水戸藩邸跡の近しや花水木
ミズキ科の落葉小高木。
北アメリカ原産。
花が同属のヤマボウシに似るので、アメリカ山法師ともいう。
四月頃、葉の出る前に沢山の花をつける。
白と紅があり、四枚の花びらの先に切り込みがある。
街路樹や庭木として植えられる。
京都市上京区に水戸藩邸跡がある。
その近くに花水木が咲いていた。
川沿ひを歩けば楽し花水木
水戸藩邸跡の近しや花水木
ミズキ科の落葉小高木。
北アメリカ原産。
花が同属のヤマボウシに似るので、アメリカ山法師ともいう。
四月頃、葉の出る前に沢山の花をつける。
白と紅があり、四枚の花びらの先に切り込みがある。
街路樹や庭木として植えられる。
京都市上京区に水戸藩邸跡がある。
その近くに花水木が咲いていた。
川沿ひを歩けば楽し花水木
蹲踞に寄り添うてをり錨草
メギ科の多年草。
丘陵や山麓などの雑木林に自生する。
四月頃、茎の先に淡紫色の四弁花を下向きにつける。
四枚の花弁には距という管状の突出部があり、その形が船の錨に似ているところからこの名がある。
変種が多くあり、淡黄色の黄花碇草、日本海側には白色の常盤碇草などがある。
源光庵では、蹲踞に寄り添うように白い錨草が咲いていた。
開梆(かいぱん)も雲版(うんぱん)もあり錨草
五芒星提灯下の躑躅かな
ツツジ科ツツジ属の常緑または落葉低木の総称。
晴明神社
山野に自生し、また観賞用のため庭園に植えられる。
野生は二十種以上、園芸品種は数百種にのぼる。
晩春から初夏にかけて、紅、緋、紫、白、絞りなど漏斗状の合弁花で先が五~八裂した花をつける。
京都市上京区の晴明神社を訪れた。
魔除けのしるしで社紋である五芒星の書かれた提灯が、門に掛かけられていた。
その下に躑躅が咲いていた。
忘れめや初心の色の白つつじ
撫で牛の夕日に照るや松の芯
松はマツ科マツ属の常緑針葉高木。
「若緑」「初緑」は晩春に松の枝から出る松の新芽のことをいう。
細い新芽は蠟燭のような形をしている。
生長が早く、生命力旺盛な感じがする。
北野天満宮の撫で牛に夕日が当たり、照っていた。
脇の松に芯が立っていた。
一日中京の青空松の芯
花楓御土居の上の道広し
北野天満宮楼門
楓はムクロジ科の落葉高木の総称で、種類は多い。
北野天満宮本殿
四月頃、新葉とともに花をつける。
雄花と両性花があり、小さくて紅色。
鶯橋・御土居(左側の斜面)
蕚も花弁も五片で、八本の雄蕊がある。
御土居は、豊臣秀吉が1591年(天正19)京都の周囲に築いた惣構(そうがまえ)。
台形の土塁と堀からなり、総延長22.5kmにも及ぶ。
北野天満宮の西側に御土居があり、沢山の楓が植わっている。
楓が花をつけていた御土居の上の道は、かなり広かった。
花楓下の方より瀬音して