超革新ひふみ神示

超革新ひふみ神示

ひふみ神示は、金をかけて先入観を植え付けようとする勢力を称賛などしてません。 「神で食うて行くことならん」ともあります。 虚心坦懐に読んでみてください。

銀英伝の名言・世界観

銀河英雄伝説のススメ

https://cyrus2.hatenablog.jp/entry/2023/03/24/004737

 

*以下、ネタばれあり。

 

・旧作アニメでは、首都星ハイネセンの

 首都がハイネセン・ポリス。

 

 人名都市と言えばコンスタンティノープル

 ヨハネスブルグ、ペテルブルク、ワシントンD.C.

 レニングラードスターリングラードなどがある。

 

 自由惑星同盟アメリカ的でありつつ

 そこそこソ連(ロシア)などのようでもある。

 言葉の装飾・ごまかし方がちょっと違うだけで

 本質的に大差ない事を見抜いている。

 

・外敵だけで滅んだ国はない。

 トップの腐敗こそが国を滅ぼす。

(謀略家ルビンスキーの世界観)

 

・倉庫爆破や食料の輸送・補給を

 絶つ事で混乱が起こされる。

 好戦派は「補給が絶たれるはずはない」

 「味方がそこまで敵を通すわけがない」

 「万が一の負けを想定するなど利敵行為」

 などとほざき、議論を遮断しようとする。

 

・某義眼の男もしばしば

「自分を任命したのは誰々」などで

 相手を黙らせようとする。

 

・食料が不足するとメカニック(機械整備)は

 飲まず食わずという事になり、照準・方向などに

 ずれが出たりもする。メカニックに当たり散らした

 空戦隊長は事情を聞いて反省

 

・ 政治家などの子弟の徴兵率は15%、

 前線に赴くのはわずか1%。だが報道されない。

 

・「最高評議会」の独裁・寡占のような状態。

 「閣議決定」で何でも押し通す感じ。

 「戦闘で成果を上げれば

 支持率が上がる」などと話している。

 

「この所、政治的不祥事が続いたからね。

 外に注意を向けたいのさ。」

(意図が分かるヤン・ウェンリー

 

・好戦派の議員はあおるだけで自分は安全な所にいる。

 婚約者が戦死し未亡人となった不都合な詰問者を

 追い出し、憂国騎士団などを使って暗殺をはかる

 好戦派議員。外国の資本家やカルト教団との関係も。

 

・反対勢力は女子供でも憂国騎士団に襲われるが

 警察は傍観するだけ。しかも右翼による襲撃を隠し

 「左翼の内紛だ、騒乱罪だ」と

 警察発表が垂れ流されるような状況。

 

・何かと言えば国歌だの「英雄と握手」だの演出。

 「国のために犠牲になったのだ、続こう」と言う。

 

・他人を従わせるには選択肢の少ない状況に追い込めばよい

 と説く資本家。弱みを握るために飲み物に麻薬を盛り

 女を使い録画したりもする。

(謀略家ルビンスキーやルパートら。)

 

・「プライド」の高いエリート、好戦派などを操る

 のは造作もない。もともとそいつが

 信じたがっているものを信じさせればよい。

(例えば、ヤン・ウェンリーが手柄を奪った、とか。

 敗者が妬んでるだけ、これは功徳だ、などなど。)

 

・過去の結果としての現在より

 未来の原因としての現在を大切にすべき

(先行投資家ルパート)

 

・人間は自分を悪と定義するほど強くはなく、
 自分たちが正義と主張し思い込んでいたがる。

 (ヤン・ウェンリーの世界観)

 

・「恥じるべきは諸君を降伏せざるを得ない状況に追い込んだ

 無能な将たちだ。」捕虜交換の際のラインハルトの演説。

 オーベルシュタインは元の上官に助言・策を

 受け入れられず、「玉砕など愚か」と一人で脱出している。

 自由惑星同盟ではヤンの友人(ジェシカの婚約者)が

 策を却下されて戦死している。

 

・ヤンは兵を楽に勝たせるために苦心していると

 養子ユリアンが指摘してくれるが

「世間では兵を苦労させると

 将も苦労していると勘違いしてしまう」

ヤン・ウェンリーの洞察)

 

・責任ある思考より

 無責任な委任・妄従をよしとする者が多かった。

 (独裁者を生んだ歴史)

 

・独裁者となったルドルフは自由競争・適者生存を叫び

 福祉を廃止し貧困者を異常者とし、「精神異常者」を処刑。

 証拠は必要とせず、独断と偏見で処刑しまくり。

 麻薬投与や脳切断なども。

 

・劣悪遺伝子排除法を制定したルドルフだが、娘の産んだ

 男子が知的障碍者だった事は屈辱であり、産んだ娘と

 近辺の者は処刑され、緘口令が敷かれた。

 

・帝国の権力争いの歴史・・・暗殺された者5名。

 抗争などで死んだ者の数は分からぬほど。

 ただし一般には知らされていない。

 

・部下の血も流さずに道を開く者はない。

 (オーベルシュタインの世界観)

 

・ハイネセンが独立した事が知られるようになると

 犯罪者から皇族までたくさんの人々が亡命、

 人口はふくれ上がったが自由惑星同盟は変質した。

「民主主義」の建前と精神がかけ離れている。

 

・「民主主義」も少数による多数支配。投票の

 51%の多数派政党の内26%の多数派であればよい、

 みたいな。

 

・テーゼがあれば必ずアンチテーゼがあるように感じ、

 自分の信念が絶対とも思えない。

 自分の正義を全面的には信じていない。

ヤン・ウェンリーの世界観)

 

・民主共和制と帝政のどちらが優れてると

 いうよりも、運用する人間の問題

疾風ウォルフの世界観)

 

・貴族は制度化された盗賊でしかない。

 簒奪は能力・努力があるので

 無能な貴族による収奪より良い。

(両眼の色が違うロイエンタールの世界観)

 

・どんな立派な人物でも属する国が違えば

 戦わなければならない。自国の上官の方が邪悪でも。

「いい人が理由もなく殺されていく・・・

 それが戦争であり、テロリズムなんだよ」

ヤン・ウェンリーの世界観)

 

・運命ならまだしも、宿命と言ってしまうと

 状況を分析する思考を停止させ、

 自由意志を否定するのでよくない。

 結局は個人の選択。

 宿命の対決なんてない。

ヤン・ウェンリーの世界観)

 

 * * * * * * * * *

 

ここから先は読むとストーリー展開が

 

「もろに」わかってしまうかも。

 

*先にアニメを見たくなった方へ。

 Die Neue These(新説)を48話まで見るなら

 U-NEXTの1か月無料お試しになるかと思いますが

 私自身はクレジットカードもスマホ決済も

 一切使わない、IT企業を信頼してないという事で

 自己責任でお願いします。ヤフー楽天AbemaLINE

 などと方向性が真逆のアニメだと思っています。

 

ここから先は読むとストーリー展開が

 

「もろに」わかってしまうかも。

 

 * * * * * * * * *

 

・「もともと秩序を乱したのはあなた方」と

 クーデターを起こし戒厳令を敷いた

 「救国軍事会議」を糾弾するジェシカ。

 「何を秩序とするかは我々が決める」として

 反対派を暴力で屈服させる「救国軍事会議」。

 

・戦に負ければ誰かが責任を負わされる事になる。

 その前にビュコック提督が自害しているようでは

 責任がヤン・ウェンリーにまで及んでしまうから

 と自害を思いとどまらせる

 参謀長チュン・ウー・チェン(パン屋の息子)

 

自由惑星同盟の理念を守れないなら、

 もう一つの独裁体制になってまで国を維持する必要はない。

 むしろ建国理念と市民の命のため

 民主共和制の軍隊として戦い滅びた方がよい。

(ビュコック提督の世界観)

 

・民主主義崩壊の責任は

 努力を放棄し民主主義を捨てた者全てにある。

(ビュコック提督の世界観)

 

・民主主義とは良い友人は求めるが

 臣下とか主君とかは求めないもの。

 (ビュコック提督&パン屋の息子)

 

・物語では王子や姫は善人で

 宰相などが悪人みたいなパターンが多い。

 それに染脳されてると、亡命した皇帝が7才

 というだけで人々の理性がぶっとんでしまう。

 

・情報は発信者の意志でゆがめられてる。

 犯罪によって利益を受ける者が真犯人

(元情報部員バグダッシュ

 

・権力を手にしてからは、忌み嫌うルドルフのように

 なりたくないという自戒があったため、それまで通りの

 覇氣を発揮できずにいるラインハルト。

 そういう自分をどうかとも思っていた所で

「歴史を動かして来たのに、

 歴史に動かされるのを待つのか」と問われ

「ビッテンフェルトの言や良し!」

 

・「予算を閲覧する権利は自由惑星同盟

 納税者のみにある」と突っぱねられたが

 処罰するなとラインハルト。

「そのような者を中堅にとどめているからこそ同盟は滅びたのだ」

 民主共和政体が一個人の器量に負けたと感じ動揺する役人たち。

 

・帝国の将たちは専制政治に対して忠誠を誓っているわけではない。

 皇帝という一個人に対して忠誠を誓っている。

ヤン・ウェンリーの洞察)

 

・人は人に従うのであって、制度や理念にしたがうのではない。

 養子のユリアンは結局私のために戦うのであろうか?

 それではいけない・・民主主義の思想や制度のためでないと。

ヤン・ウェンリーの考察)

 

・「人は主義思想のためには戦わないんだよ。

 主義思想を体現した人のために戦うんだ」

 (歴史作家志望アッテンボロー中将)

 

・長官の病欠中に副官が代理をしていたが

 長官が復帰するとその見事さを見て

 自信を失い辞職願い。

「長官の方が優れているから長官にした。

 己の分を知ったならそれでよし。

 今後も副官として補佐せよ」とラインハルト。

 

・体制が安定したら組織を縮小し

 異才の長官よりも副官に任せる。

 異才に頼らざるを得ない内は組織は不安定なのだ。

(ラインハルトの世界観)

 

自由惑星同盟の首都星ハイネセンでは

 建国者ハイネセンの巨大な像が

 ランドマークになっている。

 自由の女神像のような感じで。

 だがそれはアメリカのようでもあり

 ソ連(ロシア)のようでもある。

 「東側」は「人民解放軍」などと

 口先では名乗ったりしているが実際は

 ファシズム国家で差別があるわけで

 全然「民主共和制」「共産主義

 「社会主義」などではない。

 実質上は帝国主義で資本家ファシズム

(資本家の隠し子、隠し孫などの独裁。)

 特に旧作アニメでは、その辺りの洞察が

 くっきり形として示されている。

 ラインハルトは「ハイネセン自身も

 真に同盟人の尊敬に値する人物なら

 等身大以上の巨大な像など望まぬだろう」と。

 

イゼルローン要塞で新政府を樹立する際、

「イゼルローン・コミューン(共生圏)」という名称を

 空戦隊長ポプランが提案したが

 歴史作家志望アッテンボロー中将は

「歴史上、コミューンと名付けた政体は長続きしてない」

 として却下。新体制はイゼルローン共和政府と名乗る。

・・・つまり銀英伝の中で民主共和制と本来の

 コミュニズム共産主義)は似たようなもの。

 呼び方を変えてるだけ。

 

・ルドルフが民主共和制を乗っ取って帝国にしたのと逆に

 帝国を民主共和制の憲法で乗っ取る事はできないか?

(ヤンの養子ユリアンの思索。帝国にも法はあるけど)

 

・民衆に支持されている点で、ラインハルトは非常に民主的

(ヤンの養子ユリアンの思索)

 

 * * * * * * * * *

 

< 外伝で描かれた過去 >

 

・ラインハルトとキルヒアイス憲兵隊に出向。

 「弱い者に帝国の強さを思い知らせる部署」

 とラインハルトは嫌がったが、

「内実を知る機会。一番腐っている個所」

 と受け止めるよう助言するキルヒアイス

 

・ケスラーが憲兵隊に出向していた際、

 息子3名を戦で失った老婆がルドルフ肖像画

 踏みつけていたと密告した者を

 傍観していたのは共犯同様と逮捕。

 老婆は狂人なので無意味と拷問せず、

 市民の喝采を浴びていた。しかしながら

 老婆は極寒の辺境惑星で食を断ち死んだ。

 その記録を読んだラインハルトら。

 「一部に優れた裁定をする人士がいても

 全体が腐っていては駄目だ、改革が必要」。

 

・ヤンは21才で少佐となったが、

 士官学校を出てない人にとっては少佐は終着点。

 70才くらいの少佐と仕事をする事も。

 それでよいのか疑問を持つヤン・ウェンリー

 

 もし普通の大学などに進学していたら

 徴兵され前線で死んでいたかも知れない。

 

・ラインハルトとキルヒアイスは幸運にも

 一緒に配属され指揮官・副官となったが

 つけられた参謀が無能だった時期もあった。

 初めは戦闘に関わらない後詰めだったりも。

 敵の中に突出する艦隊がいた際、

 ラインハルトはその都度引いて

 味方にも引く余地を与えていたが

 無能な参謀は「命令がないのに勝手な事を」

 みたいに言っていた。艦別に独自判断も

 できるように指揮官や参謀がいるのに。

 

・固定された既成概念ほど危険なものはない。

 だが人間は同じ過ちを繰り返す。

 そこに奇策の入り込む余地がある

ヤン・ウェンリーの思索)