【アッパーマス層】30代前半で総資産3000万円を超えるためにやったこと【節約意識】

資産形成

野村総合研究所の定義によると、アッパーマス層とは金融資産3000万円以上5000万円未満の世帯になります。

その下にマス層があるのですがその割合は78%程度存在するため、アッパーマス層以上の世帯は上位22%の存在ということになります。

世間的には結構凄め(小並感)の層がアッパーマス層です。

私の世帯は記事執筆時点で総資産3500万円を達成しているアッパーマス層ですが、30代前半となるとまたかなり割合が小さくなると思います。

そこで今回は30代前半で総資産3500万円を超えるために実践していることを紹介したいと思います。

※詳しいプロフィールは下記からチェックしてみてください。

キンチラ
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どれも誰でも実践可能な内容となっているよ!

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固定費の見直し

一度削減できれば効果がずっと続く固定費の見直しはもはや健全な家計を作るための必修科目と言ってよいでしょう。

私の家庭で実践している項目は3つです。

通信費

固定費と言ったらこれでしょう。特にスマホ代は殆どの方が手をつけるべき項目です。

使用しているSIMは私と妻二人とも、格安SIMを使用しています。

日本の三大キャリアではない、キャリアから回線を借りて運営している会社のSIMですね。

大体キャリアが月々8000円程度(格安プランではない)なのに対して、格安SIMなら2000円程度で運用可能です。

かといって通信量(通称、ギガ)の制限が極めて小さいというわけではなく2000円も払えば10GB~20GBの通信量を確保できます。

これはwebページ閲覧やLINEをするだけでは使い切れない容量となります。たまにyoutubeを見るくらいなら余裕だと思います。

懸念は通信品質で、確かにキャリアに比べてページ読み込み速度が遅かったり、通話品質が悪かったりします。

あとは通話し放題プランに別途お金がかかることが多いです。

しかし速度や通話品質は問題なく使える程度であることがほとんどなので、

よほどヘビーな使い方を想定していなければ一般の方は十分だと考えます。

通話についてもLINEでの無料通話で十分なので、たまに必要な時は従量制で月100円程度で済ませるくらいで通話し放題プランを契約するよりも結局安くなります。

ちなみに私が契約しているのはデータ通信にIIJmioのeSIMプラン(2GB)の440円+通話用にpovo 2.0の0円で運用しています。

テレワーク主体で自宅には光固定回線を契約しているため2GBで十分です。
※2023/2/4 楽天モバイルの改悪により0円運用ができなくなりましたので、povo2.0に移行しました。

妻は現在日本通信SIM 合理的みんなのプラン(10GB)の1390円です。※2023年4月にプラン改定で金額そのまま6GB→10GBにアップしました!

無料通話時間70分/月が金額内なので、たまに長電話をする妻にはぴったりのプランです。

光回線は物件に備え付きの無料で使えるようになっています。

SIMは速度も200Mbps程度は出るので何ら困ることはありません。

キンチラ
キンチラ

本来月4000円程度の光回線費用を削れているのは大きい。家賃に上乗せされているかもしれないけど、引っ越し前から家賃も下がったので大満足。

保険の見直し

加入している保険は下記です。

  • 全労災(会社で必須契約)
  • 団体生命(会社で必須契約)
  • 火災(家財)保険
  • 個人賠償責任保険特約
  • バイク自賠責保険
  • バイク任意保険

一見するとたくさん入っているように見えますが、ほとんどが必須な保険です。
(団体生命が余計・・・)

子供がいないうちはその他の生命保険は不要ですし、生活防衛資金がたまっていれば民間の医療保険も契約不要です。そもそも初めから加入していませんでした。

キンチラ
キンチラ

日本には高額療養費制度があるから貯金があればほとんどの高額医療に対応できる。

日本国民は個人の負担割合が3割で済むという最強の医療保険、国民皆保険に加入していますしね。

会社で必須契約であった保険は、入社当時に任意で増やしていた口数があったので削れるだけ削りました。月々1000円くらいは削減できたと思います。

火災保険については結構削減出来た項目です。
今は全労済の住まいる保険という家財保険に加入しなおしています。

賃貸契約時に仲介会社から推奨された保険会社で契約していましたが、

よくよく見ると保険金が2年で25000円と高額な割に降りる保険金額が微妙なうえ、世帯人数に対して過剰な契約内容だったので借り替えました。

いまは年間4000円程度で済んでいます。

家の中にどれだけの家財があってどれくらいの金額なのかで決めましたが、4000円の契約で十分と判断しました。

キンチラ
キンチラ

車を持たないのも保険の観点から重要なポイント。都内在住であるメリットだね。
ちなみにバイク保険は原付だと比較的安いです。

電気・ガス

特段特筆する項目ではないですが、電気とガスは東京ガスにまとめています

まとめることで割引がされるため、なんとなく東京電力+東京ガスにするよりはお得です。
管理も楽になりますしね。

ベストではないですが、最近の電力不足の煽りを受けて電力を安い価格で売っていた新興の電力小売事業者が倒産していたりするため、

東京ガスは比較的安定でベターな固定費削減ができているなぁと思います。

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倹約意識

倹約については振り返ると5項目ありました。

固定費削減をある程度実施した後は、日ごろの意識が重要になってきます。

自炊メイン

倹約といったら自炊は欠かせません。

週末に趣味のキャンプなどに行かなければ、週に6日は家でご飯を食べています。週によっては一度も外食にはいきません。

もともと私と妻が料理好きなのが楽しく続けられている大きな要因だと思います。

あとはなるべく残業をしないようにしているため、体力的にも精神的にも余裕を持てていることも大きいと思います。

キンチラ
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自炊をするために残業は極力しない!定時退社してから全てが始まる。

必要なものだけを買う

当たり前かと思いますが、実は当たり前にこれをするのは意外と難しいです。

言い換えると予定されていないものにはお金を使わないということです。

例えば下記です。

  • 飲食店の割引クーポンがあっても、あえてクーポンを使うために外食をしに行ったりはしない
  • まとめ買いすれば割引が効いても、必要分は1つなので複数は買わない
  • 2000円以上で送料無料でも、2000円未満+送料より高くなるなら2000円以上になるように他の物を買い足さない
  • せっかく来たから何か買いたい、とはならない

逆にこれらをやってしまうと余計な出費が増えがちになります。

1000円のランチが100円になるとか、無料でもらえるとか、確実にお得ならその限りではないですが、

基本的に「予定されていないものにはお金を使わない」という意識を持つことは大切です。

ただし今日はここに外食に行こうと決めたら割引クーポンがないかを探しますし、いつかは使う日用品ならまとめ買いしますし、

かねてよりほしいと思っていたものを少し足せば送料が無料になるなら利用します。

要は予定していなかったものを購入するときは合理的かを都度判断しています。

キンチラ
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その他、調べれば払わずに済むお金は沢山あります。

変動費の予算管理

家賃や通信費は固定ですので管理のしようがないのですが、変動費についてはしっかり予算を決めて大きな偏差がないように管理しています。

そのため家計用のクレジットカードを用意して家計簿アプリのマネーフォワードに紐づけ、アプリを開けばいつでも計算せず一目で使用した金額が確認できるようにしています。

一目でわかるというのがポイントです。

人間めんどくさい作業があるとさぼりがちです。単純な足し算であってもです。

ここではこのクレジットカードを使えばお得、などあることは承知していますが、

そこは妥協して何をするにもお得度がベターであるクレジットカード1枚に家計の支出をまとめて、足し引きの計算が最低限になるようにしています。

これにより「あと今月はいくら使える」という予算感が明確かつ迅速にわかり、なんとなく買うという行動をしないようにしています。

後述する投資の額を確実に確保するためにも、月々に使用する変動費の予算管理は重要です。

キンチラ
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予算が余れば月末に少し贅沢な嗜好品を買ったりするけどね!
「できるだけ少なく」ではなくあくまで「予算内で」。そこが続けられているポイントかな。

ふるさと納税

ふるさと納税はサラリーマンが税金を取り戻す唯一の手段です(多分)。

自分が住んでいる都道府県以外の市町村に寄付をすると返礼品がもらえる制度で、寄付金は次年度の税金額から控除されます。

手数料に2000円がかかるため実質的な品目が豪華な2000円のカタログギフトと言えます。

キンチラ
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やらない手はないね!!

返礼品には様々なものが存在しますが、私の家庭では決まって食材のみを選択しています。

その中でもお肉やお米など、自炊するうえで結局使うものを中心に選択しています。

寄付額によって返礼品の量などが変わるのですが、一般的な年収のサラリーマンであれば手数料2000円を考えてもスーパーで買うより数倍十数倍の量をもらえます。

年収が上がれば収める税金も多くなるため、その分寄付できる上限額も増えます。

共働きなので家計に与えるインパクト大です(いい方向に)。
自炊メインであることも相乗効果をもたらしています。

自炊しない家庭はどうしてもいつもは買わない嗜好品を選択しがちです。
先に述べた「必要なものだけを買う」に反してしまいますしね。

ふるさと納税だから贅沢にステーキを貰おう!とはならないように気を付けています。

キンチラ
キンチラ

冗談抜きで年間のお米代0円にできます

妻の金融リテラシー向上

パートナーの理解なくして倹約生活はできません。

先に述べてきたことや後述の投資についての大切さを共有し、協力していくことが大事です。
FIREに対する理解もしてもらっています。

特段腰を据えて話し合ったことはないですが、youtubeで金融系の動画を流し聞きさせたりしながら、なんとなく自然とそういう話になっていきました。

キンチラ
キンチラ

実はふるさと納税は妻が先輩だったりします。

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貯金・投資

資産形成できた直接的な要因はやはり貯金と投資です。

必要最低限の現金の確保

すべてのベースはここからと言っても過言ではありません。

事故や失業など、突発的な大きな出費があっても立て直しまでしばらくしのぐことができる生活防衛資金と、

家電の買い替えなどに使用する今後数年間で使う予定のある現金は確保しています。

これにより過剰な生命保険や医療保険に加入する必要がなくなりお金の貯まりやすい家計を構築できます。

また長期投資は投じた資金をできるだけ長く運用していくことが大事なことから、

生活防衛資金以外にある程度の現金を確保しておくと投資商品を取り崩す必要がなくなります。

もし今後数年間で使う予定の資金も含めて全力で投資してしまうと、いざ必要な時に暴落に見舞われた際は下がった時に売るという損切りをしてしまう可能性があります。

安心安全に資産形成をするためには大前提の現金の確保です。
これがあって他の資金は自信をもって長期投資に回すことができます。

キンチラ
キンチラ

これらの現金すらない人は投資よりまずは貯金を考えよう

先取り投資

先取り貯金ならぬ、先取り投資です。

前項のように必要十分な貯金はしているため、それ以上の余剰資金は投資することが可能です。

余剰資金と言っても毎月の収入から使った生活費を引いた余りを投資するのではなく、まず必ず決まった額を投資資金として確保します。

とはいえ日々の生活が苦しくなっては人生において本末転倒ですから、今まで述べてきたような倹約と家計管理をしっかり行ったうえに成り立っています。

変動費は常に予算を固定して大きな偏差は生まれないため、投資額も固定で予算化できます。

これにより毎月決まった額を投資できるので、目指しているFIREの計画も立てやすいというものです。

先取り投資によって計画より多く投資出来こそはすれ、下回ることはありません。

キンチラ
キンチラ

努力が投資にすべて集約されていく・・・!!

徹底した入金

最後は投資への徹底した入金です。

前項では毎月の収入に着目してお話ししましたが、ボーナスなどの臨時収入も存在します。
妻と私で3か月おきに合計年4回のボーナスタイミングがありますね。

下記記事でボーナスの使い道は紹介していますが、大部分を投資に回すことに決めています。

ボーナスのほかにも会社で取得した特許報奨金や、株式報酬を現金化したものは即座に投資へ入金します。

日々の贅沢は変動費のあまりやボーナスの一片を使います。

月末や3か月ごとの贅沢というのはテンポよくメリハリがあってちょうどよいのです。

キンチラ
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できるだけ多くの資金を投資に回すこと!それが資産形成の王道。

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重要なのは投資の前

すでにお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、本記事では投資のセクションよりその前の固定費削減や倹約などの項目文字数が多かったと思います。

NISAやidecoが世間へ浸透してきた現代では資産形成と聞くとまず投資を思い浮かべがちですが、それよりもその前段の種銭を確保することの方が大事なのです。

投資は入金力が重要です。
おなじ5%の上昇でも、1億円を投資していれば500万円の利益ですが、100万円なら5万円の利益にしかなりません。

投資へより多くの資金を回すためにも、家計の現状を把握し、必要十分な支出で抑えることが先決です。

あとの投資は決まったことを淡々とやるだけですから。

キンチラ
キンチラ

定期的なの贅沢も忘れずに!継続するためにはガス抜きも必要だよ

資産形成
都内在住サラリーマン投資家の目指せFIRE生活