インフルエンザ脳症はウイルスが脳に入って起きる病気ではない | 森の里草

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NHKはインフルエンザ脳症を流し続けるが、昨年(2023/2024)、インフルエンザ脳症は189人が報告されています(8人死亡)。感染研によれば脳症を起こしたウイルス型は、A型が120例(63%)、B型が42例(22%)、ウイルス型不明が27例(14%)。しかしながら、脳症を起こして子どもの共通性については記されていないし、ワクチン接種の有無も不明です。

インフルエンザ脳症の原因はインフルエンザウイルスが脳に侵入して発生するものではないことを強調するべきです。脳にウイルスが入り込んで炎症を起こせば「脳炎」となります。脳症と脳炎は大きく違うものなのです。

 

里見 宏先生の考察は参考になると思います。

脳症のメカニズムはまだ完全に突き止められていない。これまでに、解熱剤のボルタレン(ジクロフェナク)やポンタール(メフェム酸)などを飲んだ子どもにインフルエンザ脳症が多いことから、主効果のプロスタグランジンを抑える解熱剤は禁忌とされている。
もう一つ、インフルエンザにかかると免疫細胞が異常に働く子どもがいて脳や神経細胞に障害を与えて脳症が起きるという報告もある。どんな子が脳症を起こし易いのか、科学的な解明が必要だがやられていない。いつまでも問題を残している日本の専門家の責任問題だ。
一例をあげておくと、脳症を起こした子どもがワクチンを接種していたかどうかというデータも公表されていない。それにもかかわらず、国のガイドラインに「インフルエンザワクチンは、脳症に対する直接の予防効果や重症化阻止効果は証明されていないが、感染源を縮小することによりインフルエンザ患者を減らし、ひいては脳症患者を減少させると考えられ、現時点では最も効率の良い予防手段である」という。根拠もない思いつきで「最も効率の良い予防手段だ」と言いきる人たちが日本の専門家と呼ばれ、国の方向を決めている。こうした記述を引用して「ワクチンは必要」と書き込む医師の多いことか。非科学というより没科学だ。こうした人が日本の予防医学を担っている。恐ろしい状況だ。
出典:インフルエンザ脳症ガイドライン 【改訂版】「インフルエンザ脳症の発症因子の解明とそれに基づく 発症前診断方法の確立に関する研究」班より。
 

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