わずか1週間で100万人の利用者、2か月で1億人のユーザー数に到達した脅威のAIチャットボット「ChatGPT」。
現在我々の身近にある「TikTok」や「Instagram」と比較しても、圧倒的な利用者数の伸びを見せるなど、全世界が注目しているツールです。
今回は、ChatGPTを使って一体何ができるのか、そしてChatGPTを活用してSEOコンテンツを作成することはできるのかというトピックについて解説していきます。
目次
ChatGPTとは?無料で使えるの?
ChatGPTは、アメリカサンフランシスコに本社を置くOpenAI社が開発したチャットボットです。
単に質問に応えるといった従来のチャットボットとは異なり、人間と会話しているかのような自然な言葉使い、言い回しでユーザーの疑問や悩みの解決を手助けしてくれます。
また、回答に誤りがある場合はその箇所を指摘することで学習し、より質の高い回答になるように教育することも可能です。
ChatGPTは無料で利用できる?
ChatGPTは、アカウント登録が完了すると、自動的に「Free Plan」が適用され、無料で使用することができます。
無料プランでも十分高機能なツールとして活用できますが、利用者が多い時間帯では回答に時間がかかってしまうといったデメリットもあります。
そのため、レスポンスの速度や時間帯を気にせず使用したい場合は、月額20ドル(日本円で約2,600円)のChatGPT Plusにアップグレードすることで解決できます。
ChatGPT Plusは、ホーム画面左にある「Upgrade plan」からアップグレードすることができます。
まずは無料プランを使って様々な使い方を試し、反応速度が気になる場合は有料プランを検討してみましょう。
ChatGPTの具体的な活用方法
2022年末に彗星のごとく現れたChatGPTですが、具体的にどのようなことができるのでしょうか。
ChatGPTは非常に多様な活用方法がありますが、今回はその中でもメジャーな使い方を6つ紹介します。
ChatGPTの活用方法|①質疑応答
1つ目は、質疑応答です。
この機能は、ChatGPTで最も代表的な使い方として把握している方も多いと思います。
「〇〇について教えて」といった基本的な質問から、少しひねった質問まで具体的な答えが返ってきます。
今回、ChatGPTに「東京観光におすすめの穴場スポットを3つ教えて」と質問してみました。
「穴場」というキーワードを加えることでChatGPTがどのような返しをしてくるか気になっていたところ、確かに浅草寺や東京スカイツリーといったメジャーな観光地を外して答えを出してきました。
これはあくまでも一例ですが、ChatGPTは質問の意図をしっかり汲み取って答えを出してくれます。
ChatGPTの活用方法|②テキストの要約
2つ目は、テキストの要約です。
短文、長文問わず「〇〇文字程度に要約して」と言えば、しっかり要約文が返ってきます。
要約する機会はあまり多くないかもしれませんが、非常に長い文章を簡単に要約するなど、業務効率化の目的で活用する場面が今後増えていくかもしれませんね。
ChatGPTの活用方法|③タスク化
3つ目は、タスク化です。
大まかな説明だけでタスクを引き付けてしまった場面や、様々な仕事に追われてしまい1度自分の仕事を整理したい時に活用できます。
上記では、ChatGPTに「営業会社で昇給する方法をタスク化して」と投げかけてみました。
少し当たり障りのない回答とも取れますが、しっかりタスク化されたものを詳細にまとめてくれました。
自分の中で抽象的に考えていることを具体化する目的で活用できそうです。
ChatGPTの活用方法|④Excel作業の効率化
4つ目は、Excel作業の効率化です。
ExcelやGoogleスプレッドシートの関数に関連する質問から、具体的にこの数値を導き出したい時の活用例などを教えてくれます。
Googleで様々な記事を読みながら自分の欲しい回答を探すよりも、ChatGPTに直接聞いた方が早い場合もあるので、利用する場面は増えそうです。
ただし、質問の内容によっては思うような答えが返ってこないこともあるので、質問するスキルが問われる場面もあります。
ChatGPTの活用方法|⑤メール文章の作成
5つ目は、メール文章の作成です。
ChatGPTを使って、メール文章のテンプレートを簡単に作成することができます。
ここでは、ChatGPTに「クライアントへの謝罪のメールを作成して」を依頼してみました。
このまま使えるというよりは、このテンプレートをベースに、場面ごとで使い分けながらメール文章の作成時間を短縮することができそうです。
ChatGPTの活用方法|⑥小説や脚本を作る
6つ目は、小説や脚本の作成です。
ChatGPTは、簡単な小説や脚本、YouTube動画の台本などを作成してくれます。
ここでは、ChatGPTに「東京を舞台に、アラサーの男女の恋模様を描く小説を作成して」と投げかけてみました。
たった数十秒で、上記のようなそれっぽい小説ストーリーが返ってきました。
小説家や脚本家の方からすると、物足りない内容として写るかと思いますが、普段小説を書く機会のない人からするとかなり質の高い内容に感じます。
質問の仕方など改善できる部分は多いと思いますが、将来台本などを自分で考える必要がなくなるかもしれません。
ChatGPTを使ってSEOコンテンツの作成はできる?
ChatGPTを使ってSEOコンテンツをすることは可能です。
しかし、ChatGPTが生成した内容をそのまま活用することはおすすめしません。
ChatGPTは、ものの数十分で3,000文字~5,000文字程度のコンテンツを作成してくれるため、これまで人の手で行っていた記事作成を大幅に効率化できる可能性を秘めています。
しかし、E-E-A-Tなど年々検索結果上位を取得するのが難しくなっているSEOにおいて、AIチャットのみで作成したコンテンツはあまりにも質が低いことが多いです。
つまり、コンテンツを公開してもインデックスされなかったり、良い順位が付かない可能性が高いのです。キーワードによっては良い順位がつくこともあるかもしれませんが、定期的なアップデートによってその順位を維持することは難しいでしょう。
そのため、現状ChatGPTで作成したコンテンツは、しっかり人の手で修正を加える必要があります。
AI作成コンテンツの活用はGoogle検索ガイドラインの違反ではない
Googleは、公式で「AI生成コンテンツを利用すること自体はスパムや違反にならない」と明記しています。
AI 生成コンテンツは Google 検索のガイドラインに抵触しますか?
AI や自動化は、適切に使用している限りは Google のガイドラインの違反になりません。検索ランキングの操作を主な目的としてコンテンツ生成に使用すると、スパムに関するポリシーへの違反とみなされます。
上記からわかるように、SEOを意識した目的でAI生成コンテンツを使用することがスパムに該当すると記載されています。
つまり、ChatGPTで作成したコンテンツを確認や、ユーザーにとってより良いコンテンツを追加せずにそのまま活用することはスパムに当たります。
Googleはコンテンツの作成手段ではなく質を重視している
Googleは、これまでもこれからも「ユーザー1番に重視した質の高いコンテンツ」を評価します。
そのため、ユーザーファーストの質の高い記事に該当するのであれば、たとえChatGPTのようなAI生成コンテンツを活用しても問題ないのです。
AI を使用してコンテンツを作成する必要がありますか?
有用なコンテンツを独自に制作するうえで AI が重要な役割を果たすと考える場合には、AI の使用を検討してもよいでしょう。AI を検索エンジンのランキングを操作するための安価で手軽な方法と考えている場合には、AI の使用はおすすめしません。
しかし、現状ChatGPTが作成したコンテンツは、ソースが不明であることやユーザーの検索意図をしっかり汲み取れていないケースが多く、そのまま活用することはスパムに該当する場合もあります。
ChatGPTを利用する場合は、正しい情報であるか、検索意図を汲み取ったコンテンツになっているかなどを人の目で確認する作業を忘れずに行うようにしましょう。
ChatGPT等のAIチャットで作成されたコンテンツかどうかを調べる方法
ChatGPTのローンチにより、「このコンテンツは誰によって作成されたのか」という情報がより重要視されるようになりました。
また、その影響からか「AI生成コンテンツによる作成かどうか」を判別するツールも登場しています。
今回は、その中でも質の高い2つのツールを紹介します。
AI Text Classifier
AI Text Classifierは、ChatGPTの開発を行っているOpenAI社から出ているツールで、無料で利用できます。
ツールの利用には1,000文字以上のコンテンツが必要になりますが、しっかりAIコンテンツかどうかを判断してくれる精度があります。
今回は、ChatGPTで生成したコンテンツをそのままAI Text Classifierに入れてみました。
すると、「The classifier considers the text to be likely AI-generated.」(テキストはAI生成された可能性が高い)と判断しました。
日本語よりも英語の方が精度が高くなるようですが、日本語でも精度は低くないと思います。
GPTZero
GPTZeroは、アメリカのプリンストン大学の学生が作ったツールで、無料で利用できます。
AI Text Classifierの時と同じく、ChatGPTで生成したコンテンツを入れてみました。
すると、「Your text may include parts written by AI」(AIによって書かれたコンテンツが含まれる場合がある)と判断しました。
AI Text Classifierと同じくある程度長い文章でなければ利用することはできませんが、テキストだけではなく、PDFファイル等のコンテンツもAIコンテンツかどうか判断できます。
ChatGPTを使ってできること6選!SEO記事の作成はできる?|まとめ
今回は、ChatGPTの使用例やSEOコンテンツの作成について紹介しました。
重要なポイントをもう1度おさらいします。
・質問の回答や文章の要約として活用できる
・ChatGPTが作成したコンテンツをそのまま活用するのはおすすめしない
・AIツールが作成したコンテンツかを調べるツールもある
ChatGPTの登場により、一部のタスクを今以上に効率化することや便利な世の中になることが予想されます。
しかし、情報の信憑性や正確性はまだ不安要素が大きく、正しい情報かどうかを調べることはセットで行っていく必要があります。
今後様々な業界でChatGPTの研究が進められていくと思うので、新しい情報があればどんどんご紹介していきます!
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