まいにちらぼ

〜私の日常〜

更なる進化!「投手」大谷の凄さを解説

どうも、はなの夫きたろうです!

最近は段々と涼しくなってきましたね。

前回は大谷選手の記事を書きましたが、今回も大谷選手のことを書いていきます。

前回の記事が気になる方は下からどうぞ!

ziyukima2.hatenablog.com

 

今回は大谷選手の凄さPart2で、投手としての凄さを詳しく書いていきます。

 

「投手」大谷の凄さ

まずは投手大谷の凄さです。私が大谷選手の投手としてまず凄いと思うのは何と言ってもスピードボールです。高校時代に160km/hを計測し、話題になりましたが、プロ入り後も球速を伸ばし、日本ハム時代である2017年には165km/hを計測し、日本記録を更新しています。この記録は現在でも日本人としては最速の記録です。

MLBでも160km/hを超えるストレートで力押しして、打者を打ち取る姿はかっこいいですね。大谷選手の武器と言えばこのストレートに加えて「スプリット」も有名です。

スプリットはフォークボールの一種で、打者の手前で縦に鋭く落ちる変化球です。フォークボールよりも浅く握ることでフォークよりも速い球速で投げることができ、高速フォークとも呼ばれています。

フォークボール - Wikipedia

 

このスプリットは大谷選手の日本時代からの武器でしたが、MLBでも脅威となっています。昨年2021年シーズンはこのスプリットが全米で2番目の空振り率を誇っていました。3位に澤村投手がランクインしていることにも驚きました。

【開幕直前】2021年の投手大谷翔平を分析!カギは投球コース? | Baseball Geeks

MLBでもトップレベルのスピードと変化球を持ち合わせていることが投手としての凄みであると思っています。

 

2022年の「投手」大谷

2022年の大谷選手の投球はさらに進化しています。

実はこの最大の武器であるスプリットを今シーズンは投げる割合を減らしています。なぜ減らしているかというと、他の球種の精度が上がったことと、新しい武器を手に入れたためスプリットに頼らなくても良くなったことだと思います。

実際にデータにも変化が現れています。

大谷翔平の開幕から1ヶ月を分析!魔球スプリットを超える球種とは!? | Baseball Geeks

2021年のスプリットは大谷選手の持ち球の中で群を抜いて空振り率が高かった球種です。しかし、2021年はスライダーの空振り率が大きく向上し、前年のスプリットを超える数字(空振り率51.4%)を記録しています。また、それに応じて投球割合も増えていて、明らかな変化があります。

試合を見ているとスライダーを決め球にしている場面が実際に多く、空振りを狙う時には腕を下げ、大きく横へ滑るような軌道のボールを投げていたり、反対にカットボールのような小さい変化で打ち取ることを目的にしたボールを投げていたりなどスライダーにも投げ分けがあるように見えます。

打者からしたら昨年に対戦した大谷選手とは全く違う印象に写っているはずです。これが今シーズンの「投手」大谷の好成績の理由だと思います。

 

新球「ツーシーム

先ほどの投球割合のデータは2022年5月20日現在のものでシーズン序盤のものです。この先にさらに変化がありました。バズりもしていたのですが、新球「ツーシーム」の登場です。今シーズンの夏頃からこのツーシームを投げ出しています。このツーシームは160km/h前後のストレートと同等のスピードで鋭くシュート方向に曲がり沈んでいくボールでシンカーとも呼ばれています。

このツーシームはストレートとの見分けがつきにくく、非常に効果的で大谷選手も自ら「エグい」と言い放ち自画自賛したほどのボールです。

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このツーシームはまだ右打者にしか投じていないのですが、左打者にも有効だと思うので、どんどん使っていってほしいです。

今シーズンは投手としての進化が目覚ましく、これからも非常に楽しみです。