月曜日

おしまい


お昼からのパート仕事もそろそろ2年になる。

 

当初の労働契約は本年3月末までの2年契約だった。

「契約期間満了後、契約を更新しない」とあるが、

今までの履歴を聞くと大概、さらに1年間の更新で、

通算3年での雇止めが多いようだ。

 

昨年3月に雇止めされた同じ事務職の女性は、1か月

前に通知があり、本人は継続の予定だったので、ショック

だった、ようだ。メールで引継ぎとお別れの言葉があった。

 

私は労働契約通り3月末で退職の意向だが、大学側からは

まだ、契約更新の有無や打診はない。

 

勤め始めてすぐに、あまりの閑職でストレスを感じ、退職を

考えたが、2年の契約期間は就労しようと思い直し、今を

むかえることとなった。

 

この2年間で直属の上司と対面したのは3回だけで、それも

2~3分言葉を交わしたのみで、どうも避けられていたようだ。

 

今の部署が「障害者枠」で、もともと負担のかかるような

仕事もなく、なかば留守番のような職域で、ほとんど連絡も

なく放置されていて、気軽といえばそうだが、性格上居眠りで

過ごせる厚かましさもなく、毎日、30分前に出勤し、1日に

1本の電話もあるかないかの電話機の前での拘束6時間は

息苦しく机と対峙していた。

 

この2年間で、暇つぶしで始めたブログは300話ほどになる。

 

この閑職の環境でなければ、文字を打つような習慣もなかった

のだから、思いもよらない形で、自分の過去を振り返るように

もなり、少しだけでも自分の生きてきた証を残せたかもしれない。

 

この事務職を辞めると、ブログも自然消滅になると思う。

この拙いブログを少しでも、読んでいただいた皆さま、

ありがとうございました。

 

おしまい。




写真素材 pro.foto

木曜日

ギックリ腰


2年ぶりに魔女の一撃をくらった。

寒い雨の日、自転車置き場で合羽の雨粒を、上体を

ひねりながら両手で払っていると、身体の中心部に衝撃が。

 

「まずい」と思ったが、そこから職場までは普通に歩けた。

室内の清掃後、事務職なので机に向かい、その日のメールを

チェック、当日の予定を確認後、立ち上がろうとするが、

腰から背中に激痛が走って腰が抜けてしまった。

 

「い、い、い、いた、いた、いた~!」と、北斗爆裂拳。

た、立てなくなってしまった。

 

これは、まずい。完全にギックリ腰だ。

 

生涯を通じて6~7回目か。前回が2年前なので、早すぎる。

私の場合、重いものを持ち上げるタイミングよりも、上体を

ひねる動作がきっかけになるようだ。

 

当日は入館者の講義の先生は2組だけで、準備は終えている。

15時にはすべて終了し、17時の閉館を待って、帰宅・・

だが、動けない。痛い。立てない。どうしよう。

 

腰を曲げ、両手を両膝に添え、足を引き擦りながらなんとか

地下2Fの保安室へ退出届を出し、エレベーターで1Fから

駅前のタクシー乗り場まで、何度もフリーズしながら自宅

まで、たどり着いたが、2日間寝たきりになってしまった。

 

年を取ると回復が遅い。

コルセットを巻いて、腰を曲げながら6日目の現在。

仕事は4日目から復帰したが、思うように身体が動けなく

なるのに気付くのは、こういう時だね。

 

その後、知り合いが次つぎとギックリ腰になり、私が先駆者と

なってしまった。コロナ、インフルよりはまだ、ましか。

 

祖先たちが2足歩行を始めたつけが、現代人に回ってきている

のだから、ギックリ腰は進化の宿命なのだろう。

進化の恩恵はもっと違うことで感じたいね。




写真素材 food.foto

月曜日

飛蚊症

 

日曜日、久しぶりに びわ湖まで散歩がてら歩いた。

以前、心臓手術後の回復と心肺機能向上のため、自宅

からびわ湖まで下り、右周りで瀬田橋から北へ近江大橋を

渡り、膳所城公園まで戻ってまた、自宅まで帰る10キロ

ほどのコースを毎日歩いていた時期があった。

 

天気の良い日は、湖面を眺めながら日向ぼっこで上がって

くる鴨たちや、ピーヨピーヨと鳴きながら旋回するトンビを

眺めてはほっこりしていたが、その時より眼中に飛び回る

蚊のような黒い粒々の点々が、見上げた青空にあちらこちら

浮き上がり散らばっているので不快だった。

 

久しぶりに空を見上げてみると、以前より数倍の黒点が視界

上部に飛び回っている。

ありゃ、これはひどい。普段の生活では気付かなかった。

 

前にも書いたが、私には「閃輝暗点」という症状も10代の

頃よりあり、こちらは不定期に現れ、蛍光灯の電気が切れかかる

前の点滅、明るいギザギザ模様が視界の妨げになる。

症状が出れば治まるまでの10分前後、フリーズしてしまうので

厄介なのだが、プラス飛蚊症も悪化となれば、もう澄み切った青空、

雄大な山々や広大な海も、眼中には邪魔な黒い点々が飛び回り、

きれいな絵画の中に墨汁を散りばめかけた様な幻滅する風景になる。

 

老化は気づかずに ひたひたと確実に進行してくる。

親族の方々も次々他界する最近。

 

もっと自由に、好きなように 生きたいように生き、余生を

過ごせればと思いながら、型にはめられた枠から抜け出せない。

 

今朝の新聞で「人生も暇つぶしの一つだと思えればよい」と

悩み多き若年層に向けたコラムを読んだ。

 

男は「暇なときには碌なことをしない」を教訓に生きてきた

初老の男には、それなりに忙しくて、自由な時間がないくらいの

加減が、ちょうど良いのかもしれないね。

 

まあ、暇があっても、金はないから杞憂だが。

たいした生き様でもないが、晩年は汚さないようにしよう。




写真素材 pro.foto

人気の投稿