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【第1章】4話 サラリーマン営業としてのお金の使い方 稼ぎ方・・・

 

僕は営業として経費管理を任された。
ノルマを達成した部署は経費をとことん使え。
そんななか、僕はあることに気づいてしまうのであった。

 

不可解な領収書

経費管理を任されていた僕は、
週末に領収書を回収していた。

3人分の経費精算は意外にも時間がかかり手間だった。
特に部長のは枚数も多く、かなりの時間を要した。

ある週の経費精算をしているときにふと気づいた。
それは駐車場の領収書だった。

同じ日の同じ時間帯に偶然にも2枚の領収書がでてきたのだった。
1500円900円

経理から指摘されるのも面倒だと思い、
部長に確認すると、先輩の分との事なので精算した。

僕は何の迷いもなく、その後同じようなことがあったら、
先輩の分として精算をしていた。

しかし、それは毎週のように起こった。
 

交通違反の反則金

僕が部長と同行しているとき、
昼にラーメン屋に立ち寄った時だった。

食べ終わって出てくると、
緑の制服をきたおじさん二人が車の窓に何かを張って去っていった。
 
『駐車違反』
 
駐禁の切符をきられたのだ。
 
近くにコインパーキングもなかったから
路駐をしていた。

悔しがっていると、部長から
『俺にも責任あるから半分持ったろ』
 
と言ってくれた。
僕は有難くその気持ちを受け取った。

会社に変えると、
7枚の領収書
を部長がもってきた。
全部が、コインパーキングのものだった。
 
これをお前の名前で経費精算したらいいとの事。
罰金の全額を賄える金額になった。
僕は、何の疑いもせず、嬉しくなって経費精算をした。
 
1か月後、反則金の支払い通知書が、総務部に届いた。
僕は、総務課長に怒られ、反省文を書かされた。

反則金を送付したが、先日部長からの領収書もあり、
自分の懐事情には何も影響がなかったので平気だった。
 
部長はその後も、定期的に自分の領収書を僕にくれた。

いつの間にか、ちょっとしたお小遣い感覚になっていた。

 

僕の手取りは17万円。

仕事している間は、給料を全く使わない。

休日に少し使うぐらいで、毎月10万を余裕で貯金できた。
他の会社に勤めていた同級生から羨ましいと言われていた。

 

しかし、

僕は、知らず知らず進んでいくのであった。
お金の闇にずるずると引き込まれていくことを・・・
 
第1章 『序章 始まり』 完
 
 

 ~第2章 第6話~へ続く

 

次回、人生初の海外出張編がスタート

   部長や先輩のお金の使い方がさらに・・・

 

最後までお読みいただき有難うございました。
次回もよろしくお願いいたします。

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