
ここからは筆者が撮影した作例をもとに、moto g64 5Gのカメラ性能についてレビュー結果を紹介します。同価格帯、かつ同時期に発売されたAQUOS wish4との比較も交えながら詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
moto g64 5G・AQUOS wish4 カメラスペック(クリックタップで開く)
カメラ仕様 | moto g64 5G | AQUOS wish4 | |
---|---|---|---|
標準価格(税込み) | 34,800円 | 22,000円~ | |
リアカメラ | メイン | 約5,000万画素 (F値/1.8) | 約5,010万画素 (F値/1.8) |
マクロ | 約200万画素 (F値/2.4) | ||
インカメラ | 約1,600万画素 (F値/2.4) | 約800万画素 (F値/2.0) | |
手ぶれ補正 | 光学手ぶれ補正 | 電子式手ぶれ補正 | |
ズーム | デジタルズーム(最大8倍) | ||
HDR | 対応 | ||
カメラ機能 | デュアル撮影 スポットカラー ナイトビジョン ポートレート ライブフィルタ プロモード RAW写真出力 など | ピント合わせ(顔認識) オートHDR AIによる被写体・シーン認識 セルフタイマー など |
撮影パターン1. 風景撮影・ズーム撮影
moto g64 5Gの風景撮影は、鮮明さにやや欠ける印象です。色合いは暖色系で、やや濃いめに仕上がる傾向があります。
以下の作例のような低照度の環境では、ぶれが発生しやすく、被写体がぼやけてしまう場合があります。
以下は、日当たりで撮影した風景写真です。日当たりの良い部分は色鮮やかですが、日陰の部分はノイズが目立ちます。
以下は、カメラスペックが同等のAQUOS wish4と風景撮影の性能を比較した写真です。晴天下の屋外では、解像感に大きな違いはありません。moto g64 5Gの方が色味が濃く、見たままの色味を再現できている印象です。
逆光撮影を比較した結果、moto g64 5Gの方が白とびや黒つぶれを回避し、色味の再現性が高い印象です。ただし、全体的にぼやけており解像感が低く感じられます。日光の影響で、フレアも写り込んでいます。一方、AQUOS wish4は階段の箇所を鮮明に表現できていますが、日が当たっている箇所が白くぼやけています。
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moto g64 5Gは色味が濃く、逆光下の撮影に強い!一方、AQUOS wish4は白とびしやすいよ。
moto g64 5Gは、最大8倍のデジタルズームに対応しています。以下は、moto g64 5Gで等倍と2倍のデジタルズームで撮影した写真です。ズームインでは画質が粗く、立体感も感じられません。
moto g64 5Gの風景撮影を検証した結果、画質が粗く、格安スマートフォン相応の仕上がりといった印象です。日陰など低照度の環境では、ぶれやノイズが目立ちます。ズーム撮影は画質の粗さが目立つため、望遠撮影にはあまり向いていません。
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moto g64 5Gはズーム撮影が苦手…。風景撮影ではAQUOS wish4よりもmoto g64 5Gの方が色鮮やかで、きれいに撮れている印象だよ。
撮影パターン2. マクロ撮影
moto g64 5Gは200万画素のマクロカメラを搭載していますが、画質には期待できません。マクロ撮影の作例では、被写体の輪郭と背景の境界があいまいで、実用性に欠けます。
以下は、moto g64 5GとAQUOS wish4のマクロ撮影を比較した写真です。moto g64 5Gは明るく色鮮やかですが、赤みが強いように感じられます。一方、AQUOS wish4はmoto g64 5Gよりも色味が自然です。背景のぼかしも滑らかで、被写体が際立って見えます。
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moto g64 5Gのマクロカメラは、あくまで補助的なものとして考えた方が良さそうだね…。
撮影パターン3. HDR撮影
moto g64 5GのHDR撮影は、シーンによって色補正がやや強めに仕上がる傾向があります。以下は、逆光でHDR撮影した写真です。逆光では白飛びしていた部分がしっかり補正されていますが、明るさや鮮やかさが強調されすぎており、やや不自然な印象を受けます。
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特に、空の色は濃くなりすぎだね…。
以下は、斜光でHDR撮影した写真です。HDR撮影の効果はほとんど見られず、草木の影や空の色は補正されていません。
夕方の景色を撮影した作例では、白とびしていた夕陽や空の色がはっきりと表現できています。道路や道路脇の草の色も補正され、全体的に色鮮やかな仕上がりです。
以下は、moto g64 5GとAQUOS wish4のHDR撮影を比較した写真です。同一アングル、同時刻にHDR撮影しましたが、moto g64 5Gの方が自然な色合いで細部の描写が際立っています。
以下は、それぞれの作例の右上を切り抜き・拡大した写真です。moto g64 5Gの方が、石垣の細部までしっかり再現しています。AQUOS wish4に比べ鮮やかで、自然な色合いです。
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moto g64 5GのHDR撮影は、シーンによって得意・不得意があるね。
撮影パターン4. 暗所・夜間撮影
moto g64 5Gは、格安スマートフォンの中では暗所や夜間撮影が得意です。標準価格3万円でありながら、暗所でも明るく鮮明な写真が撮れます。
夜間であっても明るい場所では、より美しい夜景写真が撮れます。作例4では、看板の文字をしっかり捉えています。さらに作例5は、のれんのしわや屋根の細かな木目調など、細部まで描写できています。
moto g64 5Gは、夜景を明るく鮮やかに撮影できる「ナイトビジョン(夜間モード)」を搭載しています。以下は、ナイトビジョンの比較写真です。いずれの写真も、明るさと解像感が増したように感じられます。
ただし、撮影シーンによってはナイトビジョンの効果が薄い場合もあります。以下は、比較的明るい場所でナイトビジョンで撮影した写真です。全体的にノイズが目立ち、解像感が低く感じられます。
以下は、AQUOS wish4の「ナイトモード(夜間撮影)」と比較した写真です。moto g64 5Gの方が、明るく色鮮やかに仕上がっています。ハイクラスモデルほどの美しさではないものの、格安スマートフォンとしては暗所撮影の性能が優れています。
なお、日中の風景撮影と同様に、暗所でのズーム撮影は画質が劣化します。以下は、暗所でズーム撮影した写真です。とくに作例1の2倍ズームでは、建物の窓がぼやけています。
moto g64 5Gの暗所・夜間撮影は、標準価格が3万円と低価格ながら、きれいで鮮明な写真を撮影できます。しかし、ズーム撮影では画質の劣化が顕著です。日中・夜間問わず、望遠撮影には適していないスマートフォンといえます。
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moto g64 5Gは、ズーム撮影が苦手…。だけど、格安スマートフォンとしては珍しく、暗所撮影が得意だよ!
撮影パターン5. インカメラ撮影
moto g64 5Gは、前モデルmoto g53j 5Gの2倍にあたる1,600万画素のインカメラを搭載しています。以下は、屋外でインカメラを使用して撮影した写真です。色彩が鮮やかで被写体の輪郭もしっかりと捉えていますが、背景が絵の具で塗ったような仕上がりです。
以下は、室内でぬいぐるみを被写体にした作例です。色にじみが目立ち、全体的にぼやけています。
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moto g64 5Gのインカメラは、ピントが合わせにくい。背景のぼかしや、被写体の細かい描写が苦手な印象を受けるね…。
moto g64 5G カメラは得意と苦手の差が激しい!
moto g64 5Gのカメラ性能は、得意な撮影シーンと苦手な撮影シーンがあり、その差が顕著です。以下に、moto g64 5Gのカメラ性能の長所と短所をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
- 光学式手ぶれ補正搭載で、手ぶれの少ない写真・動画撮影が可能。
- 暗所・夜間撮影が得意。通常モード、ナイトビジョンのどちらでも、明るく鮮明な写真が撮れる。
- 風景撮影は解像感が低い。シーンによっては色合いが濃く、不自然に仕上がる。
- ズーム撮影は苦手で、日中・夜間のどちらの場合でも画質の劣化が顕著。
- マクロ・インカメラ撮影では、全体的にぼやけた印象。背景のぼかし具合も、不自然。
moto g64 5Gは、数ある格安スマートフォンの中でも暗所撮影の性能が高いです。一方、風景撮影やHDR撮影は、シーンによって色補正がやや強めで不自然な色合いに仕上がります。さらに、マクロ撮影・インカメラ撮影時の背景のぼけ処理が苦手な印象でした。
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moto g64 5Gのカメラは、暗所撮影以外は解像感が低い…。けど、標準価格3万円台の安さを考えれば、十分満足できるスマートフォンだよ!
moto g64 5Gの購入を検討するなら、「moto g64 5Gを安く買う方法」をぜひチェックしてください。
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