この記事では、専門学校への社会人入学にまつわる、悩みや再進学を選ぶ理由などを解説します。
専門学校への社会人入学は、現役生との年齢差を理由に馴染めないことが多いです。
周りから浮いてしまったり、うざいと思われてしまうことも。
しっかり目的を持って入学を決める事が大切です。
そんな中で、もう一度学校で学ぶことを選ぶ理由にはさまざまありますが、多いのが資格の取得です。
学費や生活費についての悩みは、働きながら学ぶことでカバーしましょう。
面接で必ず聞かれる志望動機については、自身の経験をもとに述べることが最善です。
専門学校へ社会人入学は馴染めないことが多い
専門学校への社会人入学は周囲に馴染めないことが多いです。
なぜ周囲に馴染めないのか。
それは現役生との年齢差が理由にあることが多いです。
年上は浮く、うざいと思われることもある
ご自身の学生時代を思い出すとわかりやすいでしょう。
クラスに先輩が訪ねて来た時、クラスメイトが萎縮したことはありませんか?
このように『年上は浮く』というのは想像に難しくないですよね。
年上というだけでも浮く社会人入学者ですが、こんな落とし穴もあります。
- 経験豊富ゆえに、普通に話していても、説教くさく思われてしまう
- 単純に現役生の話題についていけない
これらの行動を、人によっては『年上はうざい』と変換し、距離を置いてしまうのです。
こうしたことが、専門学校への社会人入学は周囲に馴染めないという主な理由です。
漠然と、社会人から専門学校で学び直そうと入学すると、人間関係で苦しんで挫折してしまうこともあるでしょう。
そうならないように、なぜ専門学校に入るのか、目的をしっかり持って入学することが大切です。
または、社会人経験者の多い学校を選ぶといいですね。
馴染めない理由を知ってコミュニケーションに活かしたり、逆に割り切るなど、ご自身に合った対策を取るとよいでしょう。
社会人からもう一度学校で学ぶことを選ぶ理由
社会人入学者が社会人からもう一度学校で学ぶことを選ぶ理由には、さまざまなものがあります。
- 資格を取得したい
- 新たに学びたいことができた
- 以前から学びたいことがあった
- 収入を増やしたい
- より専門的な知識を得たい
- 人脈を広げたい
中でも『資格を取得したい』と話す人は多い傾向にあります。
転職や、キャリアアップへの意欲が湧いたケースです。
『以前から学びたいことがあった』『収入を増やしたい』『より専門的な知識を得たい』にも同様のことが言えます。
この他『新たに学びたいことができた』は社会に出て視野が広がった社会人ならでは。
『人脈を広げたい』は稀ですが、起業を考える人が人脈を求めて社会人入学をするケースです。
どれも目的がしっかりと感じられますね。
このように、社会人からもう一度学校で学ぶことを選んだ理由は、さまざまなものがあるのです。
面接で必ず聞かれる志望動機の答え方
社会人入試の面接で必ず聞かれる志望動機。
悩ましく思う人も多いですが、自身の経験をもとに答えると良いでしょう。
例えば仕事をしてきた中で、より専門的に学びたくなったことや、別の分野を学びたくなったことなどを盛り込むのです。
日本で社会人入学を希望する人は、海外に比べて少ない傾向にあります。
そんな中、あえて社会人入学を選ぶ理由とは?
面接官でなくても気になる人は多いです。
志望動機に困ったら、自身が社会人入学をしたいと思った経緯を振り返ってみましょう。
資格を取得したい、収入を増やしたい、より専門的な知識を得たいなどの、もう一度学びたいと思う、はっきりとした理由を持っているはずです。
社会経験を経て学びの必要性を感じたのなら、志望動機として強い武器になるでしょう。
社会人を辞めて専門学校へ通うと学費や生活費の負担が大きい
専門学校に通うと、当然ですがお金がかかります。
働きながら学ぶのがおすすめです。
社会人を辞めて専門学校へ通う場合の学費や生活費は、社会人時代の貯蓄から出しているケースが多くみられます。
学費単体でみても奨学金や給付金、授業料の免除などの制度はあるものの、それらを利用する人・利用できる人はごくわずかで、多くが自己負担をしているというのが実情です。
貯蓄にも限界があります。
お金の心配をしながら学ぶことは、精神的に大きな負担といえるでしょう。
その先にある卒業後の就職も考えると、不安はかなりのもの。
そこでおすすめなのが、働きながら学ぶ道です。
実は働きながら専門学校へ通う人は多いのです。
社会人を続けながら学べるならベストですが、難しい場合はバイトなど探しましょう。
または、めちゃくちゃ節約してお金を貯めてから辞めて勉強に専念する、という選択肢もありますね。
意欲があれば社会人から専門学校はおすすめ
社会人から専門学校への再進学は、意欲さえあればおすすめです。
社会人向けに夜間や通信制コースを開講するところも目立ちはじめ、結果として社会人が多い専門学校も増えてきました。
まだ数は少ないですが、社員の再進学を支援している企業もあります。
これは再進学をしたい社会人にとって、大きな追い風です。
終身雇用の時代は終わり、転職が当たり前になった現代。
多くの人が自身の仕事や働き方について、疑問を抱くようになりました。
もっと力をつけたい、会社の先行きが不安、やりたいことができた、などです。
そんな時こそ専門学校への社会人入学を考える、良い機会ではないでしょうか。
実際に、学び直しをしてポジティブな変化があったと答える人も多いのです。
重要なのは『自分にとって社会人入学は本当に必要なのか』よく考えることです。
よって社会人から専門学校への再進学は、意欲さえあれば大変おすすめだとといえるでしょう。
さいごに
『リカレント教育』という言葉をご存じでしょうか?
リカレント教育とは、学校教育から離れて社会に出た人が、各々の望むタイミングで再び教育を受け、仕事と教育を繰り返すことです。
日本では働きながら学ぶこともリカレント教育に含まれるとして、自身の仕事に必要な専門的な知識やスキルを学ぶので『社会人の学び直し』とも呼ばれています。
人生100年時代という言葉が生まれて久しくなりました。
定年を迎え、老後はゆっくりと過ごすなんて話も今や昔。
日本ではまだ少ない社会人の学び直しも、珍しくない時代がやって来るでしょう。
そんな時あなたは何を目指して学びますか?
専門学校で意欲的に学んでみてはいかがでしょうか。