アンの愛情が楽しかった ネタバレ記事

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「アンの愛情」読了しました。
今は第4赤毛のアン「アンの友達」を読んでおります。

赤毛のアンシリーズ、本当に楽しいし面白い。そして、モンゴメリの人生訓がキャラを通して伝えてくれるのが、大変勉強になっております。赤毛のアンは立派な文学であり、とても長いお話です。頭の悪い私は、一度読んだだけでは理解できない部分が多々あるので、2周以上する予定です。

さて、アンの愛情です。

アンの愛情はとにかく恋愛一辺倒と言ってもいいほど、恋愛に満ちています。

フィル大好き

レドモンド大学で知り合ったフィルが大好きです。

私たちの愛した赤毛のアンより

男性にちやほやされながらも、勉学に励み、社交性にも富み、実家は金持ちで家柄も良い。更に気さく。性格も明るく、貧乏学生のアンたちに対して金持ちらしい態度をとったり、見下したりはしません。とにかく、頼もしい親友として活躍してくれます。

地元には二人の崇拝者がいて、いずれフィルと結婚したいと思っていましたが、フィルはどっちつかずというか、二人に追いかけられるのを面白がっている風でした。

モテていることを鼻にかけている表現もありましたが、サバサバし過ぎて、全く嫌味がないんですよね。フィルみたいな同級生がいたら、私だって惚れそうです。良いキャラを創作してくれたモンゴメリの凄さを思い知りました。

フィルは楽しく人生を送っていて、いずれ地元の二人の男性のどちらかと一緒になるんだろう…と、軽く考えていました。しかし、在学中に知り合った男性と知り合い恋に落ちていきます。

貧しい聖職者でしたが、心意気に惚れてしまい、結婚までしてしまいます。
フィルは登場時から十分魅力的なのですが、是非とも彼女の成長ぶりも楽しんでほしい。

アンの恋愛を手助けするシーンも何度かあり、胸熱なんです。

アンの恋愛

アンは、訳のわからん男たちに3回ほどプロポーズされました。
ギルバートを含めると4回です。学校の教師として着任した新天地で、ほとんど知らない農民男性から結婚を持ちかけたり。いきなり言われたので、アンは軽くキレつつも大笑いしていましたけどね。

アンがモテるのは、本当にわかる。明るい、面白い、性格良い、大人っぽい、頼りがいもある、美人、時々おっちょこちょいなところは逆に魅力的です。非の打ち所はあるのに、それが魅力になっているのでまさに最強ヒロイン。

でも、ギルバートの求愛を断るところが、イマイチ納得しなかったんですよね。気の迷いや、彼との友情を大事にしたい気持ちはわかるけれど。ここはもう一度読み込まないとわからないんだろうな。ギルバートが他の女性と一緒にいると嫉妬したり、友人のルビーギリスが彼と手紙を一往復しただけでムッとしていたのに、いざ告白されると断っちゃうんだよな。

フィルも他の友人も恋人や婚約をしているさなか、アンは一人。腹心の友であるダイアナも結婚しちゃうんですよね。そして、ギルバートにも女性の噂がつきまとう始末。

そんな中、アンの前にとんでもない強キャラが立ちはだかります。

私たちの愛した赤毛のアンより

「ロイヤル・ガードナー」君です。

名前が、またこれ大袈裟でしょ^^;

出会いのシーンが、雨に振られて濡れているところに、ロイヤル・ガードナー君が傘を持って来た…というベッタベタの展開!

黒髪、黒い瞳。大変なイケメンです。学業も優秀。性格も良い。
あのアンが心をときめかせた初めての相手です。

アンがこのまま・・・と思いきや、アンのジョークが通じなかったり、ちょっと笑いの観点が違うので違和感を感じ始めました。一生添い遂げようとする相手とは、ジョークを思い切り楽しめること。これはたしかに大事なことです。今も昔も、パートナーを探す時に先立つ物や外見の美醜にこだわるものですが、気があってジョークが通じる面白さがあれば、結構なんとかなる。ジョークと笑いの観点、すごく大事なことです。

このあたりの流れを見ているとですね…。

ロイヤルガードナーの先が…もう大体見えてしまって…噛ませ犬決定でしたな…良い人なんですけどね。

彼の妹からも「兄さんは良い人だけど、それだけの人で、あまり面白くない」みたいなこと言われてたしな^^;

結局ギルバートとは結婚を前提にお付き合いが始まるのですが、そこに至るまでに、フィルのちょっとした心遣いがあったんですよね。粋な計らいと言って良い。

やっぱりいいわ~フィル!

「アンの愛情」ではフィル好きになりました。

デートっぽいようなことを経て、求婚されてもすぐに結婚せず、ギルバートは医学の道へ。二人がどうなっていくのか…第4赤毛のアンの「アンの友達」へと続くのですが、第4巻は、アンの活躍はほぼなく、アヴォンリーの住民達の小話ばかりなんですよね^^;短編集のような形になっています。でも、面白い話もかなりあるので、楽しんでおります。

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