まだ大引けは迎えていないが、NY市場は続落となっている。

そこがまだ見えないダウは500ドル以上の下げとなっているが、流石に日足では下値計算が難しくなっている。
月足の20ヶ月移動平均線が40000ドル付近にあるため、一旦そこが下値の目安となりそうだ。
昨晩発表されたPPIはCPIに続いて若干予想を下回っており、明日のミシガン大学消費者信頼感指数も同様の結果となると、もう一段の下げも予想されるため、ダウの底打ちはまだもう少し先となりそうだ。
ナスダックはダウに先んじて反発か、と思われたが、そうはいかなかった。

4時過ぎの時点で349ポイントの下落となっており、この後引けにかけて戻すとしても、水曜の水準が関の山ではないだろうか。
やはり関税問題はまだまだ尾を引きそうで、日柄的に来週前半には一旦そこを打つ可能性もあるとは思うのだが、この政策に対する不安は簡単には払拭できそうにない。
まだしばらくの間はこの下落ムードが続きそうだ。
先物は一時36300円を付け反落、日経平均は底打ちならずSQへ
夜間先物取引は一時36300円の安値をつけ、午前4時過ぎの時点で36500円前後となっている。

安値は切り上げてきているものの、日足の実体がこれまでよりも一段下になっている点が気になるところ。
また、高値が10月15日からの下降トレンドの下限に抑えられた格好になっている点も注意したい。
このままの形で引けると、正直底を打ったとは言い難いチャートになるため、やはり早くとも来週火曜まで底打ちは待つべきだろう。
これを受けて日経平均は続落スタートのSQとなりそうだ。

昨日は37000円台維持で底打ちの確認が出来るかと思われたがそうはならず、結局は37800円割れの引けとなった。
これでほぼ続落のスタートとなりそうだが、簡単に二番底探しとも言い切れない点が難しいところ。
月足の20ヶ月移動平均線が36600円台のため、先物次第ではあるがそれを下抜けてしまうことになり、そうなると下値の目安がだいぶ下になってしまう。
週末ということもあって、底打ち、あるいは二番底確認は少なくとも今日は無理そうだ。
NYも落ち着いていない状況から考えても、早くて来週火曜くらいまでは下値計算をしておく必要があるだろう。
その上で今日の下値の目安は36300円台と火曜の安値36000円割れ付近といったところだろうか。
逆にこれらを払拭するには36700円以上で最悪でも引ける必要はあり、37000円付近までの戻りが理想ではある。
ただ、米国市場を鑑みるとなかなか難しそうで、また為替も戻り一服といった状況のため、そう簡単に上値が取れるとは思い難いのが本音だ。