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無犯罪証明書紛失…スイスの役所がやばい。【スイスで国際結婚】

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はい、タイトルの通りの恐ろしいことが起こりました。ゲマインデ(区役所)に2ヶ月かけて取得した無犯罪証明書(警察証明書)紛失されました。

目次

無犯罪証明書をゲマインデに提出した経緯

申請の経緯や方法についてはこちらの記事を見て下さい。

読んでもらえたら分かるとおり無犯罪証明書をスイスから申請するのはとても時間もお金もかかる大変なことなんです。そして、やっとやっと手に入れた無犯罪証明書。

ゲマインデ(日本で言う区役所的なところです。)にあっけなく無くされました。コピーも取っていないみたいです。絶望です。

現在移民局に結婚準備用短期滞在ビザ(Lパーミット)を申請中なで、この手続きに必要な書類は直接移民局へ提出するのではなく、全てゲマインデ(区役所)経由で提出することになっていました。それでゲマインデに全ての書類を提出したということです。

無犯罪証明書紛失発覚の経緯

現在ウクライナからの移民が急増しているため移民局は業務過多で対応もかなり遅れています。

私は申請中のビザがないと婚姻できないため、ビザがこれ以上遅れると予定している婚姻式予定日に婚姻ができそうにない!ということで慌てて移民局やゲマインデに問い合わせました。

すると移民局は「ゲマインデから書類が届かないので処理ができません。」と。

おかしい、すでに書類は全てゲマインデに提出済みなのに、、と思いゲマインデに連絡をすると「無犯罪証明書が見つからないんですよ。また探して連絡しますね。」

なーにーーーー!?!?!?!?!?

※ちなみに基本的にやりとりは全て夫が行っています。

紛失に関してゲマインデの驚きの発言の数々【名言集】

「なぜコピーを取っていないんですか?」

上記でも説明した通り基本的に無犯罪証明書はそれを必要とする公的機関のみが開封できることになっており、本人が自分で開封すると無効になるんです。

それは封筒にも明記されています。事前にゲマインデにも確認したところ「開封せずそのまま持ってきてください」と言われたのです。なのに、、

コピーを取ってないんですか?

取ってないです、提出の際にも説明したとおり私たちが自分で開けてはいけないことになっているのでコピーは取れなかったです。

そんなの聞いたことないです。普通こういう書類はコピーとって提出しますよ。

普通????

普通はね、無くさないんだよ。こんな大事な書類!!!!!

「とにかく待て」ー外国人の私を相手にしないゲマインデ

探すので待ってくださいと言われて2日。

重要書類をなくしたかもしれないないというのに一向に連絡なし。
夫は今回の手続き一連で仕事中に合間を縫ってゲマインデや移民局などあちこちに電話をかけなければならずかなりストレスを抱えていたので、夫の代わりに私が電話してみる!と言って電話してみました。

すみません。〇〇と結婚予定の〇〇ですが、私の書類がなくなったと伺ったんですが

あー〇〇さんのね。はいはい、その件についてはこちらから連絡するので待ってください。今担当者も不在なので。

無くなったのは本当なんですか?担当者の方のお名前教えていただけます?

だからその件についてはこちらから連絡するので待ってください。

すみませんがこちらも時間ないので担当者の方の名前だけお願いします。

じゃあねーバイバーイ!(ブチッ!)

衝撃でした!こんな扱いがあるのか!と。

でもこれが現実というやつですね。やはり私は相手にしてもらえなかったと撃沈。

「人は誰でもミスをすることはあります」

私が電話を切られたちょうどそのとき夫が帰宅。

私とゲマインデの会話を少し聞いて不審に思い、すぐにピーターが折り返しの電話をしました。

書類紛失の件どうなったんですか?連絡来ないんですけど。

実は見つかりません。紛失しました。

個人情報が入った書類をなくすってどういうつもりですか?今回の書類紛失のせいで婚姻式も予定通り行うことができなくなりました。大体あの書類を取得するのに2ヶ月もかかったんですよ?

はい、お気持ち理解できます。でも誰でもミスをすることはあるんです。

(ブッチーン!)何言ってんですか!?そんなミスが許されるわけないでしょ!例えば銀行にお金預けて、後日銀行から「あなたのお金なくってしまいました。でも誰でもミスはするんです。」と言われ「そうですよね」とはならないでしょう!?

ミスをした人が自分で「誰でもミスをすることはあるんです」っていうの初めて聞きました笑
夫はそれまでとても丁寧に怒らないように話していたのに、その一言でついに堪忍袋の尾がきれ、ブワーーーーっと今回の対応がいかに酷いかをしゃべりました。

書類紛失対策

今回の一連で私が学んだことは、スイスの役所は信用してはならない。と言うことです。

個人情報の取り扱いをしているにもかかわらずその仕事ぶりはかなり雑×適当!!

ちなみに、そう感じたのは今回の話をクラスメートや友人あらゆる人にした際に、スイスで国際結婚をした多くの人が何かしらのトラブルがあったと話してくれたからです。

ということで書類はなくされること前提で用意したほうが良いと思いました。
ただし、ご存知のように無犯罪証明書は基本的に自分で開けることはできません

できることとしては、提出したときにその場で開封してもらい写メを撮っておく、もしくは後日ゲマインデが開封したらすぐにコピーかPDFを送ってもらうなどの対策が考えられると思います。

私がとりあえず思いついた対策は下記の通りです。

対策

・提出した時にその場で開封してもらいコピーもしくは写メを撮る
・提出する際に、後日開封したらコピーもしくはPDFを送ってもらうよう頼んでおく
・本当に開封してはいけないのか事前に確認してみる。開封して良いなら開封してコピーを取っておく(自己判断で開封すると無効になる可能性があるので要注意です。)できればこのやりとりは証拠が残るようメールでやり取りしておくとなお良しです。
・提出する際に、無犯罪証明書の取得がいかに困難かを伝え絶対に無くさないように念を押す

今後について

夫のブチギレ効果があったのか無犯罪証明書の提出は無犯罪証明書の提出を待たず発行してもらることになりました。

無犯罪証明書の提出は避けれないので再申請することになりますが費用はゲマインデが持ってくれるそうです。実際にビザが届くまで安心はできませんが、ともかくできる限りのことはやってくれることになったということで。

こういう主張はしっかりしなければいけないなと思いました。

もし夫がガツンと言ってくれなかったらおそらく未だに進展がなかっただろうと思います。

それにしても日本の役所がこんな大事な書類を無くしたとなると始末書ものですよね…。「誰でもミスはするんです」で片付けようとしたスイスの役所…これは文化の違いでしょうかね…。

後日談

あれから2年後、なんとゲマインデニに紛失された無犯罪証明書がゲマインデから郵送されました。

なんの説明もなくある日突然送られてきました。大掃除でもしたんか!担当者交代でデスク綺麗にしたら出てきたんか!相変わらず理解できません。

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プロフィール

スイス人夫とスイスで生活している平凡な日本人です。
趣味は海外旅行で、とにかく観光が大好きです。
「痒い所に手が届く"お役立ち"情報」をモットーに《スイス観光情報》や《スイスでの生活に関すること》などを主に発信しています。
将来の夢はスイスでツアーガイドになることです。

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