過払い金請求とブラックの関係
司法書士の山口です。
過払い金請求を考える場合「ブラックにならないか?」心配の方は多いでしょう。
※ブラックとは金融ブラックのこと。
ブラックになると、クレカやローンの利用に支障が出る。
数年間、この支障ある状態が続きます。
過払い金請求でブラックになるか?ならないか?
それは、返済中か?完済しているか?で変わります。
例えば、アコムに過払い金請求するAさんとBさんの場合。
(Aさん)
25年前からずっとアコムに返済している。
(Bさん)
25年前からアコムを利用して7年前に完済している。
Aさんの状態を「返済中」といい、Bさんの状態を「完済」というわけです。
Bさんのように支払いが終わっているなら、ブラックを気にする必要なし。
完済の場合は、信用情報に傷がつきません。
一方で、Aさんのように返済中の場合は、ブラックになる危険性ありなので、注意しましょう。
返済中に過払い金を請求する場合
返済中でも、極力ブラックを回避して進める方法もあります。
①まず取引履歴を取り寄せる
②自分の過払い金を計算する
③今ある借金がどのくらい減るか確認する?
過払い金の調査をしただけでは、ブラックにはならないので大丈夫です。
※発生した過払い金を請求しない限り大丈夫。
まず、ここで自分にいくら過払い金が発生しているのか?知るのが先決です。
そして、その結果はどちらかに分かれます。
①過払い金>残
②残>過払い金
①か②かによって状況は変わります。
過払い金>残の場合
例えば、プロミスに50万円を返済中のCさんがいるとします。
過払い金の調査を行った結果、
Cさん(過払い金>残)
残50万円は無くなり、さらに50万円の現金が戻る予定。
この場合、Cさんがそのまま過払い金請求した場合は、一定期間のブラックにすぎない。
ブラックになるとしたら、過払い金が戻ってくるまでの数か月間限定です。
数年単位の、正規のブラックにはなりません。
残>過払い金の場合
例えば、プロミスに50万円を返済中のDさんがいるとします。
過払い金の調査を行った結果、
Dさん(残>過払い金)
残30万円は無くなり、残り20万円は払わなければいけない
この場合、Dさんが過払い金請求をした場合には、数年単位の正規のブラックになる。
ですので、この段階では過払い金を請求しない人も多いです。
この場合は、
①貯金が20万円あれば20万円を残に充てる。
②そして0和解に持ち込む。
という方法が良いでしょう。
この場合も、0和解調整中の数か月は、一時的なブラックになるかもしれません。
初めての人には、このブラックの話はなかなか難しいと思うので、気になる方はご相談下さい。
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