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・・・・・

 

<<前書き・・・>>

 

零輪山での魍魎発生!!!謝花”邪魂”ハンターズと陰陽師姉妹が、討伐にやってきた

上手く連携をとって魍魎討伐ができるのだろうか?

 

それでは、続きを読んで頂けると嬉しいです

 

<<・・・・・・>>

 

第41話 何故か、増殖してるんやけど・・・(4)

 

大阪の大勝区に、『零輪山(れいわさん)』と言われる標高33m位の低い山があるねん

 

小さい頃、弟や友達と一緒に、あたいの住んでる処と大勝区の間に流れてる川の“ポンポン船”に乗って遊びに行った事あるし、何か知らんけど、テレビの“日本で一番低い山報道”でちょくちょく放映されてたんで、それなりに有名な山やと思う

 

その山で、“魍魎”が現れたとなったら、周りは団地があり、住民の沢山住んでるんで、一刻も早く討伐しなければ、多大な被害が出るんよ

 

 

あたいと房江さんに、陰陽師姉妹も含め、超速で魍魎のいる『零輪山』に着くと、そこでのんびりと過ごしてた人々が、零輪山の周りにバリケートを張った、お巡りさんたちの指示に従って、避難をしていたよ

 

房江さんは、そのお巡りさんに、『“邪魂”ハンター認定証』を見せた後、あたいたちは直ぐに、山に入れて貰い、魍魎のいる山頂まで駆け上がってた

 

そこには、体長が5メートル位かな、クラゲのような多数の触手の持ったイカに似た軟体動物の魍魎が、頭の羽?をバタつかせながら空中に浮かんでて

 

NSJで使ってた“特殊機器”を持った機動隊の人たちが魍魎を包囲し、何処にも行かせないよう足止めしてくれたで

 

でも、その魍魎、機動隊の人たちを“触手”で掴み、処構わず投げ付けて、少しずつ進行してたのよ

 

「これ以上、あの魍魎を零輪山の外に出す訳にかいかんで!!!」

 

房江さん、グローブから『斬撃の鉄扇』を具現して構えながら叫び

 

「はい!!!リーダー!!!!」

 

あたいも、『雷撃の鎚』を具現し、魍魎を囲むように臨戦態勢とったのよ

 

「“魍魎”の足止め、ありがとうございます、機動隊の皆さん、後は私たちに任せて下さい」

と、房江さんが言った後

 

「それでは、後は頼む!!!」

と、機動隊が、“魍魎”から引き返そうとした時

 

「「陰陽術・岩石の雹雨!!!」」

っと、いきなりアリサが“法撃”をかけやがって

 

“魍魎”の頭上に、大量の“石の粒”が現れ、土砂降りの如く降り注いでくれたんだわ

 

ちょ・・・ちょっと待て~~~

まだ、機動隊の方々がまだ完全に避難してへんやろ~~~

機動隊の人たちに“法撃”が当たったらどないすんねん~~~あほアリサ~~

 

と、叫びそうになった時・・・・

 

なんと!!!!!

 

あのイカクラゲ、『バリア』を張って、アリサの“法撃”を防ぎやがった!!!

そのお陰で、機動隊の人たちに、アリサの“法撃”を喰らわんで良かったんやけど

 

あたいの進化した『邪魂道を消滅させる特異体質』と『仲間の法撃力を上げる特異体質』の合わせ体質で、仲間でも“魍魎のバリア”をぶち破る事出来んのに、どうしてなんやろ?

 

と、思ってると

 

いきなり、あたい目掛け、複数の触手をまるでミサイルの様に連続攻撃をしてきよった

 

あたいは、『雷霆の波動を纏った・雷撃の鎚』を上手く使い、避けたり受け止めたりしながら、イカクラゲの猛攻を防いでやったよ

 

それでも、このイカクラゲ余りにしつこく、あたいにばかり攻撃してくるんで

 

「この魍魎も、真琴さんが“邪魂道を消滅出来る特異体質”を認識してるかも知れんよ」

 

今度は、房江さんが、“斬撃の鉄扇”から『漆黒の波動の刃』を繰り出し、イカクラゲは『バリア』を張って応戦したんやけど

 

見事に『バリア』が破壊されたまま吹っ飛ばされ、木の茂みに当たり“ぐったり”と動かなくなったよ

 

“やっぱり房江さんだと、あたいの『特異体質』に影響されてるんや”と納得してる処を

 

「アオイ!!!直ぐに、“捕縛の蔓”を掛けて!!!!」

と、アリサが間髪入れずに、アオイに指示を出すと

 

「うん、わかったで~~陰陽術・捕縛の蔓!!!」

と、アオイは直ぐに魍魎の動きを封じ込める“法術”を掛けると、たちまち、イカクラゲの身体の周りに、“蔓の形をした波動”が巻きあげたのよ

 

あれ?あのイカクラゲ・・・アリサは“バリア”で防いだのに、アオイは通じたで~~

何でやろ・・・と、頭がこんがらがってるしまったわ

 

そんなあたいの様子など、ガン無視のアリサが

 

「これで間違いなく、魍魎に止めさせれるで!!!!陰陽術・岩の尖牙!!!」

と、間髪入れずに、大量の“石で出来た針”を繰り出し、動きの止まってるイカクラゲに“法撃”をしかけよったわ

 

“これで、やっとイカクラゲ浄化できる!!!!”と喜んでると同時に、“なんか知らんけど、陰陽師姉妹って良いとこ持って行きよんな~~”

と、悔しい思いながら呆けてると・・・・何と!!!!

 

あのイカクラゲ、急に『バリア』を出現させ、アオイが仕掛けてた『捕縛の蔓』をぶち破り、アリサの大量の“石の針”を防ぎよったわ!!!!

 

「えい!!!陰陽術・捕縛の蔓!!!!」

と、慌てたアオイが“法術”を掛けるが、イカクラゲ意識を取り戻したんかして、今度は『バリア』で防ぎよったわ・・・

 

 

“あれ?・・・イカクラゲの『バリア』、さっきまで効いてたアオイの法撃効かんようになったで・・・”

と、訳わからん状態にまた、頭がこんがらがってしまったわ

 

「そんな・・・アホな」

と、陰陽師姉妹、自分たちの“法撃”が通用しないと顔面蒼白になってる処を、イカクラゲが、“隙あり!!!”の如く触手を繰り出し攻撃を仕掛けてきよったんで

 

「「あ、危ない!!!」」

と、あたいと、房江さんが、陰陽師姉妹の前に立ち、イカクラゲの触手を、それぞれの“法撃”で切り刻んでやったで~~~

 

イカクラゲの奴、警戒してか、触手を切り刻まれながらも、あたいたちから距離をとりだし、切り刻まれた触手を生やしながら、臨戦態勢を取ってきたわ

 

「何で、アリサとアオイだけ『バリア』で防ぐ事が出来るねん?・・・あの2人、あたいの“特異体質”に影響されてないんやろか?」

 

と、あたいは、房江さんに疑問を投げかけると、房江さん真剣な面持ちで

 

「もしかしたら・・・真琴さん、アリサさんとアオイちゃんの事、“仲間と思ってない”又は、両方とも何処かで“拒絶してる・されてる”と心の中で思ってるんやないかな・・・そのせいかもね」

と、答えてくれたよ

 

「でも、さっきの“アオイの法撃”・・・イカクラゲに効いたけど?」

と、聞き返したら

 

「それは多分、私の法撃で“気を失ってた”から効いたかも知れない・・・あの魍魎、気を取り戻したら、アオイちゃんの法撃を防いだやん」

と、房江さんから“納得の答え”が出たんで、あたいはそれ以上質問しなかった

 

そのあと、顎を掴みながら・・・

 

確かに、アリサとアオイは“仲間”とは思うては無いんやけど・・・

 

初対面の“邪魂”ハンターたちと、何回か共に“魍魎”討伐したけど、それでも、あたいの“特異体質”の影響を及ぼしてたで・・・

 

それは多分、あたいはその人たちを“協力者・仲間”と思ってたからかも知れない

 

それと・・・最初に会った、如月のおっちゃんの場合、あたい“ムカついて嫌ってたんやけど”それでも、“影響”はあったで

 

だとしたら・・・あたいと陰陽師姉妹が“仲間と思ってない・嫌いあってる”以前に、お互いに“拒絶しあってる”せいかも知れへん・・・・

 

あ~~もう、頭の整理がつかんで堪らんわ!!!!

 

「「もう訳が分からへん~~~」」

と、あたいが、頭を掻きながら叫んでると

 

「大丈夫?真琴さん・・・今は、あの“魍魎”の討伐に集中しましょう!!!」

と、房江さん、あたいを窘めたあと、陰陽師姉妹の方を向き

 

「アリサさん、アオイちゃん・・・実力の程は、目を見張るほど凄いと思うわ」

と、笑みを見せて褒めたたえると

 

「あ、ありがとうございます・・・」

陰陽師姉妹、気恥ずかしそうに、顔が綻んで喜んでたわ

 

「後は・・・真琴さんと“仲良く”そしてお互いに“心から認め合う”なる事だね」

と、困った顔で、たしなめると

 

アリサは、バツが悪そうな面持ち、アオイは、姉の顔を伺いながら、浮かない顔をしてたよ

 

なんちゅう~~分かりやすい態度やねん・・・この陰陽師姉妹め~~~

 

本当に、あたいと陰陽師姉妹が“仲良く”・“心から認めあえる”んやろか、ホンマに自信がないで・・・

 

そんな時、イカクラゲの奴!!!

 

「「ぐお!!!!」」

と、、はち切れんばかりの雄たけびを挙げたと思ったら、木や、草の茂み、ベンチなどを壊しながら、あたい達から離れて行きよった

 

「「「はあ~~逃げよったで~~~」」」

と、あたい達が唖然としてたら、房江さんのスマホが鳴りだし

 

「はい・・・圭吾さん!!!・・・グランドの方に“発生器”が発見されたんやね」

と、受話器を取り応答したら・・・・

 

「なんですって!!!・・・圭吾さんは大丈夫なん?」

と、房江さん驚きながら通話し

 

「よかった~~了解しました・・・」

と、何かほっとした面持ちで対応し終わり、スマホを閉じた

 

房江さん、あたいを向き、真剣な眼差しで

 

「真琴さんにとって、重大事だから話しとくね」

と、言って来た

 

あたいも、“一体何事なんやろ”と思いながら、釣られて真剣な顔になってもうたよ

 

第42話へと続く・・・・・

 

 

<<・・後書き・・>>

 

真琴の『特異体質』が、陰陽道姉妹に影響されない事が判明し、その原因が、真琴とアイサ・アオイの事をお互いに、心の中で”認め合っていない”事が原因と推測し、どの様にしたら解決できるのか思考に耽ってる処に、圭吾の連絡が入り”何か不穏な事態”が予想された・・・

 

さて、どうなって行くのでしょうか?

次回もよろしくお願いしますね

 

<<・・・・・・・>>

 

 

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