スキルを磨く前に才能を見つけるべき理由と手順

自己理解

 

お疲れさまです。

ぼんちゃん(@bonchan0433)です。

 

昨今、リスキリングや資格取得のように、新しいスキルの習得や既存スキルの学び直しがトレンドになっていますね。ただ、その一方で、選択肢が多くなるあまり、何をやったらいいか分からないという方も多いのではないでしょうか?

 

そこで、今回は『スキルを磨く前に才能を見つけろ!』というテーマで解説していきます。

どんなスキルにも適性というものがあります。何よりも重要な『あなたの時間』というリソースを有効活用するという意味でも、ぜひこちらの記事を読んでいただき、あなたの強みとなりうる部分を見つけるきっかけにしていただきたいと思います。

 

株式会社ジコリカイの代表取締役で著者の八木仁平さんから献本頂き、今回の記事を起稿することにしました。

転職を成功させ、ブログ運営をしている僕の考え方に重なる部分もあり、とても読みやすく構成されていますので、興味のある方は、八木さんのYouTubeチャンネルをご覧になってみてください。

 

【著者:八木仁平さんについて】

・3か月10ステップで進める独自の自己理解プログラムを提供

・ブログは累計2600万pvと圧倒的人気、Twitterフォロワー数4万人超

・国語、算数、理科、社会、自己理解という世界の実現を目指す

・YouTubeチャンネルはこちらから

 

さて、前置きと著者の紹介はこのぐらいにして。

それでは、参ります。

 

結論:才能は誰にでもある!まずは見つける事から始めよう!

 

さっそく結論からお伝えしますが、『才能は誰にでもある』という事です。

才能と聞くと、どうしてもこんなイメージがありませんか?

才能なんてごく一部の限られた人が持ってるもので、一般人の僕に才能があるなんて考えられないよ・・・。

ですが、ハッキリと断言します。あなたにも才能はあります、ただそれに気づいていないだけ。

僕の実体験からもそう言い切ることが出来ます。詳しくは僕のプロフィールに遍歴を載せていますので、ご覧ください。

 

誰にでも、得手不得手はあるもの。才能や天才と聞くと、どうしても先天的なものを授かって活躍しているイメージが先行しますが、そのイメージは半分正解で、半分間違いだと僕は思うんです。

先天的なものを授かっているというのは正解だと思いますが、活躍しているのは『その人の得意な分野』であるか、『突き抜けたレベルに到達するだけの試行錯誤があった』からだと感じています。

 

よって、先天的なものは正しく、活躍しているかどうかは本人が得意な分野で経験を積めているかの方が重要だというのが僕の持論です。

 

まずは、あなたにどんな才能があるのかを見つけるところから始めましょう。

スキルと才能の違い、才能の公式、見つけ方の3つについて掘り下げて解説していきます。

 

スキルと才能の違い

 

1つ目にスキルと才能の違いについて。

これ、意外と説明できない方、多いんじゃないでしょうか?才能を見つける大前提として、それぞれの言葉の違いを認識できているか?というのがポイントになってきます。

 

本書では、スキルと才能の違いを以下の表のように解説しています。

スキル才能
習得時期後天的先天的
活用できる範囲特定の仕事汎用的に活用可能
活用できる期間一時的で常にアップデートが必要一生もの

こうして比較してみると、かなり分かりやすく定義されていますね。

スキルは、欲しいなと思って独学ないしセミナーなどで習得するので後天的なもの。一方の才能は、元来あなたに備わっているものなので先天的なもの。

ただ、ここで押さえておくべきなのは、『才能は誰にでもある性質』という事。

自分には才能なんかない、と悲観しなくてもOKだよ、と覚えておきましょう。

 

その上で、才能という言葉に誤解しがちな部分があります。

それは人よりうまくできる事ではなく、『ついやってしまう事』が才能であるという事。

 

これ、思い当たる人、結構いらっしゃるのではないでしょうか?

例えば、『僕はプレゼン用の資料を作るのが得意だから才能なのかな?』とか、『私は写真を撮るのが得意だから才能なのかしら?』のようなもの。

そういった、スキルや知識、資格の事を指すのではなく、『性質的な面』を指します。例えば、『立ち直りが早い』とか、『責任感を持って行動する』といった具合。

得意なことにフォーカスすると、出来た出来ないという実行ベースで判断してしまい、先天的な要素であるという本質からズレていってしまいます。それはよくない!

 

才能の公式

 

2つ目に才能の公式について。

実は、才能には冒頭で解説した定義づけに関連して公式があるんです。

動詞、遺伝と環境が半々、自分を活かす事。順番に解説していきましょう。

 

才能=動詞

 

まずは才能=動詞である、という点。

ある種当たり前ではありますが、スキルや知識、資格は才能ではなく、『あなたが必要だと判断して後天的に身に付けたもの』なので、名詞となります。例えば、マーケティングやライティング、電気工事士、Excelでマクロ作成とか。

 

一方、才能の場合、『あなたが生まれた時から持っていて、ついついやってしまう先天的な性質』となるので、動詞となります。例えば、ルールを守る、相手の優秀な部分に気づく、有言実行する、自分の軸を持つなど。

ここで注意するのは、才能は長所にも短所にもなりえるという事。

例えば、ミスが許されない環境でスピード重視で精度を意識するのが苦手な人が活躍できるかというと、ちょっと厳しいですよね。どこかしらの抜け漏れに対して敏感に指摘されてしまい、やる気がなくなってしまうでしょう。

 

であれば、この人が活きる環境は精度よりもスピード感を重要視していて、ミスに対してきちんとフィードバックしてくれる環境です。なので、環境はしっかり選びましょう。仕事にしろ、プライベートにしろ。

もしかしたら、今いるところが合わないだけで、才能が活かされていないのかもしれませんよ?

 

才能=遺伝50:育った環境50

 

次に才能=遺伝50:育った環境50という点。

 

才能は『あなたが先天的に持っている性質的な面』とお伝えしてきましたが、その性質はどのように身に付いていったのでしょうか?結論、あなたの過去に秘密があります。

あなたの両親の得意不得意が遺伝としてあり、あなたが育ってきた環境によって性質が染みついていきます。

 

過去の体験は変える事が出来ず、今のあなたを形成している重要な要素。

否定するのではなく、受け入れて伸ばすという考え方でいた方がより伸びるようになるでしょう。

 

才能=自分を変えず、活かす

 

最後に、才能=自分を変えず、活かすという点。

才能は、あなたが持っている性質なので、変えるというのが途方もない労力を要する事なんです。新しく書き換えるスキルや知識があなたに合っていない場合、さらに時間も手間もかかるでしょう。

 

であれば、今持っている性質を入れ替えるのではなく、活かせるようになるのが本質。

そのうえで足りない要素を補う、または今の才能を活かせるスキルや知識を磨いていく方が自信がつきます。

 

強み=才能×スキル・知識

 

才能やスキルを解説する本や動画に『強み』というキーワードが良く出てきますが、それもベースに才能があってこその話です。

スキルや知識といった後天的な学びももちろん重要ですが、その前に才能という先天的な要素を明確しておきましょう。どれだけスキルや知識があっても、才能がゼロなら何をかけ算しても、ゼロにしかなりません。

 

まずは、才能を見つけて、活かせるようになりましょう。

 

才能を見つける方法

 

3つ目に才能を見つける方法について。

公式がある、という事は見つける方法もある程度体系化されています。

本書では3つ紹介されていて、中でも5つの質問から考えるというものが僕個人には刺さりました。

 

【才能を見つける5つの質問】

Q1.他人にイラっとする事は?

Q2.よく注意されたことは?

Q3.禁止されるとつらいことは?

Q4.あなたが感じている短所を「だからこそ」と言い換えると?

Q5.他人は嫌がるけど、あなたが楽しいと思えることは?

 

いかがですか?実際に考えてみると、結構難しいですよね。

特に仕事ともプライベートとも取れる質問が多く、頭で考えているだけでは絶対に答えが出ませんので、紙やメモに書き出して考えてみましょう。

本書の巻末に具体例が1,000個載っていますので、参考にしてみてください。

僕が回答すると、こんな感じになります。

 

【5つの質問に答えてみた】

Q1.他人にイラっとする事は?

A.出来ない事が明確にあるのに、改善しようとしない事

Q2.よく注意されたことは?

A.自分のキャパシティを把握できていない

Q3.禁止されるとつらいことは?

A.裁量権、自由

Q4.あなたが感じている短所を「だからこそ」と言い換えると?

A. 自分を犠牲にしてでも献身的にサポートするのが短所、だからこそ、見返りを求めずに行動できる

Q5.他人は嫌がるけど、あなたが楽しいと思えることは?

A.周りが先延ばしにしがちなことを、計画的に進行させる事

 

僕がこの質問の回答に使ったメモのひな型をこちらに置いておきますので、よかったら使ってみてください。

【才能を見つける5つの質問メモひな型】

 

この質問から才能マップを作ってみましょう。才能マップとは才能+4つの経験ベースで構成されている『才能に自信を持つためのツール』と思っていただいて構いません。

これが僕の才能だ!と断言できるという事は、『才能だと気づかせてくれた体験』が軸にあるはず。それをツールに記録して活かしていこうというものです。

 

具体的には、以下の図のようなもの。

才能マップ

参照:世界一やさしい才能の見つけ方 著:八木仁平

 

このマップを3~4つ作成して、あなたの才能を明確化させることが目的です。

才能が見つかったら、そこにスキルや知識を身に付けて磨いていく事で、あなただけの強みが完成します。

 

ぜひ、今あなたがどこに成長方向を向けていいか分からない方には手に取ってほしい一冊となっております。

 

まとめ

 

才能=特別なものだけがもつもの、という先入観を外す良書です。

しかも、図解や例えが秀逸で、とてもサクサクと読める一冊。献本頂いた八木さん、ありがとうございました。

 

スキルや知識が後天的に身に付けるもの、というのが定義というのも納得でした。

自分に必要なものを後から勉強して、出来るようになるまで実践する姿は、まさに後天的という言葉が適切ですね。そういった意味では、自分が無意識についついやってしまう事がきちんと生かせる環境で努力できるというのが恵まれた環境なんだと痛感させられました。

 

僕が今勤務している職場も、それに近づけていけるようなインプット、アウトプットを経てブログ運営に活かしていこうと思えました。

本書は単独で購入することもできますが、Kindle Unlimitedの読み放題に含まれているタイトル。

月額料金的にも、元が取れる内容となっていますので、この機会にぜひ検討してみてください。

詳しくはこちらのバナーから。

 

次は別な記事でお会いしましょう。

それでは、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

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