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理学療法士の新人教育2

管理職向け
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  • こんにちは、まめたです。

4月から入職した新人理学療法士は職場の環境に慣れただろうか?少しずつ先輩の顔や名前、職場のルールなども覚え、雰囲気に慣れてきたことだろう。

さて前回、『理学療法士の新人教育』について書かせてもらった。その際に少し触れたのが、当職場は、”非常に丁寧な段階を踏んで患者さんを担当するような仕組み”ということである。今回はそのあたりをもう少し詳しく書きたい。

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当職場の仕組み

当職場では、一般的な新人といわれるスタッフに対しては、疾患や重症度、患者のキャラクターなども踏まえて担当を割り振りしている。今回は外来リハビリにおける一例を紹介したい。

上記に記載した内容を全く同じように実施する訳ではない。これぐらいのペースでいきましょうというある程度の目安として置いている。そのため、新人スタッフや職場の状況によっては、早くも遅くもなることはご理解いただきたい。

ちなみに、本来は疾患名等ももう少し細かく記載しており、同じ職場の急性期では、点滴管理や人工呼吸器管理、認知機能の状況なども含まれるため、より細かい内容となっているが、全く同じものは記載できないため、ご容赦いただきたい。

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教育制度を作る意味

教育制度の目的は、患者さんに不利益のない医療・介護を提供することにある。新人が標準的な医療を提供できないことは、患者さんにとっても職場にとってもメリットがない。新人と20年の経験を持つベテラン理学療法士で金額が変わるのであれば話は変わってくるかもしれないが、そうはいかないのが実情である。

もちろん、新人をすぐに稼働させたい、そんなに教育に時間をかけていられない、などの意見はもちろんあるであろう。職場のスタッフの人数や考え方で変わって当然である。

ただ、一つの考え方として、”課題は少し背伸びをすれば達成できるような課題が良い”とされており、いきなり難易度の高い患者を担当することは、新人の成功体験が積みにくいのではないかと考える。

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山本五十六の格言

話は変わるが、皆さんは山本五十六という人物を知っているだろうか?

この山本五十六という人物は、太平洋戦争開戦時に連合艦隊司令長官を務めた人物である。

最後にこの人物の残した格言を紹介したい。

LIFE IS BUT A DREAM (typepad.jp)より引用

まとめ

私が新人の頃に「おれたちの頃はもっと大変だった。」「1日○○人を回していた。」など過去の自慢話?をして、マウントをとってくる先輩がいらっしゃった。また、「最近のゆとり世代は…」「Z世代は…」などと小言を言うおじさんたちも当職場にはいる。しかし、江戸時代の書物にも「最近の若者は…」などと記されていたらしい。

もちろん世の中の流れにより、世代間でのカルチャーが異なる面はあるだろう。しかし、それを「最近の若者はなってない」などと言い、物事を平面でしか見れない人間はほっておけば良い。

最後に記載した山本五十六氏のように、人間を育てることの本質を捉え、実行できる人間になりたいものだ。

この記事を書いた人
まめた

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外来勤務

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おっさん理学療法士はこう考える

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