俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

花水木

2024-04-26 | 俳句・春・植物

 

 

水戸藩邸跡の近しや花水木

 

 

 

 

 

 

ミズキ科の落葉小高木。

北アメリカ原産。

花が同属のヤマボウシに似るので、アメリカ山法師ともいう。

 

 

 

 

 

 

四月頃、葉の出る前に沢山の花をつける。

白と紅があり、四枚の花びらの先に切り込みがある。

 

 

 

 

 

 

街路樹や庭木として植えられる。

 

 

 

 

 

 

京都市上京区に水戸藩邸跡がある。

その近くに花水木が咲いていた。

 

 

 

 

 

川沿ひを歩けば楽し花水木

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

錨草

2024-04-25 | 俳句・春・植物

 

 

蹲踞に寄り添うてをり錨草

 

 

 

 

 

 

メギ科の多年草。

丘陵や山麓などの雑木林に自生する。

 

 

 

 

 

 

四月頃、茎の先に淡紫色の四弁花を下向きにつける。

四枚の花弁には距という管状の突出部があり、その形が船の錨に似ているところからこの名がある。

 

 

 

 

 

 

変種が多くあり、淡黄色の黄花碇草、日本海側には白色の常盤碇草などがある。

 

 

 

 

 

 

源光庵では、蹲踞に寄り添うように白い錨草が咲いていた。

 

 

 

 

 

開梆(かいぱん)も雲版(うんぱん)もあり錨草

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

躑躅

2024-04-24 | 俳句・春・植物

 

 

五芒星提灯下の躑躅かな

 

 

 

 

 

 

ツツジ科ツツジ属の常緑または落葉低木の総称。

 

 

 

晴明神社

 

 

 

山野に自生し、また観賞用のため庭園に植えられる。

野生は二十種以上、園芸品種は数百種にのぼる。

 

 

 

 

 

 

晩春から初夏にかけて、紅、緋、紫、白、絞りなど漏斗状の合弁花で先が五~八裂した花をつける。

 

 

 

 

 

 

京都市上京区の晴明神社を訪れた。

魔除けのしるしで社紋である五芒星の書かれた提灯が、門に掛かけられていた。

その下に躑躅が咲いていた。

 

 

 

 

 

忘れめや初心の色の白つつじ

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

若緑

2024-04-23 | 俳句・夏・植物

 

 

撫で牛の夕日に照るや松の芯

 

 

 

 

 

 

松はマツ科マツ属の常緑針葉高木。

「若緑」「初緑」は晩春に松の枝から出る松の新芽のことをいう。

 

 

 

 

 

 

細い新芽は蠟燭のような形をしている。

 

 

 

 

 

 

生長が早く、生命力旺盛な感じがする。

 

 

 

 

 

 

北野天満宮の撫で牛に夕日が当たり、照っていた。

脇の松に芯が立っていた。

 

 

 

 

 

一日中京の青空松の芯

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楓の花

2024-04-22 | 俳句・春・植物

 

 

花楓御土居の上の道広し

 

 

 

北野天満宮楼門

 

 

 

楓はムクロジ科の落葉高木の総称で、種類は多い。

 

 

 

北野天満宮本殿

 

 

 

四月頃、新葉とともに花をつける。

雄花と両性花があり、小さくて紅色。

 

 

 

鶯橋・御土居(左側の斜面)

 

 

 

も花弁も五片で、八本の雄蕊がある。

 

 

 

 

 

 

御土居は、豊臣秀吉が1591年(天正19)京都の周囲に築いた惣構(そうがまえ)。

台形の土塁と堀からなり、総延長22.5kmにも及ぶ。

北野天満宮の西側に御土居があり、沢山の楓が植わっている。

楓が花をつけていた御土居の上の道は、かなり広かった。

 

 

 

 

 

花楓下の方より瀬音して

 

 

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする