【原神】我が家のビルド:雷電将軍(熟知ビルド)




雷電将軍と言えば、元素爆発の高火力が魅力の強力な時限アタッカーである。彼女の胸元から繰り出される無想の一太刀の高ダメージの前に太刀打ちできる相手などそう現れない。それに加え、強化中の攻撃はチーム全体の元素チャージの手助けまで行ってくれるため、彼女をチームの要とすることで隊を導くまさに「将軍」の如き活躍を見せてくれる。


しかし、この元素爆発だけが雷電将軍の持つ全ての魅力とは限らない、と言ったら?


通常の絶縁ビルドの将軍はこちら





次の画像をご覧いただきたい。


















ああ、なんて威力...(*´Д`)

























将軍の胸元...=====○)д`);.・;゛;ブッ











*レベル80



...正しくはこれらの数値である。少しわかりづらいが、超開花約2万ダメージが出ている。将軍の元素爆発中の通常攻撃で同じダメージを出すには最低でも二凸は必要だろう。






もしこれほどの元素反応ダメージを雷電将軍のスキルを使うだけで高頻度で敵に繰り出せるとしたら...?





更にこのビルドにはどころか星5武器聖遺物厳選も必要ないとしたら...?



元素爆発を封印するのも悪くない選択肢だとは思えてこないだろうか。今回はそんな一風変わった無凸雷電将軍のビルドのご紹介となる。

ちなみに周知の事実ではあるが、雷電将軍は公式の見解によるとサポーターである。そのためこちらの方が正しい使い方の可能性も...あったりするのだろうか。










熟知ビルドとはその名の通り元素熟知をアホみたいに盛り込むビルドであり、メインアタッカー必須の攻撃力、会心率/ダメージは全く必要ない。これに加えて将軍の場合は元素爆発をほぼ使用しないため元素チャージ効率もほとんどいらない。つまり、本当に元素熟知以外何も積まないのがベストなのである。



使い方も簡単で、継続時間に気を付けながらスキルを発動し、主に水や草元素との元素反応を誘発させるのみ。そのため将軍は表に出る必要がなく、綾人やアルハイゼンなどの元素アタッカーにいつも通り戦闘を行ってもらうだけでいい。また、彼女のスキルは敵がダメージを受ける度に自動で追撃してくれるため、敵に申し訳なくなるほど何もしなくてもいい。


と、言うより、







「何か」をするまでもなく敵が果てていく。



強いて言えば、手を合わせてうまく成仏してくれるよう拝んでやれるくらいだろうか。








私の使うビルドは金メッキ楽団の混合に匣中滅龍と、元素熟知を追い求めただけのシンプルな構築。そのおかげで彼女の合計元素熟知は1101と大量で、そのステータス(レベル90)から繰り出される超開花ダメージは敵の耐性込みで約26000、感電ダメージは約10000といったところ。戦闘中、この固定ダメージが継続的に敵を襲うのだから恐ろしい。

が、正直ここまで盛る必要は無い。元素反応ダメージは元素熟知を増やせば増やすほど確かに高くはなるが、流石に1000を超えると効果が薄くなる。

*レベル90、敵の耐性無視



上の表はレベル90超開花反応ダメージを元素熟知を基準にまとめたものである。こちらをご覧いただければ分かるように、元素熟知400から500を超えた辺りからダメージの伸びが急激に落ちる。そして元素熟知を800から1000へ増やした場合に得られるダメージは約1.14倍と、苦労の割に合わないのである。そのため、熟知特化だからといって無理して厳選を極める必要は無い。また、元素熟知バフ可能なキャラはスクロース平蔵など星4でも豊富に揃っているため、これらも考慮するなら装備で補うべき量は更に少なくなる。

更にもう一点注目してほしいのがレベルによる元素反応のダメージ量の変動である。冒頭のレベル80の開花ダメージは元素熟知1100約2万であったが、レベル90の場合元素熟知600強あれば大体同じダメージを出せる。このように、元素反応を中心としたビルドを使う際はキャラクターのレベルが装備以上に重要となる。



また、先ほど元素爆発は封印すると言ったが、一応発動時の無敵時間が螺旋などの高難易度ダンジョンで活躍することが度々あるので私は元素チャージ効率もおまけに増やしてしている。と、言うより...それ以外に欲しいサブオプションが見当たらないのである。正直あっても無くても彼女の役割は大して変わらない。


他の聖遺物候補だが、現在のVer.3.2までに教官楽団金メッキ、そして楽園の絶花と、2セット効果で元素熟知を80増加させることのできる聖遺物が続々と実装されたことで、ビルド構築難易度はかなり低くなった。オプションを厳選する場合も花と羽を除き、メインオプションに元素熟知があれば他に何も必要ないため手軽である。万葉のビルドに近いものになるだろうか。



もし超開花に特化した構築にしたいのであれば楽園の絶花4セットが一番強力な候補に思える...が実は案外そうでもない。こちらは4セット効果から最大80%の開花関連のダメージバフを付与してくれるため、一見更に高いダメージを目指せそうなのではあるが、実は熟知2セット混合とあまり大きな差は無い。むしろセット効果を起動する初動の段階では2セット混合の方が高いダメージを出せる上、感電ダメージが下がってしまう。

とは言え相方が砂上の楼閣の史話であることや、2セット効果で80の元素熟知を稼げることを目当てにして厳選するのはありだろう。4セット効果が輝くキャラクターが将来現れ可能性も十分ある。また、有力なライバルに金メッキ&深林があり、こちらはより汎用性に優れた聖遺物でもある...悩ましい。



武器に関しても同様に元素熟知のみを重視するため、選択肢は二つに絞られる。私が装備させている匣中滅龍は恒常ガチャからも排出される星四武器なおかげで入手難易度が低く、しばらく原神を遊んでいる方の大半のバッグの中に入っているだろう。残念ながら武器効果は元素反応ダメージに影響しないが、無くても十分強いため何ら問題は無い。

能力値(レベル90):
基礎攻撃力 – 565
サブオプション – 元素熟知 +101



もう一方の喜多院十文字槍の場合、増やせる元素熟知量は半分に落ちてしまうが、鍛造可能なおかげで稲妻の世界任務を進めていれば誰でも入手できる。代わりに攻撃力が高いこと、そして武器効果により自身の元素チャージもサポートしてくれることから、もし将軍を元素反応とアタッカー性能を合わせたハイブリッド型で使いたい場合は役に立つかもしれない。あまりおすすめはしないが。

このように熟知ビルドの雷電将軍にかかる育成コストや難易度はかなり低い。むしろ装備の揃っていない初心者の方のためのつなぎとしてかなり優秀なビルドである。








ちなみに将軍を仲間にしていない場合、でも問題なく強い。元素反応ダメージは同じ元素熟知であれば同じ固定ダメージが発生するため、キャラ間のダメージ差はほぼ無い(突破ボーナスは別)。それに加えて回復効果がついてくるおかげでより戦闘が安定する上、チームを編成する際にヒーラー枠を圧縮できる。この点はむしろ将軍よりも優れているとも言える。

出典:冨樫義博『HUNTER×HUNTER』



が、忍が唯一将軍に敵わないのがスキルの攻撃範囲である。忍の場合半径数メートルの敵のみにダメージを与えることが出来るが、将軍の場合は範囲に限界は無い。敵が高台にいようが、トイレで用を足していようが、何らかのダメージを与えさえすればCT毎に自動追撃が発生するため戦闘が非常に楽になる。ナヒーダや綾人のような広範囲にダメージを与えるスキル/元素爆発を発動すれば、画面範囲外の敵にも勝手に引導を渡してくれる。


ちなみに八重神子がいるならこのビルドを将軍で使う意味は薄くなる。八重神子の場合は元素熟知をダメージバフに変換できるため、ダメージ面ではどうあがいても勝てない。これに関してはデザイン上仕方がないだろう。ただ、将軍の場合はスキルの発動がボタン一つで行えるためある意味便利と言える。


最後に熟知型の将軍を使った編成について少し。Ver.3.3時点での将軍側で起こせる雷元素反応は合計5つ。その中でも特に強力なものが激化開花そして感電である。そして面白い事にこの3つの反応は全て強力でありながら共存することが可能なため、熟知雷電を使う際はこの中の最低2つを上手く組み合わせられる編成にする事が望ましい。



私が普段使っている編成は上のような形。綾人をメインアタッカーとして起用し、彼の水元素をベースに将軍ナヒーダスキルで発生する元素反応を絡めながら戦闘を進めていく。もしも蒸発や溶解、もしくは拡散反応を中心とした編成を組む際は元素付与の順番に気を付けながら戦うことが重要となる...が、この編成の場合はそんなことには気にも留めない。発生しうる全ての反応が強力なため、将軍とナヒーダのスキルを発動した後はとにかく綾人で殴るだけである。知識の力と言えど、最終的には脳筋が一番なようだ。



もしも超開花や感電を起こしたくない気分なのであれば、綾人の代わり刻晴アルハイゼンを編成して激化軸にして使うのも良し、草元素キャラの育成が進んでいないのであれば行秋スクロースなどを入れて感電軸にするもまた良し、と将軍を中心に様々なキャラを組み込んで自分の好きな形に編成することが出来る。

また、過負荷も同様に感電と共存できる素敵な元素反応だが、これを組み込むのであれば正直雷電ナショナルで良い...と私は思う。過負荷の場合は上記二つに加えて蒸発も発生するため、元素反応を起こす側は炎元素とした方が強力である。だが、正直ここまでくると個人の好みの問題になってくるので、どの組み合わせを使うかはあなたに任せよう。



案外余り物の聖遺物でも簡単に作れてしまうビルドなので私は強くおすすめする。興味を持った方はぜひお試しあれ。






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