【声優の年収事情】ランク制の仕組みといつから食えるか

2022-08-30

声優雑学


今回は声優のお給料や年収事情について調査してみました!

声優業界のお給料がランク制と呼ばれてるものが使われてるのは有名すが、実際にはどんな内容でプロの声優はどれくらいもらってるのか見てみましょう。



ランク制とは?


声優のお給料は日本俳優連盟が、声優の活動を続けるためにしっかりと報酬を保証するという意味で作られたランク制が採用されています。


これにより、新人でも、ベテランでもアニメの収録でたった一言でも出演さえすれば最低1万5000円が保証されているからこそ声優として活動できる人がいるわけです。


 

3年たつと給料が倍!「ジュニア」と「ランカー」の違い

ランクは最初ジュニアランクから始まり1本1万5000円がもらえ、最高ランクまで行けば1本4万5000円がもらえるという仕組みになっています。


ジュニアランクからは3年で強制的に1ランク上がるようになっていて、1本のギャラが倍の3万円になります。


(いろいろ手数料が引かれるので実際はジュニアと比べて変わらないです)


 

また呼び方も変わり


ジュニアランク→ジュニア

ジュニアランク3年でアップ→ランカー

と呼び方も変わり、ある意味このランカーになってからが本当に声優と呼ばれる人たちかもしれません。


それ以降は条件を満たせば自分でランクを上げることができ、1ランク上がるごとに1000円上がります。


ベテランになるとノーランクと呼ばれる金額を交渉することができるようになります。


 

アニメ制作費の事情【出演料は最初に削減されるポイント】

ランカーになれば1本の出演料が上がるから声優として生活しやすくなりますが、


金額が上がる前に人気が出ないとアニメに出れるチャンスは減ってしまいます。


 


この問題はアニメの制作費が関係しています。


アニメ制作を行う場合、絵のクオリティと出演声優のバランスでどれだけ利益が出るのかで予算を決めるのですが、資金を出す製作委員会は出資を抑えて利益を上げたいと考えます。


そのため、主演声優にはお金をかけて、新人や売れていないけどギャラが高い声優は起用しない、いえ予算が足りなくてできないわけです。




声優の仕事別の平均金額一覧



アニメに関してはうえのランク制で書いた通りで、それ以外のものは実はランクと無関係で金額がそれぞれ異なります。


ゲーム・アプリ

ゲームは1文字いくらと値段設定されていて、相場は20円~30円になり、人気声優になれば1文字数百円もらえる場合もあります。


 

ナレーション

ナレーションは1本10万円から指名になると1本数百万円にまで跳ね上がります。


ナレーターキングの立木文彦(銀魂のまだお)さんはナレーションだけで年収数億と言われるほどの声優業界トップクラスの収入と言われています。


 

ラジオ

アニメ番組を盛り上げるためのラジオと声優自身の番組の2つがあり、基本的には1本1万円程度、売れている場合はあがる場合もあります。


オーディションの募集要項にあると思いますが、新人のうちはラジオのギャラがない場合もあります。


 

パチンコ

パチンコはゲームと同じで1文字いくらの設定がされていますが、ゲーム業界よりも金額が高い傾向です。


大体がアニメ原作なので、アニメに出演できないと出ることはほぼできないです。


 

吹き替え

吹き替え声優はアニメと似ていますが、出演料は最低でも5万円ほどが魏ゃrでもらえます。


ベテラン声優が出演することが多く、オーディションより指名で呼ばれることが多いです。


 


イベント

イベントの出演料は1イベント平均して10万円ですが、作品によってはぎゃらがない場合もあります。


ギャラがない場合などは募集要項に記載察れています。

あくまでイベントはおまけですので、新人声優の時はあくまでアニメに出れることだけを考えておきましょう。


 



【いつから食える?】バイトを辞めるタイミングは半年後


声優は売れてもバイトをしなくてはいけないとも言われてますが、いつ頃辞めればいいのでしょうか。

声優の多くはバイトをしながら売れるまでの期間の生活費を稼がなくてはいけません。


ではバイトを辞めるタイミングなのですが、アニメとナレーションで分けてみましょう。



声優がバイトを辞めるタイミング

  • アニメ→ レギュラー2,3本
  • ナレーション→ レギュラーで1、2本とれたタイミング



今どきアニメのレギュラーだけで2,3本とれるのは超売れっ子だけですから、実際はアニメレギュラー1本+単発のナレーションが月数本、イベント、などが組み合わさったタイミングで辞める人が多いです。


(海外ドラマはシリーズ化されやすいので、レギュラー1本でレッスン費用を稼ぐために週3とかでバイトする人もいます。)


ナレーションに関しては、価格がかなり違うので場合によっては1本レギュラーとればバイトを辞めるという人もいます。


CMや番組内でよく聞くナレーションで活躍してる声優は、週3回しか収録がないのに月収50-100万円を超えている人は実は多いです。


 

アニメは数が大切

ナレーションは質が大切

ということを覚えておきましょう。





【振り込み時期にはご注意!】声優業界はすべてが不規則


声優業界はお金の振り込みタイミングがバラバラなので注意しましょう。


バイトなら翌月には確実に振り込みがされますが、声優の仕事はすべての仕事の振り込みタイミングがバラバラです。


先月やった仕事の振り込みが、例えば3カ月後だったり、1年後だったりと本当にバラバラなので、いつの間にか通帳の金額が増えているということもよくあります。


以前は半年後に振り込まれるのが一般だったので、出演が増えてきても最低半年は仕事を続けるのがいいです。


 


まとめ



声優の年収事情まとめ

  1. ランク制はアニメだけ
  2. ジュニアランクのうちに人気が出ないとアニメの仕事は減る
  3. 時間に余裕があるのはナレーター
  4. 給料の振り込みタイミングがバラバラなので貯金をしておくことがおすすめ!



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