イチゴ今年初収穫!

 今朝、初収穫したイチゴ。露地で栽培しているのでようやく収穫時期がやってきたのだ。

 我家は自宅敷地内に約40坪ほどの畑がある。7年前に東京から移住してきた折に、家庭菜園がやりたくて当地に決めた。夫の通勤は札幌なのに当地を選んだ理由は、札幌では首都圏と変わらない住環境になってしまうからだった。ゆったりと農のある暮らしを選んだ。当初、家庭菜園の言い出しっぺは私だったが、今では夫の趣味となっている畑。40坪もあるのでお隣の農家さんからは「売るほど作れるね」と当初驚かれた。この辺りは札幌のベッドタウンなので、田舎と言っても然程でもなく住宅街で、さすがに敷地内に40坪も畑がある家は近隣では珍しい。
 
 このイチゴ、実は世間の人の殆どが知らない闇を抱えている。市場には無農薬・無化学肥料栽培のものは殆ど出回っていない。勿論農産物の大半が慣行栽培で、基準に則った栽培だから安全だろうという見方が一般的。しかし、そうでもないと個人的には思っている。その物差しは癌の発生率ではないか?と考える。いつしか「二人に一人は癌」が誰もが知るキーワードとなって、それを誰も不思議とも思わずガン保険に加入したり。では一体その「二人に一人は癌」は何故なのか?農産物、添加物、そして環境汚染ではないかと考える。「国産使用」と自慢げにうたう飲食店はもっと勉強すべきと私は思う。
 そしてもう一つ、ベリー系は土壌汚染の影響を受けやすく、当然農薬や化学肥料も吸収しやすくおまけに残留しやすいというもの。だから、日本のイチゴが輸出の際に海外の検査のフルイにかけられ差し止めになっているケースは今も起こっっているのだ。そんなことを知ってからはスーパーに並ぶツヤツヤのイチゴに対する購買意欲はすっかり失くなってしまった。

 とはいえ、人間には営みがあるから、こうした事をすべて気にして食生活を送れるかと言うと不可能に近い。外出時に食事することもあれば人とのお付き合いもある。そこは折り合いをつけて中庸を心掛けたい。だからこそ、こうして自宅で安全なイチゴが収穫できるということはご褒美なのだと感謝しなければいけない。


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