今回、私が使用している環境認識の方法を隠すことなく伝授します。
環境認識の方法は、手法同様に巷に溢れています。
環境認識をせずに、1つの時間足だけでトレードする方もいるかと思いますが、おそらく勝てていない人が多いのではないでしょうか?
ただ、一部の方は1つの時間足だけで勝てている方もいると思います。そのような方はフラクタルを理解しており、上位・下位足のイメージができているの方だと思います。
一般の方は、現在地を確認するために上位足を見に行くという考え方でいいと思います。
環境認識方法は移動平均線を用いて行います。
・環境認識が容易にできるようになります。
・値動きの意味を考えるヒントにもなります。
移動平均線を利用している理由
移動平均線自体は有名なインジケーターで過去のローソク足の期間の平均値より算出されています。
移動平均線の傾きや位置というのは、相場の勢いやトレンドを把握するのに役立ちます。
短期の移動平均線が中期や短期の移動へ平均線を跨ぐということは、長期的な平均値を超えているため、トレンドが転換に向かいやすいということになります。
トレンドは長期足が支配していますが、下位足の動きから転換は行われていくとうことを理解してください。
チャートの準備
【インジケーター設定】
黒:20SMA
青:80SMA
赤:200SMA
雲は飾りです。 (ビジュアル的な見やすさ)
極論、数値はこだわっていません。多くの方が使っていそうな数値をチョイスしてください。
基本パターンの説明
パターン①
移動平均線が上から21MA/80MA/200MAと短期・中期・長期と並んでいる場合、 俗にいうパーフェクトオーダ(PO))と呼ばれる、上昇トレンドを指します。
このパターンを①とします。
パターン②
移動平均線が上から80MA/21MA/200MAと中期・短期・長期と並んでいる場合を②とします。
上昇トレンドが崩れ始めている状況です。
パターン③
移動平均線が上から80MA/200MA/21MAと中期・長期・短期と並んでいる場合を②とします。
上昇トレンドが完全に崩れている状況です。下降目線に切り替えていいです。
使用方法
基本的には、4H→1H足の順番に見ていきます。 執行足は5M足もしくは、15M足です。
4H足根拠の時は15M足でエントリー・1H足根拠の時は5M足でエントリーがよいです。
4H足で、パターン①②③のどれか確認します。
下記のように4H足がパターン①で21MAよりも上にローソク足がある場合、1H足もパターン①の状態です。
その際は、1H足の80MA付近での反発を5M足で待ちます。三尊パターンが出ればエントリーです。
4H足がパターン①で21MAよりも下にローソク足がある場合は。1H足はパターン②の状態になります。
この場合は、1H足では上昇トレンドが崩れようとしています。ただし、4H足は上昇トレンドですので、4H足のトレンドを優先します。
エントリーポイントとしては、1Hの200MA付近での反発時は、5M足の三尊パターンでエントリーします。
4H足の80MAの反発であれば、15M足ので三尊パターンでエントリーします。
1H足の200MAの反発を狙う際は、トレンドが弱まっていますので長く持ち過ぎないことをお勧めします。200MAまで落ちてきているということは、該当時間足のトレンドが弱まっていることを指します。
4H足がパターン②の場合、1H足は下降のパターン①が出ているはずです。4H足は上昇トレンドが崩れ始めていますので、1H足の80MAでの反落(ショート)を狙っていきます。
もしくは、4H足の200MAでの反発(ロング)を三尊パターンで待ちます。
4H足がパータン③の場合は、上昇トレンドが否定されますので、1H足の80MA反落・200MA反落を狙っていきます。
4H足はパターン③の場合は、1H足で下降トレンドの順張りを(80MA/200MA反落)を狙っていきましょう。
上昇からの下降をベースに記述しましたが、下降トレンドからの上昇パターンも同様です。
中級者パターンの紹介
Case1
下記の様に、4H足が下降のパターン②で200MAの反応が出そうな状況で、1Hは上昇トレンドが出ているので、80MAの反発を狙いたくなる場面ですね。
基本的には、4H足のトレンドに支配されることになると思うが安易に判断できない状況でもある。もちろん4H足の時間足なので値幅はあり一旦は下がる可能性がある。
ただし、1H足の上昇の勢いが強い事にも着目しなければなりません。
これが値動きの意味を理解しましょうということです。
4H足は80MAのリズムで下がってきていましたが、1H足の21MAのリズムで一気に上昇してきているので結構悩むと思います。
中期・長期の波が干渉する領域ですので、市場参加者も迷っているポイントになります。
レンジになりやすい状況でもあるということを理解しましょう。なので、初心者の方はどちらかの勝負がはっきりするまで手は出さないのが定石です。
中級者以上の方は、利確位置を三尊パターンで言う161.8%ではなく、100%(前回高安値)位置で調整することで、勝負していければと思います。
Case2
下記の様に、200MA(80MA)等で反発の反応を見せたかと思えば、思うようにの伸びていかなかった場合についてです。 右の拡大部を見ていただければわかりますが、200MAでい1・2度反応しているのにも関わらず上昇していっていない場合です。
本来言って然りの箇所で違った動きをした場合は、逆方向に進んでいく可能性が高い状態!
今回の様に2度は反応しているのにもかかわらず伸びていなかった場合は、移動平均線の傾きも緩やかになってきます。つまり、上昇の勢いがなくなってきている証拠でもあります。
上級者であればショートエントリーを仕掛けても大丈夫です。値動きの意味を理解することでエントリーできる場面になります。
初心者の方は、通常の①②③のパターンまで待ってエントリーを心がけましょう。
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