早弾き・速弾きジャズギタリストを紹介します。
基準が難しかったのですが、様々な視点から選出しました!
- Jesse Van Ruller
- George Benson
- Bireli Lagrane
- Charles Altura
- Cecil Alexander
- Nir Felder
- Allan Holdsworth
- Scott Henderson
- Greg Howe
- Alex Machacek
- Matteo Mancuso
- Alex Sill
王道系
Jesse Van Ruller(ジェシ・ヴァン・ルーラー)
Live At Murphy’s Law
1曲目のIsfahanからやばいです!王道系ジャズギターの早弾きで思い浮かびました!ロックと違ってずっと早いとかではなく一瞬の駆け上がり、下りにスピードを感じます。それと共にダイナミクスコントロールが素晴らしくまさにジャズギターの早弾きといった感じでしょうか。
George Benson(ジョージ・ベンソン)
Breezin’
4曲目のAffirmation。ジョージベンソンと言ったら!的な一曲ですね。初めからギター一本親指一本で高速にメロディを奏でます!スムースジャズというかファンキーなリズムに乗ったこれまたノリの良いギターが心地良すぎです!
日本のジャズギタリストにもファンの多いギタリストです。
教則DVDで初めて観た時は圧巻でした!親指のオルタネイトでこんなにも早く弾けるんだ!と。シングルノートだけでなく和音のコードソロもかなりかっこいいです!
Bireli Lagrane(ビレリ・ラグレーン)
シルヴァンリュックとのギターデュオです。
Time After Timeからはじまり、Isn’t She Lovelyなどお馴染みの曲が演奏されています。同じメンバーで出されたもう一枚のアルバムもSo WhatやSpainが収録されており、オススメです。
ジャンゴラインハルトの再来と呼ばれた彼の早弾きも迫力があり、
ジプシー系以外にもスタンダード集やジャコパストリアスとの演奏、シルヴァンリュックとのDuoは必聴です。
Charles Altura(チャールズ・アルトゥラ)
Jure PukiのBroken Circlesに参加しています。
チックコリアのバンドへ参加し注目された、超絶ギタリストのひとり。
1曲目のSustained Optimismの最後の最後に怒涛のソロが聴けます!
スタイルとしては流行りのコンテンポラリージャズギターといった感じです。
サブスクにもまだ少ないのでこれからも期待です!
Cecil Alexander(セシル・アレキサンダー)
IntroducingからShug
オルガンとのキメで始まる理、随所にグラントグリーン、ジョージベンソン、パットマルティーノ、ジェシヴァンルーラーのような聴き慣れたギタースタイルを感じる、最近の流行りとは違ったオーソドックスなスタイル。
まだサブスクにはあまり曲が上がっていないのでこれからに期待の新星!
Nir Felder(ニア・フェルダー)
アルバムIIからFire in August
ロック系に属した方が良いか迷いましたが、中間ということでこの場所へ。
歪んだギターでパワーコードでの刻みの上にクリーンなジャズトーンでメロディが入ってきます。後半にかけて演奏が最高潮を迎え、早弾きが多くなってきます。
チョーキングを交え、ロックギタリストにも馴染みがあり、ジャズに抵抗のある方でも入りやすいのではないでしょうか。
ロック系
Allan Holdsworth(アラン・ホールズワース)
The Sixteen Men of Tain
3曲目のアルバムタイトル曲。当時身近にアランホールズワース好きな先輩がいて、その影響からはじめて買ったアランホールズワースのCDです。
ジャズというよりジャズロック、フュージョンといった位置付けでしょうか。
ロック界のレジェンド、エディ・ヴァン・ヘイレンも大きな彼の手から繰り出される演奏を真似しようと思いついたライトハンド奏法の逸話は有名です。
フルピッキングではないですが、ハンマリングプリングを多用したサウンドは多数のフォロワーが出てくる中でも唯一無二の存在ではないでしょうか。
Scott Henderson(スコット・ヘンダーソン)
HBC
1曲目のActual Proof。セッションでもお馴染みのハービーハンコックの曲です。
ストラトから生み出されるブルージーなサウンドがかなりスリリングにキマっています!私はDog Partyなどのブルース全開のアルバムも好きなのですが、
改めて聴くと超人的にギターが上手いですね!
小手先のテクニックだけではなく、アームを使ったりストラトの良さを研究したい方にもオススメです!アーミングはジェフベックからスコヘンかってくらい暴れていますね!
Greg Howe(グレッグ・ハウ)
Introspection
1曲目のJump Start
序盤から忙しいテーマからのギター弾きまくりの一曲です。
ジャズギタリストという括りだと違うかもしれませんが、ジャズロック・フュージョン系のバカテクギタリストとして挙げさせていただきました。
以前VHSで教則ものが出ていたのですが、その中ではほとんど手の内は明かされずちょっと残念な思いでです悲
Alex Machacek(アレックス・マカチェク)
Ricard Hallebeek Project II: Pain in the Jazz
1曲目のWristkiller。アランホールズワースを彷彿させる浮遊感のあるサウンドながら、滑らかなレガート奏法とピッキングで弾くサウンドの両方に華がある。
Matteo Mancuso(マッテオ・マンクーゾ)
Claudio QuartaroneのYou Are in Barbadosに参加しています。
恐らくディストーションギターがマッテオマンクーゾの演奏でしょう。突然早弾きが登場します!
指弾きでテクニカルな演奏をするギタリストでタッピングなども多用し、Youtubeには多数動画が上がっているようで、中でも前述のビレリラグレーンとシルヴァンリュックがDuoで演奏したIsn’t She Lovelyのソロをコピーした演奏が私は好きです笑
Alex Sill(アレックス・シル)
Experiences: Real and Imaginaryから21st Century Alchemy
5拍子(3+2)、ギターは程よくドライブかかっていて中盤でサックスとのソロバトルが聴けます!テクニカルですが歪みすぎていないので個人的に聴きやすいです!また終盤はクリーントーンで聴かせてくれます。
その他の曲も歪みすぎないサウンドが幅広いダイナミクスコントロールを可能にしており、テクニカルですがアーティキュレーションの勉強になる一枚です!
以上、早弾きに特化してジャズギタリストを紹介されていただきました。