【昨日のビール】

ロング缶:2本

レギュラー缶:1本

芋焼酎ロック:5杯

 

【昨日の実績】

自転車:×

筋トレ:×

お菓子断ち:×

 

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2025年1月12日の日曜日。この日は三連休の内角低めではなくて、ど真ん中。午前中はムフフに過ごしたのだがそれについては後日書くことにする。

 

14時を回った頃、家でボケーッとしていたら何やら胸騒ぎがしてきた。こ、これはっ!吞みたいセンサーがレッドゾーンをブチ破り、喉から手が出てきてこんにちわ、ではないか。うーむ、どうしよう。この時間から飲むとなると結構な言い訳が必要になる。ウブでマジメな大酒飲みの私なのだが、家族が家に揃っているのに一人でグビグビとビールを飲んで酔っぱらい始めるというのはなんとなく気が引ける。

 

「ああ、死んだおじいちゃんがよく言っていたなー。成人式の前日は昼から酒を飲まないと恐ろしい祟りに遭うぞって。あれ?そういえば明日は成人式だ。おお!じゃあ、お父さん今日はこれからお酒を浴びるね!」

 

なんて言ったら、向こう一週間は口をきいてくれない気がする。うーむ、どうしようか、、、

 

とりあえず新年会を開催するということを口実に家を出て外飲みしようではないか。なんとなく一緒に飲んでくれそうな可能性があるメンバーに声掛けしてみよう。誰もこれなくたって今日は行くぞ。私は昔から初志貫徹、行くと決めたら一歩も引かない、意地が男の杖なのさ。強い嵐をまともに受けて腕と肝臓を磨くのだ!by 大将イナカッペ


しかし、一人で飲みに行くような行きつけは近所にない。しかし行きたいお店はたくさんある。でも一人ではなんだかなー。新年あけて最初の三連休、この時間にヒマしている可能性は限りなく低いが、とりあえずあの方々にグループLINEしてみよう。

 

「明けましておめでとうございます。突然で大変恐縮ですが、本日お時間あればちょいと一杯いかがでしょうか?」

 

2秒後

 

「行きましょー」

 

T川氏だ。ブルルン、新年からエンジン全開、さすが、ヤルネ。

 

もうおひと方は既読がつかないので、とりあえず行きたい店を提案したらT川氏からご快諾の返事が来た。そう来なくっちゃ!もうおひと方というのはもちろんあの方、大酒飲みブロガーのLotusさんである。すでにこの日の記事がアップされているので、ぜひご一読くだされ。

 

 

とりあえず店が決まったので集合時間を決めよう。私はいつでも大丈夫。できれば今すぐにでも飲みたいのだ。T川氏も時間は合わせられるようだ。

 

「17時の開店狙おうか?」

 

「ガッテン!」

 

決まりだ。大酒飲みの意思疎通は光の速さよりも早い。まいったか。

 

どこかに外出していた様子のLotusさんがLINEに気づいたようで返事が来た。

 

「ちょっと遅れそうですが行きます。先に飲んでてください」

 

さすがだ。私がお誘いした大酒飲み3人衆は当日飲みの計画立案、記者発表から1時間足らずで確定、実行とあいなった。素晴らしい飲酒欲であり、今年も良い事ありそうだ。

 

午前中にかなり体を動かしていた私は足に疲労がたまっていることを感じていた。しかし、一杯目の美味しいビールを飲むためにはまだまだそれでは足りない。よし、歩いて現地に向かおう。1秒たりとも時間を無駄にしない大酒飲み精神は常に今夜の酒をどうやってうまく飲むか?と言うことに集中しているのだ。

 

といいながら開店時間も迫るし足も辛くなってきた。ここはひとつ電車で行こう。大酒飲み精神は意外と寛大な判断も下せる可愛い奴さ。


現地に到着すると店の少し先で待っていたT川氏が私に気づき、ニッコリ微笑んだ。

 

 

手みじかに新年の挨拶をすると、本日の宴が開かれるこの店の前にそそくさと歩いて行き、二人そろって入り口のドアに右の頬と肩をピッタリとつけ、店内を覗き込んだ。体を斜め45度にしてドア側に体重をかけて開店を待つのだ。これは店主がドアを開けたと同時に一番客として一気に流れ込む作戦である。大酒飲みはこのような時でも1秒たりとも無駄にしないのである。



中華食酒館と銘打ってあるところが実に良い。それもそのはず。このお店はLotusさんからおススメの店だと紹介していただいていたのだ。飲み放題食べ放題メニューがあり、しかもリーズナブルで美味しいという。

 

Lotusさんのブログを見ると、習い事で開催した昨年の忘年会、年が明けて職場の新年会もこの店でやったと書かれている。さすがに今日は他の店の方が良いのだろうが仕方がない。だって中華好きで、大食い、ウブでお茶目な大酒飲みの私が初めて行く店なのだから行ってみたい気持ちを抑えられないのだ。Lotusさん、ごめんなさい。グヒヒ。

 

 

おお!これだこれ!見ているだけで顔が緩む。しかしちょっと困ったな。Lotusさんがまだ来ていないぞ。放題メニューを頼みたいのだが、1人だけ遅れて来るとなるとスタート時間が変わってしまって面倒くさくなりそうだ。はて、どうしようか。とりあえず、LotusさんにLINEで到着時間を聞いてみる。すると、我々の困惑を察したデキる店長さんがこう言った。

 

「あとから来る人だけ2時間、アナタたちは3時間でもオッケーよ!」

 

人当たりの酔い、じゃなかった、人当たりの良い中国人店主がアドバイスしてくれた。そうであれば気にせず行きましょう。

 

「では、我々は3時間でスタートします!まずは生ビールふたつ!」

 

この時点でLotusさんのことなどすっかり忘れてしまっている我ら酒飲み2人組。

 

 

ドーン!

我々はキミを愛している!

 

 

待ってました!では今年もよろしく!

乾杯ッ!

 

 

とりあえず、チャーシューと蒸し鶏。料理はすぐに出てきた。旨し。すると私の携帯がブルっとなった。あ、わすれてた、Lotusさんだ。

 

「間もなく着きます。飲み放題は最初2時間にしておいて、あとから3時間に変更可能ですよ」

 

おお、そうでしたか!しかし、ドジで間抜けでかなり控えめな我々大酒飲みの2人は、最初から3時間でお願いしてLotusさんだけ2時間かな?なんて勝手に思っていたことは、口が裂けても言えないぞ、、、

 

 

ピータン豆腐、いいねー。

と、この時に店のドアがガラガラと開いた。お待ちかねのLotusさんだ。

 

 

ちょうど私に生ビールのおかわりが届いたタイミングである。

 

Lotusさんは店に入るなり店主に「また来ちゃいました!」と笑った。ここ数日間の間に3回来店しているお得意様である。店主は「おお、そうでしたか!飲み始めて10分、アナタも3時間でスタートね!」と、これまたニッコリ笑った。

 

話は決まった。では、生ビールもう一杯追加でお願いします!

 

 

 

さあ行きましょう!

 

 

改めまして、今年もよろしくお願いします!

乾杯ッ!

 

 

どんどん来ますよ。ぎょーざ。Lotusさんはココの餃子はたれをつけなくても旨いと言った。なのでそのまま食べたが、本当に甘くておいしかった。ニンニクが違うのかな?

 

料理の写真は全部撮ったつもりでいたが、今宵も酔いが凄まじい勢いで回ってきている。一番のおススメ、豆苗の塩炒めの写真がないではないか。他にも結構撮り忘れている。歳かな?

 

 

自称、デカ盛りハンターモドキの私は中華料理屋でチャーハンを食べないと気がこのヤロウ!じゃなかった、気が済まない。五目チャーハン、最強!

 

 

聞けばこの日、Lotusさんは昼にラーメン二郎でデカ盛りハンティングしてきたというではないか。ヤルね。しかも二郎系の中でも結構量が多いと言われる店に行ったらしい。私も1度だけ別の店舗に連れて行ってもらった事があるが、あのラーメンを食べたら翌日まで何も食べずにいられるくらいの量である。さすがのLotusさんもおかわりの2杯目はビールではなくメガジョッキのチューハイにスイッチされた。心中お察しします。あれ?ジョッキの量が増えているが気にしないぞ。さすが!

 

 

と言いながらもどんどん料理を頼む。なんといっても食べ放題、飲み放題だからね。五目かた焼きそば、ニラ玉、おお!豆苗塩炒めが写っていたぞ!

 

ここで店の入り口がにわかに騒がしくなってきた。聞き耳を立てていると40代と思われるスポーツマンチックな男が店主に交渉している。

 

男「これから20人、大丈夫?」

 

店主「20人?!準備があるからすぐはダメだよ」

 

ナニ?20人?ダメだダメだ、そんなのこの私がお断りだ。とっとと失せて違う店探しな!と、心の中でつぶやいた。せっかくしっぽりと楽しくささやかな新年会を大酒飲みおやじ3人でやっているのに20人の宴会が始まったらウルさいし、料理や酒を頼んでも出てくるのが遅くなるではないか。大酒飲みオヤジ3人は眉間にしわを寄せて店主を見つめながら「絶対に断れ!」という念力を送りまくった。

 

店主「あと20分待って、準備するから」

 

ああ、やはり我々は超能力を持っていなかったことが証明された。クソーッ!

 

「そういえば」と、T川氏がそう言ってカバンの中から魅惑のグッズを取り出した。

 

 

先日、我らがホームグラウンド、立川にある大衆酒蔵ふじに独りで行って飲み初めをしてきた際、このステッカーをくれたそうだ。ありがたい。そして全員すぐさまスマホカバーの中にそれを入れた。

 

 

宴も高輪プリンスホテル。Lotusさんは白ワインにスイッチした。ここからが本調子だ、飲むぞ!

 

 

ピータン。

 

 

キュウリの塩もみ。

 

ここで20名の団体客が店の中に入って来た。「あーあ」などと残念に思いながら入り口を見ると小学校低学年くらいの男の子と女の子が10人ほど入って来るではないか。こんな可愛いお客さんだったら全然いいぞ!もっと騒いで飲んで食べなさい!悪い方に思い込んでいた我々の想いは良い方向に裏切られたのであった。良かった。

 

 

T川氏は紹興酒にスイッチ。

 

 

エビチリも頼んだ。

 

 

どんどん食うぜ!

 

 

店主が「中国酒、美味しいよ」と言ったのでお任せでお願いした。

 

 

とりあえず、T川氏と私でいただく、乾杯ッ!それをふじステッカーが輝くスマホでLotusさんがパチリ。この中国酒は非常に美味かった。フルーティーて口当たり軽いが度数は42度、飲み過ぎに気をつけなくてはいけない。

 

 

そして私は最後の〆に担々麺を、グヒヒ。

 

 

Lotusさんはチャーハン。昼間の二郎ラーメンはアルコールと共に体内で完全に消化してしまったようだ。素晴らしい。

 

 

私は遠慮したアンニン豆腐。

 

 

甘いものより、〆のラーメンが先だ!

 

この日も、しこたま酔った私は何を話したか半分以上忘れてしまった。しかし楽しい話が延々続いて盛り上がったという雰囲気だけはしっかり覚えている。

 

そしてここだけははっきり覚えているのだが、私は翌日の三連休最終日を一緒に過ごさないか?という提案をした。お二人とも二つ返事でオーケーだ。では9時集合でよろしくお願いします!

 

この日、17時から開始された大酒飲み3人の新年会は3時間を少しオーバーして21時前にお開きとなった。

 

「明日は早いから今日はここで終わりにしましょう」

 

誰からともなくそんな感じで店を出た。

 

 

もう一軒だけイキマスカ?となりそうになったがグッと我慢の大酒飲み、今宵はお利口さんで帰りましょう。

 

 

謎の写真が一枚残っていた。

 

駅でT川氏と別れた。また会おう!あ、明日会おう!私とLotusさんは同じ駅で降りた。ここでLotusさんの体に昼間の二郎ラーメンが憑依してきたようだ。


「トイレに寄って帰ります!」


そう言ってLotusさんは改札口近辺の雑踏の中に消えていった。

 

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三連休最終日の私の提案はいろいろな意味で凄いモノだった

 

それについてはまた次回書くことにする

 

三連休の終わりが月曜日だったので今週は4日働けば休みだ

 

怠け者の私としては非常に嬉しいことである

 

今週末は息子がやっているサッカーの地区公式戦がある

 

昨年は優勝したので今年は負けられない

 

その前に土曜日はニュージョニーくんと遊びにも行きたい

 

これも楽しみなのだ

 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

週の真ん中水曜日から週末が楽しみである

 

であるからして

 

やっぱり今宵も

 

キンキンに冷えたビールで

 

乾杯ッ!

 

なのである。

ムフフフフ。