漫画ウィザードリィ 正伝完結 泣くしかない

※本ブログでは記事中に広告情報を含みます
にほんブログ村 ゲームブログ レトロゲームへ 

終わっちゃいました。
ウィザードリィ正伝。

本当に良い作品でした…。

最終回はレビュー書いていると、涙が出そうになりましたね。普通に読み終わった時は「いい話だったなぁ」で終わったのですが。別のブログで「ロミオの青い空」のレビューを書いており、そこでも涙をこぼしてしまいます。年喰って涙もろくなったせいもあるのでしょうけど、石垣環御大の漫画ウィザードリィ感動してしまいました。

リョウたちはトレボーを倒し、玉座の間にテレポートされました。
玉座には年老いたトレボー王。リョウ達を称える家臣たちが詰めかけていました。

画像出典:ウィザードリィ 第3巻 黎明編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

我が息子…ということはこれが正気を取り戻したトレボー王!?

年取ったな~…。30半ばかと思ったら、アラシックス、アラセブンティくらいになっています。子供を作りまくったことは覚えているんだな…ふ~ん…。その年齢でねえ…。

ワードナとトレボーを足して割ったくらいの年齢かもしれませんね。いずれにせよ、国王には、カルラのお母さんに始まり「全国贖罪行脚」してもらわねばなりますまい。やり逃げは許せませんよ?

画像出典:ウィザードリィ 第3巻 黎明編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

ああ!

サコンさん!シルヴィア姐さん!それに…モルグも!

シルヴィア姐さん、髪型がまた変わって、素敵です!御大、こまめに変えてくるので、細やかな人柄が伝わってきますね。

エリスは迷宮で会っていましたが、リョウがこれだけ喜びに満ちた表情をし、ミリアの驚いた表情を見ると、彼らと出会ったことをリョウたちに伝えていなかったのですね!現役引退している姿が本当に幸せそう…。

グッと来たわ…目頭が熱くなります(TдT)

画像出典:ウィザードリィ 第3巻 黎明編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

「王子様だぜ?ひょっとしたら」

冗談で云っているのでしょうけど、王様になるなんてたまったもんじゃないですね^^;
リョウの判断は賢明だと思います。情に熱い性格でしょうし、王様って柄でもなさそうです。その点、カルラの方が、冷静、公正に物事を判断してくれそうです。しかし、嫡子と思われる子供たちが世界中にゴロゴロいることを考えると…カルラも不安じゃないかと思うのです。

反トレボー連合軍が、適当に嫡子と言い立てて、彼らを擁して反旗を翻すかもしれません…。戦争は終わらない気がするなぁ。

画像出典:ウィザードリィ 第3巻 黎明編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

シルヴィア姐さん。どんどんきれいになっていますね。御大もシルヴィア姐さんを相当気に入ってらっしゃるのかなと邪推しています。カルラとの会話の回想ですね。王に会うためにリョウを利用したと。

でも、別にそんなことはどうでもいいことです。目的のために強いパーティーを組む。全然悪いことではありません。闇落ちした忍者もいましたし、名もなきパーティーたちも相当あくどいことをしていたはずです。そもそも、カルラは侍ですから、転職時は悪ではなかったはず。善か中立でしょうね。

わざわざ伝えることでもないのに。カルラの律儀なところも好印象です。

画像出典:ウィザードリィ 第3巻 黎明編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

アルカード!

結局人間のままでいられるのですね!ヴァンパイア系の連中は、迷宮だけでなく、この世界の夜に活動ができるそうです。ワードナとトレボーが消えたことで、行動制限がなくなり解放されたのでしょう。よかったじゃないか!ヴァンパイア達!

…、良くはないか。人間たちにとっては^^;。

人間の血を吸いたくなったら、迷宮に潜ってブッシュワッカーらの血を吸ってもらうか、家畜の血で我慢してほしいところです。ヴァンパイアロードであるアルカードが人間としてのほほんと暮らしているわけですから、人類とうまく共存してほしいものです。

アルカード様、人間の世界のシャバで暮らしていったら、相当モテますよ。「ウィザードリィ外伝ーアルカード珍道中ー」とかやってほしいくらい。

画像出典:ウィザードリィ 第3巻 黎明編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

人類にとって程々の驚異が良いようです。
このあたりは話が難しくなりそうなので、深く考えませんが、さっきも書いたように第二のトレボーを生み出さないように、共存共栄を模索してほしいですね。

アンデッド系と人類の協調。

長期連載中の「彼岸島」ですら達成していませんが(物語のテーマではありませんが)、アルカードとリョウ達を見ていると、この世界線なら彼氏彼女がヴァンパイアなんてこともありです。夫婦喧嘩でドレインとか、夢中になっている時にうっかりドレインとか、事故はありそうですけど。

アルカード登場のシーンは感動したな。
3人共友達みたいになっているし、明るい未来が予見させてくれるシーンがよかったです。

トンビもいつの間にか彼女が出来ていましたね。闘いよりも、このシーンが一番印象深いという、本当に憎めないキャラです。

サコンは王のもとで働くのも悪くない…と、士官の道を選んだようです。もう、3人共お金持ちだから、禄なんて気にしないのでしょうけど、安定した地位を気づけてよかったですね。一家安泰です。サコンは同僚や上司と無駄な時間を過ごさず、ちゃんと九時五時で帰ってきそうなタイプなんだ。

画像出典:ウィザードリィ 第3巻 黎明編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

ミリアが待っているじゃないか!リョウ!

「ちから18」の魔法使いに背中をドンッ!と押されたリョウ。後ろで笑っているシルヴィア親子が可愛い^^

画像出典:ウィザードリィ 第3巻 黎明編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

ミリアまた綺麗になっていますね。いいお母さんに、子だくさんお母さんになりそうです。
迷宮ではすぐに治療してくれたり、オフではしっかりとリョウの面倒を見てくれたり、ちゃんとやることやってたじゃないすかぁ!!

ミリア…良いね!

画像出典:ウィザードリィ 第3巻 黎明編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

リリス…。エリスと一緒になってからも活躍してくれました。エリスは、カルラと一緒になりそうな雰囲気ですね。リリスの記憶や思いはあるけれど、リリスになりきることはできません。だから、リョウへの特別な愛情もエリス本人にはさほど感じないのかもしれませんね。

エリスは滅多に笑わないし、感情を表に出すことはありませんでした。

しかし、最終章のカルラとの会話では素敵な笑顔をみせていました。リリスの明るい性格もあるのでしょうけど、カルラに対しては自分の感情を表すことに躊躇いはないようです。2人が特別な関係になるのも時間の問題でしょうね。

画像出典:ウィザードリィ 第3巻 黎明編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

「祈る気持ちを忘れなければ、いつのかまたー」

いや~…本当に良い物語でした。当時、何十刷も増刷されただけのことはあります。最後は本当に涙ぐみました。各話で、感想を沢山述べてきましたが、石垣環御大がウィザードリィゲームの特徴を掴み、RPG漫画を生み出してくれたことは、本当によかったと思いました。

冒険者たちの葛藤、過去、魔除けの秘密、トレボーとワードナの関係。

怖くて強いモンスターという描写だけでなく、古の者であるヴァンパイアロードが人間側についたりと、予想外の展開も素晴らしかったです。

著作権とか色々問題があるそうですが、石垣環御大には、令和の時代でも思い切り活躍してほしいと心から思いました。う~ん…何度も書いていますが、素晴らしい!本当に素晴らしい作品でした!

とりあえずレビューは終わりましたが、これから気になったことがあったら、ちょくちょく記事にしたいと思っています。

御大、どうもありがとうございましたぁ!!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました