ちょっと考えたら分かること

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いきなりですが
子供の頃の話。

4、5歳位の自分と
まだ幼い妹を抱いた母との3人で
電車に乗っている。

電車といっても
貨物列車で
乗っているのはコンテナの中。

コンテナの扉は開いていて
すぐ横を
同じような
貨物列車が並走している。

暫く先には
其々の列車の進行方向が
二股に分かれるポイントがある。

「こっちじゃ無いわ!」

と思ったのか
急に母が

「隣の列車に飛び移るよ!」

と言ってきた。

都合のいいことに
並走する貨物車のコンテナも
扉が開いている。

「よいしょっ!」

先に飛び移った母。

そして僕に

「早く来い」

と手招きしている。

いやいや無理無理!!

出来るわけない。

でも
飛び移らなければ
母とはぐれてしまい
そのまま
一生会えないと思った。

二股に分かれるポイントが迫ってくる。

時間が無い。

意を決して母の方へ飛んだ。

その直後
それまで乗っていた列車が
遠く離れていく。

安堵する自分。

飛び移った列車が
結局
何処に向かっていたのかは
覚えていない。

こんな映画みたいな出来事が
ずっと
強烈な記憶として残っていた。

1歳ほどの妹を抱いたまま
高速で走る列車に飛び移り
4歳くらいの自分にも飛んで来い
と言った母。

よくそんな大胆なことが出来たな

常々思っていた。

あの時
母はどんな気持ちだったのか?

10歳ほどになっていた僕は
ある時
無性に母に聞いてみたくなり
その話をした。

「バカね〜、そんなのした事ないわ。
夢を見たのよ」

夢?

自分の中では
実際に起こった事として
記憶に残っていて

その出来事が
夢だなんて考えたことも無かった。

確かに
ちょっと考えたら
あまりにも現実離れしていて
夢だと思うのだろうけど

母にそう言われるまでは
現実に起こった出来事として
記憶に刷り込まれていた。

おそらく
その夢を見たのが
4歳くらいなら

夢と現実の区別がつかなくて
現実として記憶に定着していたのだろう。

本来
10歳にもなれば
母に聞くまでもなく
それが夢だったと認識できるのでしょう。

しかし
子供の頃の自分は

「冷静に考える」

ということが苦手で
そのせいで
いろいろ失敗もして来ました。

物事を信じる気持ちは大事ですが
当時の自分は

「安易に」

という言葉が頭に付くのでした。

良く言えば「純粋」
悪く言えば「バ〇」

大人になっても
この

「安易に」

が残ったままだと危険ですよね。

特にネットビジネスでは。

さすがに皆さんは
当時の僕みたいなことは無いでしょうけど

くれぐれも
気を付けましょう(笑)

ということで今回はこの辺で。

それでは!

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グリス

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こんにちは、グリスです。普段は会社員をやってますが、会社に依存しない生き方をするためにネットビジネスを始めました。このブログではブログの開設を迷っている方やネットビジネスをこれから始める、または始めたばかりの方に向けて情報発信していきます。

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