知人から「○○をできる人を探している」との仕事の打診がありました。
○○の内容は、多分そう簡単には経験者が見つからないであろう分野ですが、たまたま私は過去に半年ほど、その○○の仕事経験がありました。
「私でよければ、できますよ!」
今回は思いきって自分から手を挙げてみることに。
意外なスキルが役立つこともあるんだな~
なんて、呑気に思っていました、
この時までは…。
後日お客様を紹介して頂いて、実際に会ってヒアリングをしてみると、先方の要望はチョット違いました。
よくよく聞いてみると、先方が探している「○○できる人」は、
実務的なことができる人、ではなく、責任を負わせることができる人、という意味でした。
先方のビジネス上の懸念点を私が判断し、それを私の意見書として署名捺印し、もし会社が訴えられたときは、私に損害賠償を請求をするつもり、ということだったんです
フリーランス、怖い!!!
いやほんと、これが業務委託の怖いところですね。雇われの場合は、判断ミスがあっても社員が責任を負うことはありませんから…。
勿論、こういったリスクに備えるために賠償責任保険に入っていますが、今回の分野は保険適用の対象外。
紹介してくれた方のメンツもあるし、自分から手を挙げておいて「できません」とは言いづらいですが、時には断る勇気も必要です。
これをお読み頂いているフリーランスの皆様…お客様の話に違和感があるときは、しっかり検討してから受注したほうがいいですね…。
自分の想定と先方の要求に差があるのに、気付かずそのまま受注したら、トラブルの元になると、非常に勉強になりました
今回は会話の中で「賠償」というワードが出たので運よく(?)気付くことができました。
ちなみに。
もし単に「実務ができる人」という要望だったら、単価3万円くらいで提示しようと思っていました。
3万円のためにノー保険で訴訟のリスクを負うなんて、絶対に無理ですよね…