いつの放送だったのか忘れてしまったんだけど、何日か前の”ラジオ深夜便”の中で、”「サザエさん」は、幸せで、うらやましっくって、こうあってほしい憧れの家族像だった”…なんていう話がされていた…
終戦の翌年、昭和21年、新聞に連載が始まった「サザエさん」…
サザエさん一家を見た読者は、なんてうらやましい家族なんだと思ったであろう…ってところから、当時の家族の状況が、掘り下げられていく…
”お父さん、いるんだぁ””旦那さんもいるんだぁ”…
戦争のせいで、多くの家庭から男の姿が消えていった…
父、夫、兄、弟…中には、そのすべてを失った家庭もあったろう…
だけど、そのすべてが、「サザエさん」の中には、生きている…
その幸せ…
戦後の”幸せ”の原点は、ここにあったんだねぇ…
振り返ってみると、”平和の国ニッポン”は、そこからずいぶん遠いところまで来たような気がする…