週末のNY市場は大幅に反発。

ダウは600ドル高と一気に戻して、結局先週末の始値の位置まで巻き戻った格好。
60日移動平均線の上に日足が頭を出しているので、一旦はたげど待ったと見ていいだろう。
ただ、上から下がってきている20日移動平均線に頭を押さえされるような形になると再度の反落も予想されるため、まだ油断ならない。
指標やFRBの要人発言なども気になるところだが、やはりトランプ大統領の発言が一番注意すべきかもしれない。
ちなみに仮想通貨の準備に触れた発言はビットコインを押し上げたが、これが本当に実現したとして、仮想通貨がさらに上昇するのかは疑問符。
程度にもよるが、その分の資金は同調達するのかも気になるところだ。
ナスダックも大幅に反発して前日の陰線の半値付近の位置まで戻してきた。

まだ120日移動平均線の下になるため、この後の戻り売りがどう出るかによっては、再度二番底の確認があるかもしれない。
今のところ戻りに対する障害はあまりなさそうだが、今日明日の晩の動きにはまだ注意が必要だろう。
先物440円高、日経平均は底打ちとなるか
週末の夜間先物取引は440円高、37550円となった。

前日の長い陰線の半値には届いておらず、このまま戻せるかどうかはざら場次第となるが、高安の幅が1560円もあるため半値戻しにはあと70円足りなかった。
これをざら場で取り戻すのは難しいことではないが、今日は37620円を抜けて弾けることができるかどうか、注目したい。
これを受けて日経平均は反発となりそうだ。

まずは先物の終値から寄り付いて買い戻し一巡後、一旦は売りも出るだろうが、前日の日足の半値戻しは高安から計算しても37400円付近なので、これを割らずに引ければ一旦底打ちと考えても良さそうだ。
12月19日からの下降トレンドの下限が37500円前後のため、今日はそれを割らずに引けることが第一目標で、最低限、半値戻しとなる37400円付近は死守したいところ。
過去の高値ラインはあまり参考にはならないが、37674円と37887円は一応押さえておこう。
240日移動平均線の37980円まで戻せるなら、底打ちは確定で、その後は空いた窓と二番底の確認がどうなるか、今週の焦点となりそうだ。
一方で下値は前日終値の37155円付近までが最初のポイント。
これを割らなければなんとかなるとは思うが、半値戻しの37400円が上値を抑える形になるかもしれないので、その場合はもみ合いとなる可能性もある。
三日新浦となる3月は荒れそうだが、通常なら月半ばくらいまでは売られることが多い。
ただ、今年は既になので、SQも絡んで少々難しい展開も予想できるため、今週は単純に反発となるかどうか、今日明日の動きは重要になりそうだ。
日経先物時間帯目安
- 5分足 37420円を下抜けると37260円が次の目安で揉み合いに、さらに下抜けて37150円で止まれないと再度下落、上昇を維持するには37420円以上が必要
- 30分足 37340円を割らなければ戻り継続、割り込んで37200円を下抜けなければ揉み合い。
- 時間足 上値は37700円が目標、一旦そこで頭打ちとなるかどうか、下値は37370円、37270円、37170円が支えになるが、37270円を下抜けると揉み合い、37170円を下抜けると再び下降トレンドとなる可能性大
- 4時間足 37040円〜37580円のボックス圏内で、これを上抜けた後、37700円まで届くかどうか。さらに抜けられるなら反発確定とも言えるが、再び下げて37580円を割り込んでいくともみ合いとなる