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・・・・・

 

<<前書き・・・>>

 

房江の元に、圭吾の連絡が来て新たな”脅威”を知られる事となった・・・

イカクラゲと言う”魍魎”の他に一体何が・・・

 

それでは、続きを読んで頂けると嬉しいです

 

<<・・・・・・>>

 

第42話 何故か、増殖してるんやけど・・・(5)

 

 

あたいは寿真琴(ことぶき・まこと)って言う元気溌溂(げんきはつらつ)地精型(ドワーフ)の女の子やで~~~

 

そんで、房江さんに肩を掴まれ、真剣な眼差しで

 

「ここの山に、真琴さんや圭吾さんのような“特異体質者”を狙う・・・」

 

と、言った時、あたい達の上空辺りに、何か“プロペラ”見たいな音が聞こえたんで、そこに振り向いてみると・・・

 

何か4つの羽が回転した黒い小さな物体が飛んでたんよ~~そしたら、急にあたいに向かって、”光り出して”きよってん

 

これは、“何かあんな!!!”と、直ぐに横に避けたと同時に、“光の棒ようなモン”が飛ばてきたんよ

 

丁度、あたいのさっきいた処の地面に当たりすこし“穴”が開きよったよ・・・

 

それって“ビーム”って奴・・・うわ~~危ねえ~~、もし当たってたら、あたいの身体に“穴”が開いてたやん~~~

 

そう思った、あたい咄嗟に胸を押え、ゾッとしてたで

 

「さっき言おうとしてたんは、“これ”の事よ・・・“特異体質者”を感知して攻撃する“ドロン”が幾つか、飛んでるみたいやから気を付けてと、圭吾さんが教えてくれたんよ」

 

と、房江さん、冷や汗かきながら叫んでたよ

 

ひぇ~~なんやのそれ~~~、イカクラゲだけでなく、“殺人ドロン”まで気を付けんといかんかい!!!

 

こりゃ~~かなわんなと、思うたら、また、あの“ドロン”光り出しよった!!!

 

あたいが、その“ドロン”のビーム攻撃を躱し、法撃を仕掛けようとしたのに

 

「「陰陽術・岩の尖針!!!」」

アリサが、先に“ドロン”に法撃を当て、見事に追撃しよったよ・・・・

 

その後、アリサの奴、憎たらしい上目遣いをしながら

 

「だから、あんたはいつまでたっても、ポンコツ娘やねん」

と、鼻で笑って来たもんやから

 

「何やと~~アリサ!!!ホンマ、ムカつく娘やな~~」

と、怒ったあたいが突っかかろうしたら

 

 

「「真琴さん!!!アリサさん!!!こんな処で喧嘩してるんやないで!!!!はよ“魍魎”を追わなあかんでしょ!!!」」

と、房江さんが怒鳴り、あたいとアリサの諍いを止めてくれたんよ

 

房江さん、滅多に怒鳴らないから、あたい・・・一瞬膠着してもうた・・・アリサも唖然としてたわ

 

房江さんは、困った笑みを浮かべ

 

「今は、『零輪山』の“魍魎”を倒すのが最優先やで・・・“喧嘩”はその後で」

と、動きの止まってた、あたいとアリサに優しく諭してくれはった

 

「は、はい・・・リーダー」

あたいと、アリサは、力なく返事をすると

 

房江さん、真剣な面持ちで

 

「“魍魎”、“邪魂道”を護るために、『グランド』の方に向かってるわ・・・私と真琴さんは、“魍魎”を法撃するから・・・アリサさんとアオイちゃんは、“ドロン”の方に集中して、付いて来てくれへんかな」

と、指示をだし

 

「承知しました」

と、アリサとアオイが返事をし

 

「了解です~~リーダー」

と、あたいも気を取り直して元気よく返事した後

 

あたい達は、超速で、イカクラゲを追って行ったよ

 

その途中で、何台か“ドロン”が襲撃して来たけど、アリサは次々に追撃してくれよったよ

憎たらしいんやげど、“実力”はある事だけは認めんとしゃ~ないと思った

でも・・・・アオイの“ノーコン”健在ぶりは相変わらずやったわ

 

流石のアリサも、困り果て

 

「アオイ、あんたは、“ドロン”の動きを止める事に集中してや~~~」

と、咎めてたわ・・・

 

アオイが“後方支援”・・・“ドロン”を“陰陽術・捕縛の蔓”で捕まえたり、あたい達に“結界の壁”を発動させ、敵の攻撃を防いでくれたんやで

 

後方支援なら、アオイの奴・・・凄いわ~~と感心したよ

 

 

・・・・・

 

 

何やかんや、イカクラゲを追ったら、いつの間にか、大勝区役所の近くの『グランド』に着いてもうたわ

 

「これが、零輪山で発生した“魍魎”なのか・・・・」

と、ビックリしてる肩から“赤い染み”が出ている圭吾さんと、機動隊の人たちが待ち構えていたんよ

 

そんな姿の圭吾さんを見た房江さんが、駆け寄って来て

 

「圭吾さん、肩の傷は重くないんの?」

と、心配して気を遣う房江さんを

 

「もう応急処置は取ってるよ房江ちゃん、俺は大丈夫だ、まだ戦う事は出来るで」

よ、にこやかに心配する房枝さんを宥める圭吾さん

 

その傍で見てるあたい・・・

 

羨ましいなあ~~~あたいも房江さんと圭吾さんみたいな相思相愛になれる彼氏が出来たらいいなあ~~~

 

と、つい妄想に耽ってしまったわ

 

そんな事より、あたいが、『グランド』に来たお陰で、周りに漂ってた“邪魂(まがいたま)”が消滅しよったのよ~~あたいの“邪魂道を消滅させる特異体質”でね

 

アリサが、唖然としながら

「あの、黒い影みたいな奴って“邪魂”やないの・・・“陰陽術”無しで見たんはじめてやで・・・」

と、驚き捲ってたんやけど・・・・

 

これは、圭吾さんの“邪魂・邪魂道を探索できる特異体質”の影響で視えたんやで・・・

 

・・・・てっ事は、房江さん言う通り、陰陽師姉妹があたいの“特異体質”の影響受けてへんの、あたいが陰陽師姉妹の事を“まだ認めあってない”せいかも知れん

 

でも、徐々ではあるけど、アリサとアオイの事は、好感は持ってへんけど、“邪魂”バスターの実力を認めつつあるんやけど・・・

 

と、言う事は、アリサとアオイはまだ、あたいの事“認めてない”んやろな・・・お互いに“認め合わなければ”『影響』されへんのやね・・・・

 

だとしたら・・・如月のおっちゃんの場合、飽くまで“ムカついた”だけで“拒絶”は無かったかも・・・おっちゃん側も、“どんなものか試した”だけで一応は“認めてた”から“影響”出来たかも知れんね・・・

 

そう、推定しながらふっけてると・・・

 

「危ない!!!真琴さん!!!!!」

と、房江さんが、大声で叫んでるの聞こえたんで

 

“はっ”と、した時には、イカクラゲの触手があたいの眼の前を迫ってたのよ

 

あたいは、咄嗟に法具の鎚で受け止めれたけど、見事にぶっ飛ばされたわ・・・

 

グランドの壁に当たりやっと止ったんは良いんやけど、流石は身体中

 

「いった~~~」

と、余りの痛さに叫んでもうたよ

 

「真琴さん!!!大丈夫なん?」

 

「う、うん大丈夫・・・」

 

房江さんが、壁に凭れ掛かってるあたいの処に駆け寄り、介抱してくれたよ

 

「真琴さん・・・いくら何でも調子悪すぎるよ、そんなにアリサさんとアオイちゃんに複雑な感情が渦巻いてるんやね」

と、房江さん、悲しそうな面持ちで言って来たんで

 

そんな悲しい房江さん見てられんと思い

 

「ごめんなさい、リーダー・・・あたい、大人気無かったみたい」

と、あたいは立ち上がり、笑顔を房江さんに向け

 

「大丈夫やで・・・必ずアリサとアオイと上手くやって行けるようにするよ」

 

イカクラゲを、バリアを張られながらも、必死に行く手を阻んでる陰陽師姉妹

イカクラゲの攻撃を何とか防いでる、圭吾さんと、機動隊の人たち

 

「こうしちゃおれんわ!!!!はよ“魍魎”を倒さんと!!!!」

と、あたいは気合を入れ、房江さんと一緒に、みんなが“魍魎”と闘ってる処へと駆け付けていったんやで

 

 

第43話へと続く・・・・・

 

 

<<・・後書き・・>>

 

邪魂の発生源・・・零輪山にあるグランドに、イカクラゲと共に着いた、房江一行・・・

合流した圭吾と機動隊たちと共に、無事に”イカクラゲ”を討伐する事ができるのか

 

そして、真琴と陰陽師姉妹がお互いに”認め合う”事が出来るのか

 

さて、どうなって行くのでしょう?

次回もよろしくお願いしますね

 

<<・・・・・・・>>

 

 

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