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ピッチャーの指割れには意外!コロスキンが効くのを知っていますか?

スポーツをしていると怪我は付き物です。野球の場合、爪の割れや擦り傷や切り傷によって皮膚が避けてしまったりすることもあったりします。

そんな時に意外と使えるものがあったりするので、今回はご紹介いたします。

目次

指割れには意外!コロスキンが効くのを知っていますか?

この怪我をそのままにしておくと、パフォーマンスに影響が出てしまうこともあるでしょう。

また、痛くないからいいかなと思ってそのまま放置してしまうと、その傷から入ったばい菌により、炎症を起こしてしまったり、最悪化膿してしまったりする恐れもあり、逆にパフォーマンスを悪化させてしまうなんてこともあったりします。

そのまま放置するわけにいかないことから、応急処置として絆創膏を使うことが多いかと思います。

急な止血やその後のプレーに影響が出るので、貼るに越したことはないからです。

とはいえ、絆創膏はテープですので、プレー中に力がテープにかかってしまうと、気付けば剥がれてしまっていたなんてこともあるのではないでしょうか。

そんな時に便利なのが、コロスキンという液体絆創膏です。

これは傷口に塗ってあげると薄い皮膜を作り、水に触れてもはがれないという便利なものです。

野球選手や他のスポーツ選手含め、あかぎれや指先のひびなど家庭での小傷などにも効果的なことから、愛用している人がとてもたくさんいるアイテムです。

第二次世界大戦以前より販売されていた歴史のあるコロスキンは、戦争により資料が焼失してしまったことから、どのような経緯で誕生したのかは現状わからなくなったとのことですが、昭和初期から多くの人の指先を保護してきた実績をもっているのです。

コロスキンとは?

コロスキンは、液体が凝固することで、患部に膜状の絆創膏をつくります。

凝固する液剤には、「ピロキシリン」と、「d-カンフル」という薬効成分が含まれており、皮膚を覆うだけでなく、その覆った成分が薬として治療も行うという優れた製品となっています。

1940年代には既に出回っていたそうで、当時は会社としてではなく、企業組合のような団体が製造を始めたものでした。そこから、法人化され、今日まで約70年間、販売されている歴史があるのです。

コロスキンを使う場合の注意ポイント

指割れすることが多い野球選手の場合、コロスキンを使って化膿を防ぐ人は多いのですが、使用する際には注意が必要です。

この商品は、塗ると耐水性の膜を貼り、外からばい菌が傷口に侵入できないようになっています。裏を返せば、内側にすでに入り込んでしまったばい菌は、そのまま外に出ることができなくなってしまうのです。

そのため、使用する際には傷口をしっかりと清潔な状態にしてから患部につけるようにしましょう。

また、出血している場合には、血が自然に止まった状態になったことを確認した上で使うようにしましょう。

体はもともと殺菌作用で血をとめる働きをもっています。そのため、自然と血が止まったところで、それ以上の雑菌が入らないように液体絆創膏で保護してあげるのがおすすめです。

コロスキンの意外な活用方法

コロスキンは野球に限らず、たくさんのプロのアスリートに愛用されている商品です。切り傷、擦り傷、指割れなどのトラブルが起こってから使うといった治療時以外にも、便利な使い方があるのです。

例えば、指先を使うプロ野球選手の場合、爪が割れないように爪の質を強化するという意味合いでマニキュアを付ける人が多いのですが、現在ではマニキュアよりも薬効が期待出来る液体絆創膏を爪につけることで、爪を保護する人が増えていると言われています。

また、液体絆創膏により膜を作ることで爪自身の補強を行っているといえます。

元メジャーリーガーの野茂英雄投手も良く使っていたようです。これを知った台湾の野球選手も使えってみたところ、効果的だったということで、台湾でも売られているそうです。

サッカーの場合、足の爪が割れてしまうことが多く、液体絆創膏で保護と予防、そして万が一の時の治療と何通りにも使っているようです。

コロスキンの上手な剥がし方

コロスキンは、無理にはがそうとしてもなかなか剥がせないものです。ただ、通常で2、3日で自然と剥がれてきますし、関節部分などの動きのあるような部位の場合、1日で浮き上がって剥がれてしまうこともあります。

基本的には無理にはがす必要性はないと思っていていいでしょう。また、継続して利用するのに塗り直ししたい場合は、アルコールを付けて湿らしたり、上から同じ薬剤を塗ることで、これまでのものが柔らかくなります。

そこで無理にはがさずに優しく剥がしてから塗り直しを行うようにしましょう。

また、普段の日常生活でも実際に便利に利用することができます。絆創膏だとどうしても水仕事なんかをしていると隙間から水が入って剥がれてしまったりしますが、薄い皮膜で覆っていることで、水に傷口が触れることがありません。

お風呂で体を洗うときやシャンプーするときなんかに浸みて痛いなんてこともないでしょう。ぜひ、色々なところで活用してみてください。

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