任意整理をすると金融ブラックになる

司法書士の山口です。


今日は任意整理でブラックリストになる期間について。

 

信用情報機関(CICやJICC)が保有する信用情報。

この信用情報に傷がつくことがブラックリストと言われています。

 

ブラックになると?

 

・持っているクレカが使えなくなる

 

・新たなカード審査・ローン審査に通りづらくなる

 

・保証人になることができない

 

・スマホ機種変の際に、本体を分割払いできなくなる

 

こんなデメリットが発生します。

 

 

 任意整理のブラック期間は「返済終了から5年」

任意整理を行った場合にブラックになる期間

 

例)Fさんが2024年3月に任意整理の手続き開始。

同年6月に手続きが終了し、7月から任意整理の返済を開始した。

2024年7月~2029年6月の5年(60回)払いの予定。

 

→この場合、手続きを開始した2024年3月にブラックとなります。

そして、任意整理の返済が完了する2029年6月から5年後の2034年にはブラック解除の予定。

おおむね、手続き開始から10年ほどブラックになる計算です。

 

任意整理のブラック期間として、正式に言われているものは「任意整理の返済が終わってから5年」というもの。
これが最長です。
 

 リアルな現状は?

「最長」と表現する意味は、次の理由から。

 

実際はこれより前にカードを作れたり、ローン審査に通っている人がいるのも事実。

 

任意整理の返済が終わった段階で、借金は0になっている。

つまり、この時点でゆるいカード会社や、少額ローンなら審査に通る可能性はあるということです。

 

そもそも、任意整理の返済中でも、カード発行やローン審査に通っている人もいる。

正直、この辺は属性によるでしょう。

収入や年齢、家族構成など。

 

こうした状況が良い(貸し倒れリスクが少ない)ほど、ブラックでも審査通過する可能性は高いということです。

 

 

 任意整理のHP

 

 

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