【FX初心者脱出への1歩】負け続けている時にやめて良かったこと3選
こんにちは、勇佑です。
FXを始めて1年目は何から勉強して良いのか分からず、下記のような事を順に試しては失敗してきました。
- FX関連の本を読み漁る
- 勝てるトレード手法や使えるインジケーター探し
- インフルエンサーの真似、ミラートレード(youtube、Twitterなど)
この記事では、自分が負け続けている時にしていたことや、やめて良かったこと、最後に大事な気付きについて紹介したいと思います。
FX関連の本を読み漁る
為替相場は生き物のようなものなので、過去通用していた知識が現在通用するかと言われれば別の話になります。
AIなどの技術が進歩していることから、過去通用したトレードはAIや投機筋のターゲットにされる可能性すらあります。(投機筋:短期の取り引きを繰り返して利益を得ようとする投資家)
じゃあ本の知識は参考にしたらダメなの?
用語やどのようなチャートが存在するのか、どのような考え方があるのかを把握することは必要だと思います。
大事なのは下記2点なのかなと思います。
- 得た知識をどう自分のものにするか
- 実践で役に立つ時もあるけど、デメリットにも成りえると考えること
FX関連の本を読み漁って失敗だと感じたこと
「知識武装をしていればいつか役に立つはず」と何冊も本を買っては、得た知識をチャートに当てはめたり、実際にトレードに取り入れたりしていました。
自分が陥ってしまった思考回路や失敗としては下記です。
- 勝ち続けた時に、教科書通りのトレードさえしてれば負けないと思ってしまった
- 負け続けた時に、どれが正解の知識なのか分からなくなってしまった
- 客観視できなくなって、トレードするのが怖くなった
本だけの情報を基準にFXをしていた時、自分ならこうするという考えや計画(利確・損切)が全くなく、思考停止になっていたことに気付かされました。
FX関連の本を読み漁って良かった点
勿論良かった点もあります。
チャート分析1つとっても色んな考え方があり、ロウソク足や時間足ごとの考え方など、自分のトレードスタイルが出来上がるまでには必要な知識でした。
これからFX関連の本を買おうと思っている方に勧めたいのは、何でも良いのでまずは1冊、アウトプット・応用できるようになるまで理解することかなと思います。
勝てる手法や使えるインジケーター探し
聖杯探しと言われたりもしますが、勝ち続けられるものを探しているうちは絶対に勝てるようになりません。
勝ってる人は●●手法、●●のインジケーターを使ってるけど?
勝てる時もあれば、負ける時もある、どんな手法やインジケーターで取引をしても、ノっている時で精々勝率60%~70%くらいが良いとこだと思います。
自分は2022年3月に使っていた2つの手法で勝率90%、月次どころか日次のマイナスもありませんでしたが、たまたまその時の相場に合っていただけだと考えてたので逆に怖かったです。
手法コレクターとインジケーター探しをして至った結論としては下記です。
- 手法は複数知っておく分には、チャンスが増えるので得
- インジケーターは何でも良い
勝てる手法や使えるインジケーター探しをして失敗だと感じたこと
こちらも過去検証ツールなどを使用して、チャートで●●手法が機能するのか当てはめたり、トレードで実践していました。
自分が陥ってしまった思考回路や失敗としては下記です。
- 勝ち続けた手法で、急に流れが変わった時に対応できず大きな損失を出した
- 直近機能したインジケーターが、未来でも必ず機能すると思った
- 手法もインジケーターも参考にならなかった時、違うものを探してしまった
手法やインジケーターメインでトレードをしていた時、その手法やインジケーターが現在の相場で機能していない?と頭では分かっていても、【ルール通りにやらないといけない】と考え、不必要な損失や利益の取り損ないが多々起きてしまいました。
裁量トレードは、その時の状況に応じて対応していくしかないので、ルールや考えをコロコロ変えるのは悪いことではありません。
ただ、資金管理的には決めた事を守らないと、資産が吹き飛び続けます。(1トレードでいくらまでの損失を許容するのか)
勝てる手法や使えるインジケーター探して良かった点
手法を探して良かった点は、WトップやWボトム1つとっても、勝ちやすいパターンや負けやすいパターンが知れたことと、応用ができるようになったことです。
インジケーターは色々使った結果、自分の場合は基本的に移動平均線の200SMAのみを参考にしています。
他のMAを表示させる時もありますが、その時何が機能しているかどうか確認する程度にしています。
インフルエンサーの真似、ミラートレード
これは3つの中で一番気を付けないとダメだなと感じます。特に先出しトレードに乗っている人。
●●さんのいう通りにエントリーや利確をしててマイナスなしだけど?
これの何がいけないかというと、エントリーポイントや利確位置は分かっても、その分析過程や未来で発生した値動きを見て何を考えているかまでは分からないという点です。
自分もミラートレードをしたことはありますが、至った結論は下記です。
- 運用金額や余剰資金が同レベルではないとプレッシャーが全く違う
- 負けたトレードでも責任は追及できない、悪く言えば無責任
兼業や趣味レベルでトレードをしていきたい人や、資産を吹っ飛ばしても良いと思ってる人は参考にしても良いと思います。投資・投機は自己責任ですからね。
インフルエンサーの真似、ミラートレードをして失敗だと感じたこと
実際に勉強になる情報も多いなと感じますが、相場に絶対はないので過信しすぎるのは危険です。
自分が陥ってしまった思考回路や失敗としては下記です。
- 勝っているか負けているかも分からないのに、勝ち組トレーダーと疑わなかったこと
- 真似さえしていればいつか勝ち組トレーダーになれると思ってしまったこと
- 真似して勝てなかった時に違うインフルエンサーを探し続けたこと
高額サロンへの加入やEAの購入などは自己責任なので、よく調べてからにしてください。
じゃあアナタは?
自分がブログで情報公開しているのは、利益のお話をするなら将来的な広告収入を得るためです。
文才がないので・・・自分が実際に使って良いと感じたものしか紹介する気はありませんが。他は下記からご覧ください。
インフルエンサーの真似、ミラートレードをして良かった点
負け続けている人をウォッチしていると、負けている人の共通点が何となく分かるようになってきます。
極端な話でいうとその人と逆の行動をしていれば勝てるわけですから、自分も負けてる時は参考にされていたかもしれません・・・。
他に良かった点でいうと、知らないトレード手法が知れたことです。
ご自身の性格・資金力・今の状況などが合う人を参考にすると、自分のトレード手法を作るキッカケになるかもしれません。
自分の場合は性格的にもスイングトレードというものが本当に苦手で、合っていないと感じたのでよっぽどのチャートではないとやらないようにしています。
FXをやるにあたっての大事な気付き
紹介した3つに共通している内容になるのですが、FXで大事なのは未来を予想・分析する能力ではなく、【こう動いたらこうする】という考え方や対応力が一番大事だと気付けた時に、負けが少なくなりました。
実践に勝るものナシなので、1回でも多くリアルトレードした方が全然勉強になります。
過去検証はやりすぎると変な固定概念にとらわれてしまうので、あくまで参考程度にした方が良いと思います。
仕事上では自発的に計画したり、行動ができているんだけどな・・・
などと思う人は仕事として取り組んでみたら、何か変わるキッカケになるかもしれません。
入口が狭く、ゲーム感覚で出来てしまうところがFXの良いところでもあり、悪いところでもあると考えてます。
自分が下記のようなことを日課にしているのも、【こう動いたらこうする】という対応力と1つ1つ記憶して反省・改善するためにやってます。「10日前のトレードってどんなことしたっけ?」って考えても意外と覚えてないものです。
- 朝チャート分析をする
- 答え合わせをしながらチャートを見る
- 何を感じたか、実際にトレードできたのか
- 実際にトレードできなかったとしたら、予測していなかった動きだったのか、気持ち的な問題なのか
人間の処理能力や記憶力、反射神経には限度があるので、パニックにならないためにも3,4パターン事前予測をすることが大事だなと感じてます。
自分の場合は反射神経が鈍いくせに、短期トレードをよくやるので尚更です。
かと言って常勝トレーダーになったわけではありません。現在進行形でお粗末なトレードも多いです・・・。ただ、負け続けるというステージからは脱出できました。
【自分は常に間違っていて、正しいのは相場。勝った時は運が良かっただけ】と考えていると、勝っても負けても冷静でいられるのでお勧めです。
じゃあFXってやっぱりギャンブル?運が必要?
FXはギャンブル要素をどこまで減らして、資産を守っていくかというシンプルなものだと思います。
ギャンブルにしているのは大体自分自身です。
下記のようなことを考えながらトレードしてると、大体LOT管理がめちゃくちゃになったり、願望の方が強くなってしまいます。「何でこんなことしたんだろ・・・」とか、自分も経験があるのでよく分かります。
- 1度のトレードで大きく勝ちたい、負けたくない
- ここまでは必ず伸びるはず
- 目標まで伸びたけどあと少し
まとめると、対応力を鍛えていくことこそが、裁量トレードのメリットだと思います。
ただ機械的にやるだけなのであれば自動売買に任せれば良いわけですからね。
番外ではありますが、相場の名言・格言に【チャートはファンダで動いて、テクニカルで止まる】というものがあります。こちらは自分が手法としても取り入れているものになるので、これはまた別で紹介します。
こちらの記事がFXで悩んでいる人の良いキッカケになればいいなと思います。